なめらかな溶けるようなボケを探して。
2015年09月25日
フジノンレンズ XF56mmF1.2 R APD
昔から「ソフトフォーカスレンズ」と呼ばれる物があります。
例えばこちら。
http://web.canon.jp/Camera-muse/lens/nfd/data/50-100/nfd_85_28_sf.html
「前後群レンズ系の間隔を変化させることで球面収差をアンダー側に発生させながら、他の収差変動を抑え、かつ有効口径を最大限大きくとる事により周辺光量を増大するなど、全画面でバランスのとれたソフトフォーカス描写を実現している。」
とにかく全部ボケます(^_^;甘い、あま〜い画が撮れます。
対してフジノンレンズ XF56mmF1.2 R APDは、ピント面はシャープでボケが非常になめらかに、溶け合うようになります。アポダイゼーションフィルターと言うそうな。
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/x/fujinon_lens_xf56mmf12_r_apd/features/
こちらのページの作例が、効果が分かりやすかったです。
http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1412/22/news109.html
アポダイゼーションフィルターは絞り近くに設置しないと効果が無い(変わってしまう)そうなので、なかなか自作フィルターというわけにはいきませんね。「周辺を大きくボカすフィルター」というのはありますが、これはボケをコントロールするわけではありません。マルミの「ソフトスポット効果フィルター」などです。
http://www.marumi-filter.co.jp/product/11/film_03.php
フィルターに何か貼り付けてうまくいかないものかなあ?などと夢想して情報を漁っていると、おもしろいページに辿り着きました。
自作ぼけフィルタ|箱庭の休日
http://hakoniwa-no-kyujitsu.blogspot.jp/p/blog-page_26.html
内容はよくある「ハート型のボケを作り出す手作りフィルター」のお話ですが、ダンボーがいい!私も手順書などを作るのですが、一つ一つ作業を進めながら撮影するだけでも手間なのに、ダンボーまでセッティングw「どんだけ手間かけてんだー?」と楽しく読ませていただきました。
記事を書くならこれぐらいの手間をかけたいですね。
手順書作りは、
- 実際に一度試して、
- 撮影計画を立てて、
- 再度同じ作業をしながらいちいち撮影する
という、非常に精神力を削られる作業です。そこに余計なセッティングの手間を加えるなんて!素晴らしいです。
この記事は2015/09/25に公開され、45 views読まれました。