腕時計・ドレスウォッチの選び方。
2020年03月30日
腕時計、何使ってますか?
例えば新宿ヨドバシカメラ時計館に行けば「世の中にはこんなに時計があるのか?!」と思います。服と違って機能性が高い物ですから、ここまで種類いらない・・とはいかず、趣味性が高い物は種類が増えるんですよねー。かく言う私も大好きです。
腕時計の分類。
大まかに分けると(異論は認めます)
- アナログ/デジタル
- 丸型/角型/その他
- 文字盤のインデックス(アラビア数字/ローマ数字/漢数字/アロー)
- ドレスウォッチ
- クロノグラフ/3針/2針/単針
- ダイバーズ
- 多機能
- クォーツ/機械式
- ボタン電池/手巻き/自動巻き/ソーラー
- 電波
- スマートウォッチ
- メタルバンド/革バンド/その他
といったところでしょうか?
これに色・素材やガラスの形状(ドームだったり平たかったり)を加え、さらにサイズの問題があります。そりゃあたくさんあるわけだ。
現在の流行は
- ソーラー電波
- ダイバーズに近い機能・性能・防水
- メタルバンド
- 大きめのサイズ(40mm〜)
- 青い文字盤
のように思います。
「ドレスウォッチが欲しいぞ!」
G.H.Bassのローファーが良い感じで、スーツの革靴にもこだわりだすと、時計も合わせたくなるわけです。靴は茶も黒も履きますから、時計も茶と黒・・と、その前にトラッドにおける「スーツと合わせる腕時計」の定義をおさらいしておきます。
- アナログ。
- 革バンド。色は靴・ベルトと合わせる。
- サイズは40mm以下。
さらにビジネス以外、パーティー等では
- 時・分の2針がベスト。3針でも仕方なし。
- 盤面は白。
- インデックスは数字無し。
となります。
「腕時計はするけれど、時間は主張しない」「あなたと会っている間、時間は気にしませんよ」というサインだそうです。矛盾の極みですが、美しい考え方ですね。
さて、本題。無いよ、そんな時計!!!!
こちら、子どもの頃に親父がくれたオメガ。調べてみると「ジュネーブ」という比較的普及モデルだそうです。当時は「つまらない」「面白くない」「仮面ライダーみたいに格好良くない(当時の仮面ライダーにはこんなグッズはありませんでしたが)」「ウルトラ警備隊みたいにテレビ電話できない!!!」とまったく興味が無かったのですが、今思えばベストのデザインです。
親父も数年前に亡くなりましたので、ふと思い出し「修理できないものか?」と銀座のオメガサービスセンターにオーバーホール見積のため持ち込んでみました。結果、「竜頭・裏蓋とも錆び付いて修理不能」とのこと。5〜6万円なら直す価値もあるかなあと思ったのですが、実に残念です。
現在のモデルを見せてもらうと、みなデカい。
盤面も青・銀・黒ばかりで、多機能モデルが主流です。メタルバンドばかりだし。まあ、価格的にもかなり無理をしないといけないのですが(^_^;
もう一つ、オメガの前にもらってしっかり無くしたTISSOTの自動巻き茶の革バンドというのもあって大好きだったのですが、現在のTISSOTには当時の魅力はありませんでした。オメガのチープ版という感じ。
さて、悩んだ。
「時間を知る」という実用一辺倒でいけば、このモデルが最高です。
カシオG-SHOCK GW-M5610。5000シリーズの電波ソーラーモデルで、同じG-SHOCKでも他のモデルよりも圧倒的にソーラー充電機能が強いです。暗闇にしまっておいても「あ!@動いてない!」ということが一度もありません。時刻合わせは言わずもがな。どんなファッションとでも合うし、一つは持っておきたいモデルです。最初はイヤだった赤いラインも気にならなくなりました。
遊びなら、こういうのもあります。
Jacopo Dondi。会心の一針!しかも24時間表示・・ほとんど時刻分からないです。老眼なので、眼鏡外してじっくり読まないと何時か分かりません。終電を気にして飲む方は絶対にはめちゃいけないヤツです。しかし飲み会で必ずウケはとれますよ。
私の腕には少々大きいのと、ドーム型のガラスの反射があまり好きではないのが残念。
それはさておき。
まずはネットで探して、目星を付けて。
ビジネス用ドレスウォッチということで、以下の条件を付けて探してみました。
- サイズは40mm以下。
- 薄型。
- ケースは銀色。もちろんバンドの留め具も銀。
- 盤面は白。
- インデックスはチップタイプ、数字は無し。
- 革ベルト。特に茶は、色にこだわる。
- 3針。
- ソーラー電波。
- カレンダー不要。
参考に価格コムの検索を掲載します。
ふむ、お話にもならない(T_T
どうにも時計というヤツは「動かないと話にならない」ので、ボタン電池タイプは避けたいところです。すると機械式かソーラー。機械式は高価なだけでなく、厚みがあるんですよね。時刻のズレは毎回合わせれば良いかと、アッサリとソーラーは断念。
やはり現物を見ないとダメだなあとヨドバシカメラ時計館へ。色々と話す内に「電波は機能のためにどうしても厚みがある」「メタルバンドでも交換できるタイプを選べば良い」との結論に。それで出てきた内の一つがコチラ。
もう一つ見たセイコーのは盤面のデザインがシャープ過ぎて気に入らず。
実はこの日は一度帰り、訪問することもう2回。予算よりはだいぶ安かったのですが、希望に見合うモデルはこれしかなく店頭でお買い上げ!
ああ、ピッタリサイズだ(^_^ /
実に薄いです。不要なカレンダーも無しでシンプル。ソーラー受光部のハニカム模様も目立ちません。精度については電波式ではないのでなんとも言えませんが、パーティは言わずもがな、営業時もそこまでの精度って要求しないし。
盤面サイズは36mmです。トレンドからすると「極小」ですが、ドレスウォッチってそんなものですよね。
ところでベルト、交換しました。幅は19mm。店頭で適当に茶を選んで交換しましたが、これが最悪。いきなりチープになりました。西武百貨店の時計売り場で「そこそこ良いかな?」と思ったものだと8500円(税別)。それも「最高!」ではない程度で。
悩んだまま帰宅し、以前買ったDaniel Weligntonの茶モデルを見ると、ベルト幅19mmじゃないですか!留め具も銀色でちょうど良いです。DWのデザインは良いのですが、いつのまにか竜頭が袖にひっかかって飛び出して止まったり時刻がずれたりするという大問題があったので、交換してしまいました。
このバンドは質感良し、色も革に表情があって大好きです。茶バンドモデルはこれで解決しました。
その後Amazonで探しまくったところ、バンドだけ買うならこれが良さそうです。
他の安いヤツは(実は買ってみたのですが)、色が明るすぎてチープでダメダメでした。
黒バンドモデルも用意したい。
国内では販売終了のSEIKO 5。
機械式のくせに1万円程度で買えちゃうというwいいのか、これで?
実はコレ、メタルバンドです。
あまりに安いし、現物を置いてある所も見つからず、さらに「どうせなら茶とは違うモデルで」というスケベ心で通販してしまいました。
結果、正解。
メタルバンドは力任せに外しました。黒バンドは茶に比べると選びやすい(革の表情が弱い)ので適当に選ぼうと思っていたのですが、Knotのバンドが18mmでピッタリ。Knotのソーラーモデルは遊び用に新しいバンドを用意するとして、付け替えてしまいました。
カレンダーがうるさいのと、かなり厚みがあって重いのですが、シチズンよりも「仕事用ですよー」な顔をしています。考えられないほどの激安モデルですが気に入りました。
シチズンの同じのを2個で、片方だけ茶バンドに替えるという選択肢もありますよ。
注意点。
- メタルバンドタイプを買う時は、バンド交換可能か確認すること。
- 特に茶のバンドは実際に色を見ること。
- ケースの色と留め具の色は合っていないと変。
- 盤面サイズは36mmがベスト。ケースの「ガワ(周辺)」が薄いタイプよりもしっかりと厚みがある方が落ち着いて見える。
- カレンダーは無い方が美しい。
- バンドの側面処理に注目。バンドは厚みがある方が美しい。ビジネスにも使うならステッチは同色が鉄則。
- 最終的には、必ず腕にはめて確認!その時計をする服装・靴で選ぶこと。
高いやつは高いヤツなりに「良い顔」をしているので、同じ傾向のとーっても高いヤツはお小遣い貯めて買います。でも今はこいつらが目的に適っています。
この記事は2020/03/30に公開され、287 views読まれました。