LibreOfficeがApple Siliconに対応して高速化。Mac用オフィススイーツは何が良い?

LibreOfficeがApple Siliconに対応して高速化。Mac用オフィススイーツは何が良い?

2023年末、様々なアプリを入れたり外したりして不調になってきたM1 Macbook Airを初期化し、MacOS 14.2(Sonoma)としました。TimeMachineは使わず、完全にクリーンインストールなので手間はかかりましたが、なかなか快調になりました。

その際に気になったこと。

  • Mailのバックアップ→移行がとても面倒。
  • 外部ストレージにミュージック(iTunes)の音楽データを置いているため、移行が面倒。ほとんど再設定しなければならなかった。
  • コロナ禍で活躍したOBS Studio(画面録画・配信)は、再度必要になるまで止めておこうかな。
  • MacOS付属のIM(日本語変換)が大分利口になったようだが、ATOKを使い続けるか否か?
  • 昔買ったMac用Microsoftオフィス2013が、まだ起動はするものの動作が極端に遅く、再度インストールするか迷った。良い代替策はないだろうか?

さて、オフィスです。

MicrosoftオフィスOffice Home & Business 2021

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/buy/compare-all-microsoft-365-products?culture=ja-jp&country=jp

オフィスソフトで思い浮かぶのはMicrosoft Officeですね。ワードプロセッサ(死語)のWord、表計算のExcel、プレゼンテーションツールのPower Pointがセットになった事務系ソフトの代表格です。こちらはMac用の買い切り型オフィスです。WindowsとMacで2台まで同時に使用できます・・・あれ???

https://www.microsoft.com/ja-jp/store/cart?country=JP&culture=ja-jp&rtc=1

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リストには掲載されていますが、販売終了していました。

Amazonではまだ買えるようです。

販売/サポート終了間近の製品を使う意味はありませんので、早々に検討から外しました。

Microsoft 365

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365

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実質的なMicrosoftオフィスの後継です。Microsoft 365という名で、販売形態を変えています。特に記載はありませんが、WindowsとMacで使えます。

サブスクリプションで、様々なアプリケーションをアップデートを気にすることなく使えますが、毎年利用料金がかかります。しかし不要なアプリがてんこ盛りです。

Web 上で Word、Excel、PowerPoint などを無料で使用

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/free-office-online-for-the-web#

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サインインすれば、その場で様々なアプリを使用できます。

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唯一最大の問題点は、ドキュメントをネットワーク上(OneDrive)にしか保存できないことです。

しかし同ページからOneDriveにアクセスできますので、簡単にダウンロードできます。

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オフィスの使用頻度が低く、ネット接続環境が整い、あまり巨大な文書を作成しない場合はおすすめのプランですね。

  • バックアップが簡単なのは◎ポイントです。
  • 共同執筆・共同作業が手軽にできます。
  • ネット上にドキュメントを保存するため、機密性の高い文書作成には向きません。どんなに「優れたセキュリティ」を標榜していても、ネットに置いてあるデータのセキュリティを信用してはいけません。

Apple純正Pages/Numbers

そもそもMacにはApple純正のオフィスソフトPages(ワープロ)とNumbers(表計算)が付属しています。

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それぞれWordの.docx、Excelの.xlsxファイルを開くことができます。

ただし「保存」「別名で保存」でMicrosoftオフィスの形式で保存することができません。Pagesなら.pages、Numbersなら.numbersという独自の形式になってしまいます。

しかし.docxや.xlsxで保存できないわけではなく「書き出し」で対応しています。

動作も軽く画面もシンプルで良いのですが、ちょっと面倒ですね。

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LibreOffice

https://ja.libreoffice.org/

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フリーのオフィスの代表格Libre OfficeがApple Siliconにネイティブ対応しました。

調べてみるとこれまで使っていたのは7.1.0でした。今でもアーカイブからダウンロードできます。X86_64とありますので、Intelコードですね。

https://downloadarchive.documentfoundation.org/libreoffice/old/7.1.0.1/mac/

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仕事に使うので機能が充実した最新版よりも「安定性」をアピールしている7.5.9を選択しました。

https://ja.libreoffice.org/download/download/?type=mac-aarch64&version=7.5.9&lang=ja

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Microsoftオフィスと大きく異なるのは、Word 、Excelといったアプリのセットではなく統合型ということ。

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インターフェースは英語ですが、日本語も全く問題なく使用できます。起動画面の「Drop a document…」に先ほどMicrosoft 365Web版で作成しダウンロードしたファイルをドロップすると問題なく開きます。

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スプレッドシートはこんな見た目です。

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使用感はMicrosoftオフィスと多少違いますが、ほとんど問題は無くなっています。

  • Word、Excelのデータをほとんど問題なく開ける。
  • 代を経るごとにMicrosoftオフィス→Libre Officeでのレイアウト他の再現性も高まっている。
  • Excelの関数はほとんど使える(あまり難しい機能は使っていないためかも)。
  • Excelでよく問題になる「CSV形式で保存する際の電話番号頭の0の勝手な削除」が無い。データベースとの連携でCSVファイルを扱う場合は「Libre Office必携」とまで言われる。

前バージョン(7.1.0)では動作が重かったのですが、今回導入した7.5.9では爆速といえるほどになっています。

Wordはマニュアル作成、Excelはデータベースのデータ移行や一括登録にしか使わなかったので、速くなって「勝手なデータ整形をやらない」Libre Officeはベストチョイスだと思われます。

  • 出力がプリントやPDF等、個人で作業が完結する。
  • レイアウト再現性が重要なドキュメントを、データのまま他人と交換しない。
  • 他人からもらったWord、Excel、Power Pointを開いてテキストや画像を取り出して使いたい。

上記のような要望であれば実におすすめです。なにせ無料ですし。

この記事は2023/12/13に公開され2024/01/23に更新、83 views読まれました。

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