マイナンバーの「個人番号カード」はホームページで申請できます。
2015年12月01日
https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse/pc.html
「個人番号カード」「申請」で検索すると上記ページが見つかるそうです。
馬鹿じゃなかろうか?
正規サイトはSSLでちゃんと情報保護しています。「たっぷり予算使って作ったんだろうなあ〜」感あふれる、きちんとしたサイトです。テイストがネットでの国勢調査サイトとそっくりなのはここでは問題にしますまい。
うちにもついにマイナンバー通知が届きました(受け取り拒否などと無駄なこともせず開封しました)。
「個人番号カードはネットでも申請できるらしい」というので読むと「個人番号カード 申請」で検索せよと。
早速検索。
「個人番号カード総合サイト」ww実に香しいニオイのするサイト名ですこと。総務省が進めているのに「個人番号カード総合サイト.GO.JP」。この時点でアウトじゃないですか?
その下に総務省のサイトがあるおかげで、上位表示されている個人番号カード総合サイトの胡散臭さが際立っているという罠です。
しかも間には、BLOGOSさんの「内閣官房やらかした」ニュースが表示されています。もう笑うしかないですね。
「個人番号カード総合サイト」はいかにも嘘くさいので、まずは総務省のサイトを見てみます。
なになに?申請方法の詳細は「申請方法の詳細については地方公共団体情報システム機構HP別ウィンドウで開きますをご覧いただくか」と小さく書いてあります。リンクを開くと「個人番号カード総合サイト」です!
- 「地方公共団体情報システム機構HP」と「個人番号カード総合サイト」でサイト名が違う。
- 総務省のサイトは字が小さく、イラストも稚拙でとても読む気にならない。とうてい「常人には意味不明なことを丁寧に教える」ようにはできていない。
- 総務省のサイトに書いてあることはすべて「個人番号カード総合サイト」に書いてある。つまり、総務省のサイトには「個人番号カード総合サイト」へのリンクを張ればいいだけ。
- こんな見にくいページでも「馬鹿げた予算」を使って作られていることを知るべき。ふつう1ページ1万円で作られるとしたら、官公庁サイトではだいたい50〜100万円が動く。「徹底した校正&チェック」とか訳の分からん細目で。
- 内容に修正があった場合、2つのサイトを直さなければならず、予算も倍かかる。
マイナンバー制度は、本当に利権のために実施されたのだなあと再度思い知らされました。
ダマシ
「個人番号カード」「申請」でトップに表示されることは、実はそう難しいことではありません。政治的な力・金の力が働いていれば別ですが。
実際問題、うさんくさい「個人番号カード総合サイト」のすぐ下には総務省サイトよりも上にBLOGOSさんのニュースが表示されているわけですし。
例えば「個人情報カード 申請」「マイナンバーカード ネットで作る」等の勘違いしやすい検索語なら、もっとトップをとることは簡単だと思います(面倒くさいし、収益にもならないのでやりませんが)。
悪いやつならそこから偽サイトに誘導し、マイナンバーやネットに詳しくない人に「メールアドレスとマイナンバーを入力してください」などとできますね。そもそもマイナンバーに詳しい人がいるかが疑問ですが。
私ならアクセスした人に
- 名前を入力してください。パスワードをお知らせします。パスワードはランダムに生成されますので必ずメモをとってください。
- お近くの区役所・市役所の「個人番号カード交付窓口」に行き、名前とパスワードを口頭でお伝えください。
- パスワードは・・・・・
- おっぺけぺー
- おーもうれつ
- ががばば
- あっちょんぶりけ
- ぱうろでいぇごほせふらんちぇすこどぽーるじゃんねぽむちぇーのくりぱんくりすぴあのどらさんちしまとりにだっどるいすいぴかそ
なんて嘘サイトを作ろうかと。面倒くさいので止めましたが。
本記事最初のリンクはいかにも嘘くさいですが偽物ではありません。ご安心を。
この記事は2015/12/01に公開され、26 views読まれました。