メモ:ボケの「量」に関する定量測定(というか、計算)。
2017年01月16日
私のシステムは現在、キヤノンのAPS-C機で固まっています(早くフルサイズに戻りたいなあ)。
なんでAPS-C?というと、手頃な価格で買える高速AF機、常時携帯できるコンパクト機、いずれもAPS-Cマシンだからです。
ところで、レンズ。
キヤノンのAPS-Cサイズは他社(ニコンやソニー)より少しだけ小さく、クロップ倍率が1.6です。他社は主に1.5、シグマは1.7、ペンタックスは1.55かな。私が大好きな50mm相当の単焦点となると、35mm F1.4を使ってもフルサイズ換算56mm相当と少し狭くなってしまいます。
画角は56mm相当ですが実焦点距離は35mmなので、ボケ量はそれなりとなります。
ボケは、ボケ量とボケ味の2つで評価されます。ボケ味については各種収差の匙加減で大きく変わってきます。「安い・明るい・軽い」三拍子揃ったEF50mm F1.8 STMは、ボケ量はそれなりに大きくとれますが二線ボケで少しうるさいボケ味となっています。
理想は
- 開放で大きなボケを期待できる。
- 合焦面はシャープで解像力が高い。
- 開放でもコントラストが高い。
- ボケが穏やか(ボケ味が良い)。
です。
ボケ味に関しては各レンズごとに評価せざるをえませんが、ボケ量は定量的に判断できるのでは?と調べてみると以下のページを見つけました。
http://photo.nyanta.jp/PortLens.html
よく調べた&計算したなあ(^_^ /
35mm F1.4では50mm F1.4の74%程度のボケ量しか期待できない、と。逆に50mm F1.8(78%)とは同等のボケ量を期待できるわけです。私が所有するシグマ35mm F1.4 ArtとEF50mm F1.8 STMは、被写体が同じ大きさになるように撮れば同等のボケ量になるわけですね。
このページ、とても参考になります。素晴らしい!
願わくばもっと広角レンズやF2、F2.8クラスのレンズをリストに追加してくれると良いのですが。
この記事は2017/01/16に公開され、48 views読まれました。