【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

フルサイズミラーレスα7III発売とだぶり少々影が薄くなった感のあるEOS Kiss M(ダブルレンズキット)を予約入手しました。ぽちろぐ初のホワイトモデルです。

MG 1688 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

EOS Kiss M+EF-M22mm F2 STM(フルサイズ換算35mm相当)とα7RIII+MC-11(マウントコンバーター)+シグマ35mm F1.4 Artの比較です。同じ画角で撮れるミラーレスですが、数倍の差がありますね。

早速試写

早速試してみました。LightroomがEOS Kiss Mにまだ対応していないため、JPGでの撮影です。

IMG 0002 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

IMG 0005 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

IMG 0008 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

IMG 0040 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

IMG 0047 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

IMG 0049 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

IMG 0053 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

IMG 0060 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

IMG 0061 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

IMG 0064 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

瞳AF

シャッター半押しで機能する「瞳AF」がEOSで初めて採用されました。

α7RIIIと比べると

  • EOS Kiss Mが圧倒的に速く瞳認識します。これは嬉しい誤算でした。
  • 中距離以上では顔認識に移行します。これはレンズの被写界深度が関係しているのかと思います。

今のところEF-Mレンズには「極端に被写界深度が浅いレンズ」がありませんので、ある程度距離が離れたら顔認識に切り替えてAF速度を上げているのでは?と思える動作・AF速度です。

このあたりの匙加減がカメラメーカー・キヤノンらしいですね。

IMG 0025 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

これぐらいの距離では右目に合焦しました。

IMG 0021 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

ウェストアップでは顔を認識しています。

α7RIIIに取り替えると、いずれも瞳AFが動作します。

DSC0140 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

DSC0133 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

いずれも画角は35mm相当、絞りはF2に揃えていますが、実焦点距離の短いEOS Kiss M+EF-M22mm F2 STMのボケは小さくなっています。撮りたい物によっては被写界深度の深いEOS Kiss Mは便利でしょう。当然、表現の幅はα7RIIIの圧勝です(^_^;

EOS Kiss Mダブルレンズキット:10万円少々、α7RIII+MC-11+シグマ35mm F1.4 Art:46万円、何を撮りたいかでかける金額も違ってきますね。

気になるレスポンス

これまで「もっさり」と言われていたミラーレスEOSのAFですが、爆速と言えるようになりました。

IMG 0032 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。IMG 0033 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。IMG 0034 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。IMG 0035 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。IMG 0036 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。IMG 0037 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。IMG 0038 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

歩く程度の速さでは、ピントをまったく外しません。上の作例で、すべて顔認識がくっついています。

各種操作に対するレスポンスも上々です。

EOS M100と違いレバー式になった電源スイッチも、操作感が良くなりました。

EVFの見え方

精細感はありますが、倍率が小さいのが残念です。キヤノン公式サイトでは倍率は非公表になっています。

http://cweb.canon.jp/eos/lineup/kissm/spec.html

APS-Cで0.7倍ぐらいでしょうか?全体を見渡しやすいのですが、ファインダーに没頭するのはきついです。

お勧め設定

お勧めの設定は後日の記事に続きます。

IMG 0051 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

早くLightroomが対応してくれないと、RAW現像が面倒です。こちらはJPG撮って出し。露出補正をかけたら桜が真っ白になってしまいました。

意外に保つバッテリー

LP-E12という古いタイプなのに、案外と保ちます!

小石川植物園でモデルさんの撮影〜スナップ〜中野でスナップと一日持ち歩いてみましたが、バッテリーの残量表示が「フル」のまま。ちょっとビックリです。100舞程度の撮影。ここからガックリと減っていくのかしら?

MG 0091 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

MG 0089 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

MG 0270 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

嬉しい誤算

私の知る限りで初めて、Kissシリーズに「セイフティシフト機能」が付きました。Tv・Avモードで絞り値・シャッター速度が限界値に達した時に、元の設定をシフトしてくれる機能です。

例えばAvモードF2開放で1/4000秒を超えるような明るい場合に、設定絞り値をギリギリまで絞ってくれます。ISOオートでも追いつかない場合や固定ISOの時に便利です。「絞り優先プログラムモード」みたいなものです。

ここが厳しいor残念

  • 露出補正がワンアクションでできません。ミラーレスの大きなメリットである「撮影効果反映」の中でも一番使われる露出補正。これが「露出補正ボタンを押す」「ダイヤルを回す」という2アクションになっています。ここらへんが「パパママカメラ」なのですね。
    下手に、動きやすい「露出補正ダイヤル」を付けて「いつのまにか設定が変わっていた!」ということが無いようにという配慮とは思いますが。
  • ISOオート時のシャッタースピード下限設定ができません。とても便利な機能なので、残念です。ソフトウェアでなんとかなりそうなので、ファームウェアのアップデートで追加してくれないかなあ?
  • USB充電に対応せず。
  • 露出設定段階が絞り値・シャッタースピード・ISOとも1/3段刻みで、変更できません。私は1/2または1段刻みが好きなので、これは残念です。X7ではできたのになあ。
  • EVFの視度調整が、EOS M5などと同じレバー式です。ファインダー下の操作しにくい場所です。私は比較的頻繁に視度調整するので、これは辛い!まあ、老眼がいけないんだけど(T_T

オールドレンズをつけてみた

MG 1785 【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。

オールドレンズの母艦としてはどうでしょう?正直なところ、それを目当てにEOS Kiss Mを導入するのはお勧めしません。

  • ボディ内手振れ補正がありません。デュアルセンシング手振れ補正は、あくまで検知をレンズとボディでするだけで、補正はレンズ内のISに頼っていますものね。
  • モニタ拡大表示のキーアサインをAFフレーム選択ボタンから変更できません。また押しただけでは拡大表示できず、必ずメインダイヤルを回して「5倍」「10倍」を選択しなければなりません。手数が多く、操作位置も無理があります。
  • APS-Cなのでレンズ本来の画角で使用できません。

オールドレンズ目当てなら素直にα7にしましょう(^_^

欲しいアクセサリー

  • プロテクトフィルター
  • 液晶保護フィルム(EOS M6・M100用が使えます)
  • バッテリー(LP-E12)

バッテリーは旧型のLP-E12で「容量が小さくガッカリ」という声もありますが、Amazon等で互換品がとっても安く手に入るので、嘆くほどではない(・・・おおっぴらにお勧めはできませんが)と思います。

ミラーレスのメリットを存分に享受できるKiss!

「一眼レフがミラーレスになってどれほど便利使えるか?」という観点で見てしまいがちですが、しばらく使ってみると「Kissは、やはりKissだ」との結論に至りました。EOS Kiss X7をさらに小型化してミラーレスゆえの高機能を詰め込んだ感じです。

  • 操作レスポンスが一眼レフに大きく近づいてきました。Kissシリーズは「一眼レフ」でなければならないという縛りが、やっと取れた感じです。
  • 「ミラーレスはバッテリーが保たない」という定説を覆してくれそうです。
  • ミラーボックスが無くなることで大幅に小型化されました。
  • 顔認識や瞳AFなどの高機能AF機能を実現しました。
  • 連写性能が大きくアップしました。
  • 「見たまま撮れる」が文字通りになりました。露出補正はもちろん、特殊効果も見たまま写ります。

逆に一眼レフKissに劣ることと言えば、今はまだEF-Mレンズの数が少ないことぐらいでしょうか?大きささえ気にしなければマウントアダプターで何でも使えますが、EOS Kiss Mの小さいという性能はスポイルされてましいますものねえ。

どのキットを買うか

イチオシはボディ+EF-M22mm F2 STM!って、そんなキットありませんw

  • ボディのみ
  • EF-M15-45mmIS STM レンズキット
  • EF-M18-150 IS STM レンズキット
  • ダブルレンズキット(15-45+22mm)
  • ダブルズームキット(15-45+55-200)

ボディのみを買う人は「分かってる人」なので説明不要でしょう。

  • 15-45キットは、コンパクトに何でも撮りたい人・なんとなくカメラが欲しい人にはお勧め・・・しにくいなあコレ。私はあまり好きじゃないです。
  • 18-150キット、実はコレ良いです。現行のレンズラインナップからすると、レンズ交換することはあまり無いと思われます。その中で一本選ぶならこのレンズしか無いと思います。以前EOS M5で使用しましたが、写りも上々です。沈胴ではないのもポイント高。
  • ダブルレンズキット、私はコレにしました。EF-M22mm F2 STMが神レンズだからです。15-45mmは友人に譲っちゃうかも?EOS Kiss X7+EF-S24mm F2.8 STMのセットに匹敵します。
  • ダブルズームキット、「運動会を撮りたい!」という方はコレ一択でしょう。フルサイズ換算320mm相当の望遠レンズは手持ちで撮るには限界だし、校庭での競技なら困ることはありません。

EOS Kiss M、ビギナーばかりでなく上級者のお散歩カメラにもお勧めです。

[rakuten]mapcamera:11084610[/rakuten]

この記事は2018/03/23に公開され、132 views読まれました。

これまでのコメント

  • blank おかむらたいぞう より:

    初めてコメントいたします。Kiss Mの購入と合わせてEF-SOS Mアダプターを購入しました。EFレンズはサクサク動いて快適なのですが、いざこのアダプターにオールドレンズをつけた途端、シャッターが落ちません。おそらく上記アダプターの電子的な接点が逆に邪魔をしているのだと思います。そこでお聞きします。このブログでお使いになっている他社製アダプターとオールドレンズとの組み合わせなら、つまり電子的な接点がないアダプターならシャッターは切れますか?

  • blank ぽち より:

    はじめまして(^_^
    EOS Kiss M+EFEF-Mアダプタ+別のマウントアダプタ+オールドレンズという構成だと解釈してご返事します。
    マウントアダプタの2段重ねはそもそも推奨されるものではありませんが、それはまあ別の問題として(^_^;
    M42→EF-Mアダプタでは正常にシャッターが切れています。メニューで「レンズ無しレリーズを許可する」にチェックが入っていることが必要です。
    EFEF-Mアダプタを利用した場合も、これが原因ではないでしょうか?
    メニューをご確認くださいね。

  • blank かおり より:

    初めまして。
    写真初心者なのですが、教えて頂きたいと思い、メッセージさせて頂きました。最近EOS KISS Mを購入したのですが、子どもを撮影することが多く、子ども5人くらいの集合写真を撮る事がおおいのですが、ピントが誰か一人にしか合わないことが多いのですが、どのようにしたらそれぞれにピントが合いますでしょうか?
    アドバイスお願いいたします。

    • blank ぽち より:

      うわー、一番Kiss Mが活躍するシーンですね(^_^
      なるべく簡単に。
      絞りをF5.6〜8程度に設定するとみんなにピントが合います。

      ここから理屈です。
      最近のカメラはお利口で、Aモードにしておけばだいたい合います。Pでも大丈夫です。
      しかし暗い所(昼間の屋内程度)では、手振れを回避するためにシャッタースピードを速くしようと絞りを開けてしまいます。
      写真は明るい所と暗い所と、人間の目が見たのと同じような明るさになるように、光の量(絞り)と光を当てる時間(シャッタースピード)を調整します。
      シャッタースピードが遅いとブレブレの写真になります。
      絞りを開けて光を多く取り込むと、ピントの合う範囲が狭くなります。写真は元来、一点(一面)にしかピントが合いません。しかし光の束を細くすると、見かけ上ピントが前後合って見える範囲が広くなります。
      F1.4→F11と数字が大きいほど光の束は細くなり、ピントの合う範囲(深さ/被写界深度)が大きくなります。

      AモードにしてF8ぐらいを選べば、5人ぐらいならみんなにピントが合いますよ(^_^

      代わりにISOが高くなってしまいます。
      ISOとは感度です。感度を高くするためには、写真を粗くしなければなりません。ザラザラだけれどみんなにピントが合っている/キレイだけど一人の瞳にしか合っていない/のトレードオフだと思ってください。
      明るい所なら、ピントもみんなに合ってキレイな写真がかんたんに撮れますよ。

      試してみてうまくいかなかったら、また書き込んでくださいねー!
      良いのが撮れたら、それはまた連絡ください(^_^ /

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Jpeg画像を添付できます。

【追記】EOS Kiss M入手、実用最速レビュー。顔認識・瞳AF爆速マシンです。 - ぽちろぐ EOS R6II・R10・GR III・α7IIIの実体験お散歩カメラブログ。

Copyright©ぽちろぐ, All Rights Reserved.