iPhoneカメラ、モヤっとする対策。
2025年10月01日
iPhoneで撮った写真、
- なんとなくモヤっとする。
- ピントがハッキリしない。
- 色が甘ったるい。
- いかにもiPhone臭い。
といったことありませんか?
一眼レフ・ミラーレスカメラと違って「持って出るのを忘れる」なんてことはありませんから、スマホカメラ、やはり使いますよね。しかし上記のような不満があるのも確かです。
「iPhoneカメラの性能の問題だから仕方ない…」
と諦めるのは尚早です。
(ある程度は)ちゃんとカメラで撮ったように近づけることができますよ。
キレイにしよう。
ぽちろぐのiPhoneは15 Pro Max。もう二世代前とか早すぎますね(^_^; しかし機能・性能・容量とも十分なのでまだまだ使います。
使い方が荒っぽいのでキレイとは言い難いのですが、レンズはサファイアクリスタル製レンズカバー付きなので小傷も見えません。しかし皮脂汚れすごいな…。
真っ白。
これを防止する方法が無いかと探しましたが、レンズカバーくらい。保護フィルムもありますが、レンズ自体に粘着シールで貼る仕様なので画質劣化が見込まれます。
こまめに拭きましょう!
ちゃんと清掃する時はスマホカバーを外して。レンズ部分の清掃にはこちらがお勧めです。
カメラ界(?)では定番です。不織布ベースなのでチリが残りません。事前にゴミは吹き飛ばしておきます。
ところで、iOS26の「設定」「カメラ」に「レンズクリーニングのヒント」が追加されました。未だに警告が出たことはありませんが。ONにしておいて損は無いと思います。
RAWで撮影。
それにしても「色味」の問題は解決しません。
こちら、iPhoneで「撮って出し」です。甘ったるい・ネムい印象です。
これをRAWで撮影して、調整してみます。調整にはAdobe Lightroomを使いましたが、RAW現像アプリならなんでもかまいません。
まず、一番犯人臭い「プロファイル」を「Adobe標準」に変更しました。
なんと!こんなに全体を平均化したデータなんですね。
色温度・明るさ・シャドウ・黒レベルを調整します。
パッキリ!としました。
白飛びするところは飛び、黒つぶれするところは潰れ、色味も自然になりました。
- 色温度:電球色・日光色といった、光の色です。蛍光灯だと緑っぽいとか。
- 明るさ:RAWデータのままだと暗すぎたり明るすぎたり、かなり極端です。「自動露出が効いていないのでは?」と思われるデータによく遭遇します。なぜそうなっているのかは不明です。これをメイン被写体がちょうど良くなるように調整します。
- シャドウ:「暗いところの明るさ」です。分かりやすいのは、はなの瞳です。黒い毛に目が埋もれてしまいがちなのを救ってくれます。
- 黒レベル:「どのくらいの暗さまで黒にしてしまうか?」の調整です。下げる(スライダーを左にする)ほど黒つぶれします。
この4点を適切に調整するだけで、iPhoneのRAWデータが見違えるようになります。
思うに。
iPhoneのJPG撮って出し写真は、ハイライトを極端に抑えて「暗部〜明部までよく見える」ような仕様になっているのだと思います。
Lightroomの設定で「ハイライト」をグーっと下げるとiPhoneっぽい写真になります。
■RAWを調整
■撮って出し
■調整したRAWのハイライトを一番下げた物
HDR(High Dynamic Range)というものが流行り、「ダイナミックレンジが広く見える」のが良いという風潮です。HDR自体は悪いことではないのですが、なんでも一律に処理されてしまうのは考えものですね。
自分好みの調整を探ってみてください。
この記事は2025/10/01に公開され、0 views読まれました。
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