9200117035641291ぽちろぐEOS R6II・GR III・α7IIIの実体験お散歩カメラブログ。Apple Silicon「M1」搭載新型Mac購入検討資料。
Apple Silicon「M1」搭載新型Mac購入検討資料。

Apple Silicon「M1」搭載新型Mac購入検討資料。

2020年11月11日深夜、アップルは独自開発のCPUを搭載した新型マックを発表しました。発売は11月17日と、思っていたよりも早いですね。

ということで私も13インチ MacBook Air(8コアCPUと8コアGPUを搭載したApple M1チップ 512GBストレージ)をメモリ16GB、キーボードUSにカスタマイズして注文しました。

Apple Siliconとは?

これまでマックにはインテルのCPUが搭載されていました。これはまだしばらく続くようです。このインテルCPU搭載マックと並行してアップルが独自に開発したCPUを搭載したマックも販売します。このCPUがApple Silicon(アップルシリコン)です。iPhone、iPad、Apple Watchにも使われていますが、本格的なコンピュータに搭載されるということであらためて注目されています。

CPUと言えばPCの心臓部/頭脳ですので、これを差し替えてしまえば別人/まったく別の機種、なのですが!

アップルは以前も

  • モトローラのMC68000系列。
  • モトローラとIBMが共同開発したPowerPC。
  • インテルのCORE。

とCPUを乗り換えています。その度に「以前のCPUで動いていたアプリケーションをそのまま動かす仕組み」を期間限定で提供しています。CPUを乗り換える時は大幅な性能アップを見込んでいるため、いわばCPUエミュレータのようなことをやっても動作があまり遅くならないというわけですね。

具体的には2つの方策がとられています。

  • Rosetta 2。インテルMac向けのアプリケーションコードをM1コードに解釈するインタプリタ(逐次変換型)。PowerPCからインテルCPUに替わった時に採用されたRosettaの2番目ということですね。Rosettaの時は逐次変換と言いながら、一度変換したコードをキャッシュしておくことで高速化を図っていたはず。今回もそうでしょう。MacOSに内蔵されているので、アプリケーション側は何も対処する必要がありません。
    Rosettaの時は完全な動作はできないアプリケーションもいくつかありましたが、アップルも経験を積んで2はかなり自信があるようです。
  • ユニバーサルバイナリ。こちらはアプリケーション側の対処です。1つのアプリケーション内にインテルCPU用とM1用2つのバイナリコードを詰め込んでしまうと言う力業です。ぶっちゃけ、アプリケーションサイズが2倍になります!しかしインストールさえ済めば、オーバーヘッドが無いため高速に動作します。

M1の特徴は

  • iPhone、iPad、AppleWatchで使われているAシリーズと同系列のCPUです。
  • CPU、GPU(グラフィックエンジン)、セキュリティエンジン、ニューラルエンジンに加えてメモリまで1パッケージにしてしまいました。つまり「メモリ増設」は絶対に無理ということですね。
  • 1つのダイに全て載っているので、各機能が超高速に通信可能です。
  • これまでのインテルCPUに対して3.5〜5倍高速と言われています。「30%高速!」とか言うレベルじゃないですね。
  • 低消費電力です。バッテリー駆動時間を伸ばすことができ、また発熱も少なくなるはずです。

新型マックは3機種。

これまでの常識と違ってCPUに差が無い3機種・6モデルが発売されます。

MacBook Air

今回の本命はコレではないかと思っています。M1の特長をフルに活かしてファンレスです。ビデオ再生なら18時間もバッテリーが保つそうです。

ストレージ(SSD)が256GBと512GBのモデルがあります。ところで256GBモデルだけGPUが7コアという半端物です。選別に漏れたダイを使って安くしてるのかしら?かなり謎仕様です。フルスペックを求めるならば512GBモデル一択です。

どちらもSSDを最大2TBまでカスタマイズオーダーできます。

MacBook Pro

Proと言っていますが、AirとCPUの性能差はありません。

  • ファンがついていて長時間高負荷に耐えうる。
  • Airよりも大型のバッテリーを積んでいる。
  • 液晶モニターがちょっと高級。
  • マイクがちょっと高音質。
  • USB Type-Cポートが4つ(Airは2つ)。
  • Touch Bar付きキーボード。

目立つ差異はこんなところかしら?これまではメモリ32GBが選べましたが、Airと同じく最大メモリは16GBです。

512GBモデル同士で比較すると、Airとの価格差は25000円。以前と比べて差が縮まりましたね。

Mac mini

インテルCore i第8世代で止まっていたminiが復活しました!!しかも激安の72800円〜。miniは256GBモデルでもGPUは8コアです。

これにするかAirにするか悩みましたよ。

持ち歩かないなら、とてもお勧めのモデルです。

購入にあたって注意すること。

メモリは16GBまで。

CPUにオンチップなので「増設」という概念がありません。Macのアプリはメモリ食いが多いですから、必ず16GBにしましょう。2万円(税別)かかります。

MacBook AirはGPUに違いあり。

全6モデルの中でSSD256GBモデルのみGPUが7コアです。他は8コア。どの程度の性能差があるか検討もつきませんが、選別外品処分なのかなあ?

基本的にどれを選んでも性能差は無し。

カタチ・ポート数が違う程度と考えて良いでしょう。今回のモデルでは「Proは高性能!」と言いにくいところです。

OSはBig Sur。

Catalinaとかは使えません。もしもOSのバージョン依存があるアプリケーションが必要なら注意です。

BootCampは無い、、、、らしい?

起動時に選択してWindowsをネイティブで使えるBootCampは無くなった模様です。模様というのは、アップルが明言していないから。実物が届けば判明します。

Parallels Desktopは要注意。

仮想マシンでWindows等を使用できるParallels Desktopは対応を明言していますが、現バージョン16がそのまま動くのかはテストしないと分かりません。

MacProとかMacBook Pro 16″とかをちょっと想像。

M1を高速化するのにクロックを上げたり、32〜128GBといった大容量メモリを内蔵させたりとかは「ちょっと違うなあ」と思います。

これ、高性能機はM1を複数積んじゃうんじゃないですかねえ?1つの筐体の中でクラスタリングしちゃうという・・。

例えばM1を8個積むと高性能コアが32個、高効率コアが32個。メモリは128GB。この8個が並列に動作するという仕組み。GPUは数をむやみやたらと数を増やしても高速化するとは考えにくいので、M1クラスターバージョンはGPUの数を減らすとか?高速GPUを外付け・・は違うな。

M1がクラスタリングを意識して設計してあるなら、ありそうな話。

お届けは最速で2020年11月17日。

カスタマイズしなければ、お届け日は2020年11月17日〜18日と、現時点ではアップルストアに表示されています。しかし標準のメモリは8GBなのでカスタマイズ必至だよなあ〜。

私の

  • MacBook Air(8コアCPUと8コアGPUを搭載したApple M1チップ 512GBストレージ)
  • メモリ16GB
  • キーボードUS

は11月23〜25日到着予定です。楽しみです。

追記

11月16日、11月22日到着との連絡がありました。

この記事は2020/11/11に公開され、32 views読まれました。

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