入門機EOS 9000Dがすごいことになっています。

入門機EOS 9000Dがすごいことになっています。

昨日行ってきたCP+、はっきり言って今回は「大物」がなく行く前のワクワク感は乏しかったのですが、実際にはけっこうな収穫がありました。

一つは、発売開始前の製品の試写データが持ち帰れたこと。フジフイルムGFX50SやソニーFE100mm F2.8 STMが代表ですね。

もう一つは、触れて初めて分かる良さのある新製品があったこと。オリンパスのOM-D E-M1にはべた惚れしました。

キヤノンはEOS 9000D・EOS Kiss X9i・EOS M6の発表で、順当進化版とEOS M5の下位バージョンということでさしたる期待も無かったのに、触ると「これはいい!」となりました。

K0000944182 入門機EOS 9000Dがすごいことになっています。

8000Dから見た目や機能はほぼ変わっていないようです。

触ってみて強く感じたことは

  • AF測距点が19→45点に大幅増加。あくまで見た目ですが、測距範囲も広がっているかも?
  • ゾーンAFが設定可能になりました。1点AFではフレーミングが不便、全面自動選択ではAFが遅いという時に便利なAFモードです。私はEOS 7D Mark IIでコレをメインに使っています。
  • 背面ダイヤルの質感が微妙に向上。
  • 常用ISO感度が25600まで拡張。実際に使うのは6400ぐらいかなあ?と思いますが、高感度画質の向上はうれしい限りです。
  • 撮像素子の全画素を位相差AFに使うDPAFが採用されたおかげで、ライブビューのAFがメチャクチャ速くなりました。最近は一眼レフでも背面モニタで撮影する人がとても多いので、これは歓迎されそうですね。
  • キットレンズがEF-S18-55mm F4-5.6 IS STMに変更。半絞り暗くして、グっと小さくなりました。このレンズだけでも使ってみたいです。

派手なフューチャーはまるでありませんが「入門機もよくここまで来たなあ」と感慨深いです。

小ネタ。

キヤノン最初の民生用デジタル一眼レフと言えるD30。約300万画素なのは仕方ないとして、AF測距点は3点でした!

http://global.canon/ja/c-museum/product/dslr779.html

75万円だった初代1Dは約400万画素でAF測距点45点。これと同じになったんですね。画質はもちろん大幅にアップしているはず(比較していないので想像ですが)。

http://global.canon/ja/c-museum/product/dslr780.html

特に、AF測距点45点は気持ちがいいです!「ちゃんとピンポイントで測距点を選んでくれてる!」って感じがして。

価格コムで調べると

EOS 9000D EF-S18-135 IS USM レンズキット  ¥149,389

EOS 8000D EF-S18-135 IS USM レンズキット  ¥97,800

私がEOS 8000D EF-S18-135 IS STM レンズキットを買った時は13万円少々でした。STMとUSMの価格差が実売で3000〜5000円ありますので、現在の8000Dは4万円近く値下げしたことになります。確か発売から1年たたないぐらいの頃にこの程度の価格に落ち着いたと思います。

今すぐ買うなら8000Dがお得ですが、少々待って11万円台にでもなったら9000D推しになりますね。

本当に、入門機がここまで。すごいなあ。つい先日「8000Dとシグマの150-600mmを買ってTDLでパレードを撮りたい」という相談を受けたのですが、中学生の女の子がこんなシステムを買えるような時代になるとはねえ。

「今すぐ欲しい!」人は、EOS 8000DのEF-S18-135 IS STM レンズキットを買っておくのが幸せになれます。

USMキットの方がAFが速く・レンズがスリープしないというメリットがありますが、ふつうは気にならないレベルの差です。

この記事は2017/02/24に公開され、40 views読まれました。

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