EOS 8000Dのメモリ書込速度がカードごとで違いすぎて大ミス。

EOS 8000Dのメモリ書込速度がカードごとで違いすぎて大ミス。

SDカード規格、分かりにくいですね

同じ容量のカードでも480円から5980円、1万円超えとさまざまな価格で売っているSDカード。

私のポリシーは「比較的壊れやすい物は、手頃な価格の物を買う」ですので、メジャーな製品のそこそこ安い物を数枚持っているようにしています。容量は16か32GBがメイン。あまり大きなカードを使うと、壊れた時のダメージが半端ないですから。

ここでSDカードの規格の整理。

  • サイズはSD・ミニSD・マイクロSDの3種類。小さな物はアダプタで変換できます。最近はミニSDはほとんど見ません。
  • 当初のSDカードは容量2GBまで。その後SDHCとして拡張され32GBまで使えるようになりました。現在は64GB以上のSDXCがあり、最新の機器ではどれでも使えます。
  • class10SDスピードクラスというものがあり、転送速度が2MB以上ならClass2、4MB以上ならClass4と表示されています。最近は激安品以外ではClass10以外見ないですね。
  • ところが同じClass10でも、パッケージに「転送速度○○MBと高速!」などと書いてある物もあります。規格自体が「○○MB以上」なのでその中で差が出るのですね。
  • インターフェースを改良し高速化した規格、UHS-Iという物もできました。UHS-Iはカード・使用機器の両方が対応していないと使えません。
  • UHS-Iは最低転送速度10MBからの規格です。最低Class10以上ということですね(ここポイント)。最高100MBに対応するそうです。
  • 13UHS-Iにもスピードクラスがあり、10MB以上のU1、30MB以上のU3が定義されています。

詳しくはhttps://www.sdcard.org/jp/developers/overview/speed_class/を読むと正しく理解できます、が、頭こんがらがるだろうなあ?

8000Dでライブ撮ってきました!

_MG_5540

_MG_0644

_MG_5690

8000DのAFは実に素早く、正確にダンサーを捕まえてくれました。空を大きく入れた屋外の撮影ですが、露出もかなり的確です。実にありがたい!

しかしここで大問題が発生。

基本的には1枚撮りで何回もシャッターを押すという撮影スタイルなのですが、たまには連続撮影もしたくなります。秒間5コマの威力!連続6枚しか撮れないのですけれどね(^_^;

「あ、6枚撮っちゃった!少し待たないと・・・」・・・・??・・・・・???・・・・・約15秒(*_*;

_MG_5759

いつも使っているカードは1番の「安物の王様!壊れても悔しくない!」KINGMAX32GBです。SDHCのClass10。

今回はビックカメラ・アウトレット館で入手した2番の「激安UHS-I対応!」と表示してあったメーカー不詳32GB。2番、あらためてよく見ると、Write30MBと書いてあります。ラベルは印刷ではなく、まるでプリントシールのようですが。Class10の3倍はありそうなはずですが。

途中で1番に交換しても、書込待ち時間は変わらず。

「やはり中身Kissの8000Dはバッファも小さいし書込が遅いなあ」とあきらめ、Kiss X7との2台体制で持ち替えながら撮影を続けました。

違うじゃん!

帰宅、写真の整理も終わりふと「もう少しメジャーなUHS-Iカードならどうだろう?」とPC DEPOTへお買い物に。HIDISCという聞いたこともないブランドの「読込90MB/秒・書込40MB/秒」を謳っているUHS-I U3 16GBカードを1900円で購入しました。テストが目的なので、通常使用の32GB(3500円)には手を出しませんでした。

ストップウォッチを片手に

  • 8000Dを連続撮影モードにしてバッファいっぱいまで撮る。
  • 撮影が停止してから撮影可能になるまでの時間を計る。

というのを1〜3番まで試して見ました。

結果、

  1. 15秒
  2. 15秒
  3. 4秒!!!!!!!

2に騙された〜!!!!!いや。上でウダウダと説明した通り、規格上SDカードClass10とUHS-Iスピードクラス1は同じ転送速度でも「嘘では無い」んです。

書込4秒待ちなら、一呼吸入れる・立ち位置を変えると対応可能です。15秒待ちは、ライブ撮影では実用にならないレベルです。

EOS 8000Dで連続撮影をお考えの方、たとえは運動会の撮影などでも。店員さんによく聞いて、多少高くても速いSDカードを選びましょうね。

この記事は2015/05/19に公開され、101 views読まれました。

     音楽   ,

これまでのコメント

  • HIDISCは、台湾のブランドですが東芝製のチップを使っているようです。
    見た目も、東芝製のバルク品とほぼ同じですし。

    • ぽち より:

      情報ありがとうございます!
      HIDISCはたいへん快適に使えました。バッファがいっぱいになっても1コマ/秒ぐらいで連写を続けられます。粘りがありますね。
      連写速度が落ちても、とにかく「シャッターが切れる」ことは、とても大切ですね。

  • messa より:

    ぽちさま
    こんばんは。拙い記事ですが、手持ちのSDカードでベンチマークと6Dで実測もしてみました。コストも考えると、トランセンドのUltimate良い感じでした。

    http://messa.air-nifty.com/blog2/2015/10/uhs-isd-2015-c2.html

    ご参考になれば幸いです。

    • ぽち より:

      これはすごい!
      私派も早速ULTIMATE入手してみます!
      価格、大事ですよね〜。うちではけっこう読めなくなったメディアがあるので、SDカード(CFも)は消耗品と思っています。願わくば撮影中に壊れないことを祈るばかりで(^_^;

  • messa より:

    ぽちさま、こんにちわ。
    色々と参考にさえて頂いたので、少しでもお返し出来たようで何よりです。
    6Dでの結果だと準高速60Mb/sと最速80Mb/sクラスで、思ったより書き込み枚数が
    違いました。ライブだと最速クラスを選んだ方が良さそうですね。

    私も32GB基本で使っているのと、少しでも安心感を求めて自分はメーカー製を
    選んでしまっています。でも、SDカードの突然死はほんとに恐怖ですね(T_T) 

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Jpeg画像を添付できます。

EOS 8000Dのメモリ書込速度がカードごとで違いすぎて大ミス。 - ぽちろぐ EOS R6II・R10・GR III・α7IIIの実体験お散歩カメラブログ。

Copyright©ぽちろぐ, All Rights Reserved.