画質はレンズに左右される!がよく分かる28mmクラス3本撮り比べ。
2015年09月19日
なんのかんので集まってしまった28mmクラス3種(4本)を撮り比べて、画質にどのように違いが出るか試してみました。
結果、「レンズを替えると全然違う印象!」です。
対象は以下の3本です。
ヤシカ/コンタックス Zeiss Distagin 2.8/28 T*
毎度の話ながら先輩からの借り物。最小絞り22が白いのでAEタイプですね。1978年発売、37年前のレンズですね。
キヤノン NewFD28mm F2.8 S.S.C.
1979年発売。絞りリングが固くなるのは古いFDレンズ共通の不具合ですね。ここだけ直せばフォーカスリングはガタツキもなくスムーズです。
PENTACON auto 2.8/29(M42マウント)
発売年不明。いろいろとテストしたり他の方のブログを見たのですが、これほどひどいとは書いてない・・・ハズレつかんだか、偏芯・ゆがみがあるのか?ほぼ結像しません。
テスト
PENTACON F2.8開放。ぶれているわけではありません。
Distagon F2.8開放。
NewFD F2.8開放。
PENTACON F8.0。
Distagon F8.0。
NewFD F8.0。
PENTACON F4.0。
Distagon F4.0。
NewFD F4.0。
PENTACON F5.6。
Distagon F5.6。
NewFD F5.6。
PENTACON F11。
Distagon F11。
NewFD F11。
PENTACON F16。
Distagon F16。
NewFD F16。
この被写体だけ、絞り値を変えて。
PENTACON F2.8。
Distagon F2.8。
NewFD F2.8。
感想
DistagonはNewFDに比べて、同じ絞り値なのにトロッとボケますね。色乗りもDistagonが上です。ファインダー(EVF)を覗いてフォーカスする時も、Distagonはピントのピークが明確です。ピンクの花のアップなどは、NewFDは背景にフレアが出て色がかすれていますね。
良く言えばNewFDは日本画的な??
問題はPENTACON。結像しません!F8以下では、いくら拡大表示してもピントの山がつかめません。これは味云々と言えるレベルではないですね。他の方のブログを見ると「甘い」という方もいれば「シャープで安く、良いレンズ」というのも見ます。いずれの作例も、ここまでボケボケではありませんでした。あくまで「味」レベルの話です。こりゃあハズレをつかんだかなあ?エキザクタマウントの、もう一本の2.8/29を試してみようか思案中です。
結果、Distagon圧勝です。広角系レンズは標準〜望遠よりもシャープさ・解像感が大事だと思いますので、お高めなツァイスに手を出す価値はありますね(^_^
この記事は2015/09/19に公開され、85 views読まれました。