Voigtlander APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical VM+ニコンZ 5+SHOTEN ヘリコイド付マウントアダプター。
2024年04月02日
「フォクトレンダー史上最高性能」を謳うVoigtlander APO-LANTHAR 50mm F2 AsphericalのVMマウント版をニコンZ 5標準レンズにしました。
本来はZマウント版を使用すべきですが、以下の理由でVM版を選びました。
- Zマウント版でも最短撮影距離50cmと、あまり寄れない。ならばヘリコイド付きマウントアダプターが使えるVM版を。
- キヤノンでも使うかもしれないので、マニュアルフォーカスレンズは汎用マウントの方が経済的に助かる。
- 試写してみたらボケ味と色が良かったので、その他のことには目を瞑れる。
VM版とZ版ではセンサー(保護ガラス)に合わせた光学設計の調整がされているそうですが、まあいいや(^_^;
弱点は
- 絞り値等のExif情報が記録されない。
- ボディ内手振れ補正の焦点距離が自動設定されない。
といったものがあります。デメリットよりもメリットを重視してこの組み合わせになりました。
フォクトレンダー史上最高性能!
50mm F2といえばMillvus 2/50Mと同じ。また同じコシナのPlanar 50mm F2 T*もあります。EFマウントもユニバーサルマウントとなっているので、そのままで近接撮影できるMillvus 2/50M ZEにしても良かったのですが、なにせデカい&重い。コンパクトな50mmが欲しかったのです。
Planarとの比較では、ボケ味でAPO-LANTHARの勝ちというところ。
ヌケ感が最高。
二線ボケの傾向が見られないのが好き。
自然な色味。
質感も良く表現します。
F4でも立派な立体感があります。
Z 5のEVFでピント合わせ楽々。
暗所に極端に弱いZ 5のEVFですが、この程度なら問題無し。団子に合焦しています。
明るい場所はもちろん、暗所でも楽に合焦できます。拡大表示の出番が無いや。
ヘリコイド付きライカM→ニコンZマウントアダプター
これだけ伸びます。
正しくは「SHOTEN マウントアダプター LM-CR M (EX) (S) (ライカMマウントレンズ → キヤノンRFマウント変換) ヘリコイド付き, シルバー」です。
実は最初、安いからと「Pixco ヘリコイド付きマウントアダプター Leica M レンズ-Nikon Zカメラボディ対応 Nikon Z6 Nikon Z7 カメラ」を購入したのですが大失敗!絶対に買ってはいけないやつです。
- ヘリコイドがジャリジャリします。
- マウントがしっかり固定されません。
- レンズ側のマウントが固く、レンズを取り外す際には力任せになりました。
- レンズ取り外しレバーが甘く、ユルユルです。
- フォーカスリングを回転させるとヘリコイド側のリングも動いてしまうほど、ユルユルです。
- 使い物にならないだけでなく、レンズが危険です。
対してSHOTENのLM-CR M (EX) (S) は
- 価格が5倍もするだけあって精緻な造りです。
- 無限遠ロックはありませんが、ヘリコイドリングを回転させるだけでピタっと止まります。
- ヘリコイドリングは重めです。
- マウントのがたつきはありません。
- 伸長量は8mmです。
Voigtlander APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical VMの最短撮影距離が70cmなのは、距離計連動カメラ(ライカM)の測距限界というだけで、もっと近寄っても光学的には全く問題なさそうですね。うるさいことを言えば色々あるんだろうけど。
およそ30数センチまでは近づけます。テーブルフォトも安心です。
鰆の唐揚げ、メチャ美味でした。
万人にお勧め…とはいきませんが、選択肢の多いライカMマウントレンズ+ヘリコイド付きマウントアダプター、楽しめます。
この記事は2024/04/02に公開され2024/04/03に更新、59 views読まれました。