EOS 5D Mark IVはライブ撮影で使いやすいカメラになるでしょうか?
2016年08月20日
デジカメinfo、Canon Rumores、Canon Watchからの噂や確定情報をまとめると以下の通りです。
- 発表は8月25日、発売は不明。価格は本体のみ38万円程度?
- 15万RGB+IR測光センサーによるEOS iSA+EOS iTR AF。やっと、やっと来ました!
- AFはF8と-3EV対応。
- 61点AF。
- 常用ISO感度100-32000。数値上は25600からちょっとだけアップしました。
- 秒間7コマの連写。
- バッテリーはLP-E6N/E6で変わらず。助かります。
- 約3040万画素センサー。
- DPAFとデュアルピクセルを活用した全く新しいデュアルピクセルRAW。イメージマイクロアジャスト、ボケシフト、ゴーストリダクションの3つの機能が提供される。ちょっと分かりにくいですが、イメージマイクロアジャストはたいへん魅力的です。
- 液晶モニタはタッチ式。EOS-1D X Mark IIと同様ですね。
- 4K動画搭載。
私にとって重要度の高い順に並べてみました。
なによりEOS iTR AFの被写体認識AE・AFが最大のポイントです。ライブ撮影では激しく動き回るボーカルやダンサーの顔を1点AFで追いかけながらフレーミングを変更することは至難の業です。かといってボンヤリと多点測距に任せるとロクなことにはなりません。
高画素測光センサーによる被写体認識はAEも正確にしてくれます。AFでは顔認識までしてくれます。EOS 7D Mark IIで実際に試すと、夜のライブ撮影など条件の悪い場合には「肌色を追いかけてくれる」程度になってしまいますが(^_^;
-3EVまで効くAFはEOS-1D X Mark IIと同等ですね。ライブで-3EVはなかなか無いですが(観客も見えない!)、それに伴って暗所AF性能が上がっていれば歓迎です。
常用ISO32000は前回の25600から1/3段アップと控えめですが、一番使いたい3200-12800の画質が上がっていればOKです。
デュアルピクセルRAWは、説明を読んでもよく分かりません。解像感・ボケに有効なようですが、ピント位置調整とは違うようですね。
デュアルピクセルRAWを除くと「劇的」と言えるセールスポイントは無いようですが、実に「欲しかった」機能と性能です。特に上位機種では堅実さを追い求めるキヤノンらしいMark IVだと思います。
EF24-105mm F4 L II IS USMもキットレンズとして発表されるようです。先代をEOS 5D Mark IIで使っていましたが「価格はそこそこ・使い勝手良し・性能もそこそこ」でした。新型は大きく重くなるようですので、解像度・歪曲が大きく改善されていることを期待します。対抗馬としてシグマの24-105mm F4もありますが、AF速度はEFの圧勝ですから、ライブ撮影用には純正しか考えられません。
もう来週、発表されたら銀座キヤノンギャラリーにも展示されるでしょうから、見に行こうかしら?
この記事は2016/08/20に公開され、44 views読まれました。