Adobe Lightroom Classicレビュー、新ノイズ低減が全自動で効果がすさまじい。
2023年04月19日
本日2023年4月19日、Adobe Lightroom Classic12.3がアップデートされ新機能の一つとして強力な「画像のノイズ除去」が搭載されました。AIを活用しているらしくTwitterでも「古いEOS 5Dで撮影した画像がこんなに!」と話題で、早速試してみました。
素材はEOS R10+EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STMで友人のライブを撮影したこちら。横浜のライブハウスFRIDAYです。
階段の喫煙所に集まった、新バンドが組めそうなメンツ。
10mm(フルサイズ換算16mm)・ISO12800・1/60秒・F5.6です。APS-CのEOS R10でISO12800となると粒状性はもとよりダイナミックレンジもかなり狭くなってしまいます。6400なら1/30秒、3200でも1/15秒、強力な手ぶれ補正が付いているレンズなのでISO固定でも良かった・・と後からは思いますが、撮影している最中はフレーミング・タイミングに気を取られてしまい。
結果、ノイズ低減を試すのにはちょうど良い画像となりました。
記録はRAWです。
操作は右側の「ディテール」「ノイズ除去」ボタンを押し、ダイアログの「1個の画像を強化(変な日本語です)」をクリックするだけです。MacBook Air(M1・メモリ16GB)では55秒かかります。
実行すると新しいDNGファイルが生成されます。
_MG_0534.CR3 → _MG_0534-強化-NR.DNG
Lightroomの画像一覧にも表示されます。
元CR3を調整して現像したもの。
ノイズ低減(強化?)したもの。
これはすごい(*_*;
ディテールが失われずに、また全体にノッペリしたり輪郭がいやに目立ったりもせずにノイズが無くなっています。
自動でパラメータを調整したり、完全手動でノイズ除去設定をしたりできます。
特に古い画像の救済には役立ってくれそうで楽しみです。
【追記】JPGデータ試してみました。
古い印画紙をスキャンしたデータが大量にあるため、ノイズ除去ができるか試してみました。
結果「現在、このデータ形式には対応していません」とのつれない表示。
もともと「RAWデータのノイズを強力に除去」というフレコミなので、できなくても当然ですね。「現在、」という表記に今後の対応が期待できそうです。
なおJPG→DNG(RAW)という変換サービスもありますので、こちらも試してみようと思います。
この記事は2023/04/19に公開され、135 views読まれました。