オールドレンズ遊びが楽しいマウントアダプターのススメ。
2020年02月18日
オールドレンズ、楽しいですね。
解像度が低かったり、ボケがグルグルしていたり、現在は無いようなスペックのレンズを使えたり。オールドレンズ遊びは楽しいですね。
作品作りに活かすのが本道・・とは言え、懐古趣味だったり、マニュアルフォーカスに勤しんだり、いっそ「変なカメラ」を人に見せるだけでも面白いものです。
つい最近できた吉祥寺のコーヒー専門店ですが、盛大なフレアのおかげで昭和イメージです。
背景暗部のディテールが失われたおかげで、ボケは大きくないのに立体感が出ています。
こちらは色ノリが良く、繊細感もあるヤシコンPlannar 1.4/50 T*。繊細だけれど解像感は高くなく、優しい感じに写りますね。
色鮮やかな被写体も渋めに撮れます。
二線ボケが激しいレンズもあります。
現行レンズと比べると、色は浅い物が多いですね。
マニュアルフォーカスでじっくり撮るのも楽しいものです。ミラーレスなら拡大表示できるので、シビアにピント合わせができます。
「ポートレイトで比べる50mmレンズ」はコチラをご覧ください。
オールドレンズでは肌の質感がキレイに写りますよ。
オールドレンズを使うには、対応するカメラか、ミラーレス+マウントアダプターが必要。
例えば「ヤシコンPlannar 1.4/50 T*がすごい!」と聞いて「それならCONTAX RTSを手に入れよう!」とは、今はならないですね(^_^;
いくつかのカメラを使ってみた結果、オールドレンズを装着するにはやはりα7シリーズに一日の長があるようです。というか、EOSやZはオールドレンズ利用を積極的には考慮していないみたいです。センサーも、使い勝手も。
ということで、α7シリーズ+マウントアダプター+オールドレンズの組み合わせで話を進めていきましょう。
主要なマウントは?
ライカL・Mマウント
Lと言っても現行のLマウントではありません。スクリュータイプのライカマウントです。
Mマウントは現行タイプですが、連綿と続く歴代レンズを使えます。逆に新品のレンズがMマウントで発売されることも多数あります。安くて面白いサードパーティーのMマウントレンズを使ったり、超高級・ライカ純正マウントレンズをミラーレスで気楽に使ったりと楽しめます。
M42
ライカMマウントがレンジファインダーカメラのユニバーサルマウントなら、一眼レフのそれがM42マウントと言えます。比較的安価で個性的なレンズが「これでもか!」というほど揃っています。
マニュアルフォーカス時代の一眼レフ用レンズ
「不変の(変わっちゃいましたが)」ニコンFマウント、キヤノンFD、ミノルタMD、ペンタックスK、オリンパスOM、ヤシカコンタックス、他にもあったかな?
さらにハッセルブラッド、ローライ、ゼンザブロニカ、マミヤといった中盤一眼レフ用レンズもあります。
レンズ交換の手間とマウントアダプター。
例えばライカMマウントレンズばかりをα7で使うならば(それならライカMを買え?)、M→Eマウントアダプターをα7に固定してしまえばすみます。取り外したレンズも、Mマウントのレンズリアキャップで揃えられます。
ところがMもM42もヤシコンもFDも使いたい!となると面倒です。M42など、安くて面白いのでどんどんと「レンズが生えます」w
レンズ交換の度に「スクリューで外して」「M42リアキャップを付けて・・あれ?どれだ?」「次はDF使いたいからマウントアダプターごと外してEマウントレンズキャップを付けて・・あれれ?どれだ?」となります。
それを避けるには、全レンズにマウントアダプターを付けておけばOK!
ミラーレス+オールドレンズ時代初期は「安かろう悪かろう」のマウントアダプターが大量に出回ったおかげで、いらん苦労をしたものです。今でも価格はピンキリ。どれを選べば良いのやら?過去にはセロテープでガタツキを調整するこんな記事も書きました。
マウントアダプターのガタツキを解消するための工作をしてみました。
当時、RAYQUALの品質の高さには驚きましたが「ここまで必要か?」と思ったのも確かです。全レンズにマウントアダプターを装着するには、ちょっとお高いですしねえ。
その後もアチコチのマウントアダプターを使いまくったぽちろぐが行き着いたのが、K&F Conceptです。
主に使っているオールドレンズです。
- ヤシコンPlanar 1.4/50 T*(ヤシカコンタックスマウント)
- Voigtländer Ultra Wide-Heliar 12mm Aspherical II(ライカMマウント)
- Meyer-Optik Domiplan 2.8/50(M42マウント)
- Zeiss JENA Flektogon 35mm F2.4(M42マウント)
- LZOS INDUSTAR 61L/Z-MC 50mm/F2.8(M42マウント)(撮り忘れ)
どれもクセのある玉で、被写体や気分によって使い分けて楽しめます。
全てK&F Conceptの→Eマウントアダプターを装着し、Eマウントレンズリアキャップを付けて保管しています。リアキャップで悩まず楽ちんです。
ところで、1個余分に置いてあるマウントアダプターはM42→Mマウントアダプターです。こんな風に使うことができます。
マウントアダプターの二段重ね!
こうやって使っても、像面の傾きや無限遠が出ない等の問題は発生しませんでした。偉いぞ、K&F Concept!
そして安いのです、K&F Concept。2000円前後〜3000円程度。Contax Gマウント用のようにヘリコイド内蔵タイプでも6480円です。さらに対応マウントが豊富です。プラクティカマウントとかレアなマウントにも平気で対応しています。
一度、公式ページで確認してみてくださいね。
友人と試し撮り大会。
マニュアルフォーカスで、絞りもいちいち考えて決めて、ゆっくりしか撮れない。こんな遊びも楽しいですね。
この記事は2020/02/18に公開され、208 views読まれました。