温故知新SIGMA Art 24-70mm F2.8 DG OS HSM、高画質ってこういうことか。
2025年12月10日
今さらながらSIGMA Art 24-70mm F2.8 DG OS HSM(キヤノンEFマウント版)です。
これまで24-70mmと言えば
- EF24-70mm F4L IS USM
- EF24-70mm F2.8L IS USM
- RF24-70mm F2.8L IS USM
と手を出してきましたが、コンパクトさや望遠の物足りなさで
- EF24-105mm F4L IS USM
- RF24-105mm F4L IS USM
- RF24-105mm F4-7.1 IS STM
- RF24-240mm F4-6.3 IS USM
に乗り換えていました。
満を持して手を出したRF24-70mm F2.8L IS USMは、カリカリ過ぎて好みではなく、RF24-105mm F4L IS USMのボケ味が意外と良かったのでそちらへ。
RF24-240mm F4-6.3 IS USMは手放してしまいましたが、ライブでは大活躍!特に望遠端が使い物になるので再度入手したいところ。
RF24-105mm F4-7.1 IS STMはコンパクトさに惹かれたはずだったのだけれど、意外と大きく重く暗く画質もLレンズとは大きく異なり、結局は安さだけだった気がします。
さて、SIGMA Art 24-70mm F2.8 DG OS HSM。スペックをおさらいしましょう。
- 絞り羽根枚数:9 枚(円形絞り)
- 最小絞り:F22
- 最短撮影距離:37cm
- 最大撮影倍率:1:4.8
- フィルターサイズ:φ82mm
- 最大径×長さ:φ88mm×107.6mm
- 質量:1,020g
こいつをEF-Rマウントアダプターを介してEOS Rに取り付けます。
なかなか洒落にならない大きさと重量です!
昔使っていたキヤノンF-1(新)+モータードライブMF+サーボEEファインダー+FD50mm F1.4 S.S.C.+グリップストロボ(GN56)とまではいきませんが(^_^;
とうてい「お散歩カメラ」で毎日持ち歩くのは無理そうです。
しかし
- 花撮り
- 仕事
- ポートレート(!)
のように目的がはっきりしている場合は良さそう。で、まずは「描写を確かめなくちゃねー」と、光が丘ローズガーデンへ撮影に行きました。お天気良くて最高!
「レンズは絶対単焦点!」だったぽちろぐが、愕然としました。
このレンズ、こんなに良いボケ味だったの?
F2.8ですから大ボケとはいきませんが、穏やかでトロけるようなボケですね。解像度がウリのレンズとばかり思っていましたが、色ノリが良くコントラストも高く、なによりボケがなめらかです。これは「撮影目的外出」の場合、候補No.1です。重いけど…。
- ズームリングはなめらかです。ひっかかりはありません。回転角も適正です。
- ズームリングの位置は先端のため、少し触りにくいです。これはマウントアダプターのおかげでカメラから遠くなっているためですね。
- AFはスムーズで高速。被写体認識AFは全く問題ありません。ほぼ無音です。
- 最短撮影距離37cmは助かります。明るい屋外では、レンズの大きさ故に影に気をつけなければなりません。
- フィルター径は82mmなので、なかなかお高めです。
遠景をF8まで絞り込んで撮りました。暗所のディテールもよく残っているのが優秀です。
だいぶ前に使っていた35mm、50mm、85mm。どれも素晴らしいレンズだったのですが、とにかく大きく重くて。F1.4とのトレードで、3本分の描写を1本で賄えると考えれば24-70mmは軽いのかな?あらためて50mmと135mmあたりと、70mmマクロが欲しくなってしまいました。
EFレンズ、まだまだイケます。優秀なレンズを忘れているだけのようです。ほぼユニバーサルマウントと化している現在、いっそボディはどのメーカーでも良いです。SONYでもニコンでも。EFレンズで揃えておけば(最新機能に対応するかは別として)、いろんなボディが使えちゃいますね!
問題はシグマが順次EFマウント版を製造中止にしていることです。24-70も50も生産中止。流通在庫と中古しか入手できません。しかし中古は豊富なので入手は難しくないでしょう。
いやあ、これは良い買い物をしたわー!
この記事は2025/12/10に公開され2025/12/11に更新、9 views読まれました。

























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