K&F Conceptの新製品ND2-ND400可変NDフィルターレビュー。なめらかビデオ撮影。
2021年06月13日
K&F Conceptから新製品が2つ届きました。
K&F ConceptはAmazonプライムデー(2021年6月21日〜27日)に20%〜30%オフのディスカウントコードが発行されますので、この機会にぜひ。
https://www.amazon.co.jp/stores/page/609402B9-F2DA-4E69-BD2C-C46EB714AA30?channel=KFJP
第一弾は「背景をボカしながらなめらかなビデオを撮れる可変NDフィルター」です。
ND2-ND400フィルターの公式ウェブサイト:https://www.kentfaith.co.jp/KF01.1466?tracking=5db2b1ddb0de4
なんと、立派なレザーケースに収納されています。
私の手元に届いたのは最大径の82mmタイプ。RF24-70mm F2.8L IS USMに使用可能です。まだ持っていないので、今回はステップアップリングを経由してRF85mm F2 ISマクロで使用します。
さて、根本的な疑問。
「きれいなビデオを撮るのに、なんでわざわざ暗くするNDフィルターが必要なの?」
- NDとは「Neutral Density(中立濃度)」の略で、雑破に言ってしまえば「減光フィルター」のことです。
- 可変ということで、1/2〜1/400まで減光できます。
- 暗くするので、シャッタースピードを遅く、絞りを開けなければなりません。
- デジイチ/ミラーレスのビデオモードでは、シャッタースピードが速すぎると映像がカクカク・ギラギラした感じになります。だいたい1/60秒くらいがなめらかに見える限界です。
- 明るい所で撮影すると、通常のカメラの最低感度ISO100でも1/500秒以上・F5.6以上となります。これでは「ボケない」「カクカクする」になってしまいます。
- 「絞りはなるべく開放で背景をボカしたい」「シャッタースピードはなめらかな動画に仕上がる1/60秒以下で」となると、NDフィルターの出番です!
説明が長くなりましたが、
明るすぎるときれいに撮れないから、ちょっと暗くしちゃおう!
というのがNDフィルターの役割です。その「暗くしさ加減」が状況によって異なるため、可変NDフィルターが必要なのです。
実際に見てみましょう。EOS R5+RF85mm F2 ISマクロ、全てTvモードで1/60秒に設定しました。
フィルター無しで撮影するとF13です。
アヤもはなもしっかりピントが合って、背景もしっかり見えます。
NDフィルターを取り付けました。ND2の状態で、F8です。
まだ、特段に「ボケた!」という印象はありませんね。
NDフィルターを回転してF4になるように設定しました。
背景が柔らかくなりました。
NDフィルターを回転してF2になるように設定しました。ND8〜16程度と思われます。
明らかに背景がボケて、アヤだけにピントが合っています。はなもボケボケ。
使用上のポイントは
- 動画撮影に使うレンズが決まっていれば、フィルターサイズはそのレンズに合わせて。62〜82mmから選べます。
- 数本のレンズで使うなら最大径の物を購入して、ステップアップリングを使うとお得です。
- フードが使えなくなることが多いので、入射光には注意しましょう。
もちろんスチル撮影でもND400という高濃度減光フィルターとして活用できます。川の流れなど、不思議な表現にはうってつけです。
今回もK&F Conceptは高品質低価格で、手を出しやすい&実用性が高いアクセサリーでした。
この記事は2021/06/13に公開され、67 views読まれました。