超・超広角12mm、Voigtländer Ultra Wide-Heliar 12mm Aspherical IIとα7RIIIの世界。
2018年01月17日
Voigtländer(フォクトレンダー/Voigtlander) Ultra Wide-Heliar 12mm Aspherical IIです。超・超広角、対角線画角121度、水平画角推定110度以上、垂直画角推定90度以上!
要は、部屋の隅から撮影すると両側の壁が写るということです。
うっかりするとすぐに指が入ったり、足が写ってしまいます。
こちらは「うっかり」ではなく、今年初の氷を撮りました。
1m先の女の子が、こんな遠くに撮れます。
裏の畑、いつも「こんな景色だよ〜」と紹介したかったのですが、やっとイメージ通りに撮れました。
バナナ公園のすべり台。他にもバナナモチーフの遊具があります。
コントラストが非常に高いので、影を撮ると楽しいです。
街並みって、例えばショーウィンドウを撮ったり「切り取り」をするのも楽しいのですが「こんな街!」というイメージは超広角の方が伝わるなあと思いました。
ちなみにテーブルフォトを撮ると、こんなに遠いです。最短撮影距離50cmですから、アップは苦手ですね。
ラーメンの美味さは伝わってこないわ〜(^_^;
Voigtländer Ultra Wide-Heliar 12mm III(3)はEマウント版もありますが、こちらはVMマウント(コシナのライカM互換マウント)です。
ポイントは
- 中古で安かった。
- IIはフィルターが付けられる!薄型タイプでなく普通の厚みのやつが付けられます。
- たいへんコンパクト。12mmというとシグマの12-24mm F4 Artがありますが、数分の一のサイズです。
- Eマウント版はα専用になってしまうが、VMマウントなら将来キヤノンのフルサイズミラーレスにも使える。
といったところです。
中古はなかなか玉数が無いようですが、とてもお勧めです。α7・9使いの方は迷わずEマウント版のModel IIIを購入するのが良いでしょう。
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フォーカスリングを1mに合わせて被写界深度目盛を見ると、0.5mから無限遠までピントが合うことになっています。
「なにこれ、すげー!」と思いましたが、あくまでフイルム時代の「錯乱円」に即した指標です。α7RIIIの4000万画素超では、これほどの超広角レンズでもシビアなピント合わせが要求されます。F11ぐらいまで絞れば本当に深井被写界深度となりますが、F5.6ではピントを外すとなかなかかっこ悪い写真になります。
これなんて、0.5m指標で撮っているのにピントは樹の後ろの地面に合っています。
さて。
しばらく使っての感想です。
- 周辺減光がとてつもなく大きく、それが魅力的。
- 青がきれい。
- α7RIIIで使うとピントはシビア。ピント位置拡大は必須です。拡大表示しないと、どこにフォーカスしているかほとんど分かりません。
- 歪曲ゼロ。掲載写真はデジタル補正していませんが、直線がすべてまっすぐです。
- 水平をしっかり取らないと非常に不安定な画になる。
- 解像度はそれなり。
とても楽しいレンズで大満足です。
この記事は2018/01/17に公開され、165 views読まれました。