EOS 8000Dにくっつけた新兵器はEF35mm F2 IS USMです。
2015年05月02日
お散歩カメラはあくまでX7
なので、8000Dには違う役割をして欲しいなあ、と。
EOS 5D IVが出たら買うだろう(買える値段であって欲しい)けれど、それまでポートレートを撮るのに適したレンズがありません。
EF-S24mm F2.8 STMは万能ですが、絶対的に焦点距離が短く暗いため、とろけるようなボケは期待できません。
EF50mm F1.8IIはボケ量は大きいのですが、少々ボケ方がうるさい感じがします。F5.6より絞るとボケの形もカクカクしてくるのが目立ちます。画角も80mm相当と、ポートレートレンズ85mmに近いのですが、私の撮り方に合いません。私は標準レンズ派です。
候補はシグマ30mm F1.4 Art、EF28mm F1.8 USM、EF28mm F2.8 IS USM、EF35mm F2 IS USM、シグマ35mm F1.4の5本です。
- シグマの35mm F1.4は価格と重さで早々に予選落ちw
- EF28mm F2.8 IS USMは換算45mmと良いのですが、24mmと画角が近すぎ暗いため、選考落ち。
- EF28mm F1.8 USMは以前使ったことがあるのですが、描写が好みでは無かった。
- 結局、シグマ30mm F1.4とEF35mm F2 IS USMの一騎打ち。シグマ4万円強、キヤノン6万円強です。
8000D入手時についてきた18-135mm F3.5-5.6 IS STMが意外と良く(最新設計だから当たり前か?)、焦点距離まるかぶりのEF-S17-85mm F4-5.6 IS USMとEF28-105mm F3.5-4.5 USMをたたき売って資金作りです。
例によって中野フジヤカメラで試写させてもらうと。
- シグマ30mm F1.4は期待通りボケ量が大きく良い感じです。が、開放ではパープルフリンジがかなり強く出ます。1段絞れば消えますが、絞るとF2.0と同じになってしまいます。
- 対してEF35mm F2 IS USMは、期待以上のボケ具合。ボケ味も好みです。あらためて比べるとシグマはボケ量は大きいのですがうるさい感じがします。パープルフリンジは、キヤノンはまったく出ません。
- 換算48mmと換算56mm。焦点距離の好みは30mmのシグマです。今回は「ポートレート用」なので、50mm前後であれば多少長くても許容範囲です。スナップ用なら長いのは没ですが。
- AF速度はキヤノンの圧勝!「ピッ」と合うのと「フイ〜〜〜ン」と合うのの違い・・って、擬音じゃ分からんですね。
- 大きさはコンパクトで重く感じるシグマと、大柄で軽く感じるキヤノン。これは好みが分かれると思います。
- 手ぶれ補正はキヤノンのみ。これ、かなり効きます!少なくとも背面モニタで見る限り、手ぶれがまったく分かりません。帰宅してからPCで見ても、EF35mmはまったく手ぶれしていませんでした。
- EF35mm F2 IS USMはフルサイズでも使えますが、シグマはAPS-C専用です。
性能的にはEF35mm F2 IS USM有利です。問題は価格。ちょうど2万円、EF35mmの方が高いのです。シグマなら下取りに2万円少々足せば買えますがキヤノン派4万円少々必要です。「APS-C使うのは一時のこと」と思えば割り切ってシグマにするところですが、フルサイズに対するスケベ心が悩ませてくれます。
結局、描写にこだわってEF35mm F2 IS USMを選択しました。これが装着した8000Dの勇姿!
大ぶりなフードには小さなロックスイッチが付いています。実際には画角が狭くなっているので、フードとしての役割は小さいのですが(^_^;
こちらは逆から。
ホールディング性は抜群です。まるでセットの標準レンズのようです(40年前はキットレンズと言えば50mmでした)。
ちょっと痛い出費でしたが、しばらく使ってみると痛みは霧散しました。
これ、フルサイズいらなくね?
まだ肌色写真は撮るチャンスがありませんが、鮮鋭度・ボケ方・色乗りもろもろ、「APS-Cはこんなもんだよね」というあきらめを感じません!
すべて開放で撮ってみました。
新型2400万画素センサーがよほど良くなったのか、「早くフルサイズ買いたいよー」病が治まってしまいました。
56mm相当という画角も街中スナップでなければ使いにくさは感じません。EF40mm F2.8 STMの換算64mmだと、さすがにちょっと望遠すぎるのですけどね。
EOS 5D MkIV+シグマ50mm F1.4を夢見ていましたが、切望感・飢餓感はほとんど無くなりました。いいですよ!これ!あくまでポートレート用に!普段使いはEF-S24mm F2.8 STM推しは変わりません。
ポイントでおまけ購入
以前買ったベルボンのジオ・カルマーニュ443。
軽いし丈夫だし背が高いし、と良いことずくめなのですが、私の好みに合わないことが一つ。クイックシューです。
アダプタをカメラに取り付けて、それから三脚に固定。手持ち撮影の時はそのアダプタがけっこう痛かったり、バッテリ交換の邪魔になったり。三脚撮影がメインの方はこれが良いのでしょうが、私はほとんど手持ち撮影です。
けどね、三脚の雲台ってかんたんに交換できるのです。
買ったのはこちら。2400円ぐらいでした。
ヘッドにネジが埋め込んであってクルクル回ります。このスタイルはベルボンのみだと思いますが、スリックの三脚にだって取り付けられます。ねじサイズは共通規格ですからね。ジッツォにだって着くんじゃないかな?
これは2.5kg対応モデルですが、3kg用・4kg用と、お金を出せば強い物もあります。超望遠を使うことも無いので、これで十分。EF-S55-250mm IS STMを8000Dに着けても2Kgも無いですからね。
クイックシュー雲台は完全に余り物状態。こんなのでもフジヤカメラで引き取ってくれるかなあ?何かのついでに持って行ってみよう。
機材を揃えてるのもライブが控えているから
5月17日(日)は、茅ヶ崎サザンビーチで行われる湘南祭。5月30日(土)は鶯谷でワンマンと「いとしのエリーズ」のライブが控えています。夏になればほぼ毎週!
屋外・屋内・昼間の強い陽射しから暗い照明のライブハウスまで。ステージ真下でダンサーとふれあうほど近くで撮ることもあれば、観客(多いと数千人)の後ろから撮ることもあり、と、様々な状況に対応しなければなりません。
商売じゃないんで、1DXを2台に大三元ズームなんて贅沢はできません。
こんなん撮ったりする時は35mm。
こんな撮る時は10-18mm。
ほとんどは標準ズームで。
動けるように体力もつけねば〜!
この記事は2015/05/02に公開され、82 views読まれました。