元祖撒き餌レンズEF50mm F1.8 IIを買ってきました。
2015年01月24日
EOS Kiss X7最初のレンズには、間違いなくEF-S24mm F2.8 STMがお勧めです。38.8mm相当の画角と16cmまで近寄れる近接撮影能力は、お散歩カメラでは無敵です。F2.8の明るさも、通常は十分でしょう。キットのズームレンズしか使ったことがない人には「すごい!明るい!」となることうけあいです。
ですが、ポートレートを撮るには物足りない。実焦点距離も明るさも、大きなボケを狙うには短く・暗すぎます。
1対1のポートレート撮影(子どもでもきれいなお姉さんでも犬でも)なら、35mm判換算50mm〜100mmのレンズが使いやすいです。ふつうに話せる距離でウェストアップ〜の撮影ができます。
私の好みは換算50mm標準レンズです。X7に付けるなら28mm〜35mmのレンズが相当します。
EF28mm F1.8 USM、EF28mm F2.8 IS USM、シグマ30mm F1.4 Art、EF35mm F1.4L USM、EF35mm F2.0 IS USM、シグマ35mm F1.4 Artと選択肢はたくさんありますがいずれも高価で大きく重いです。そもそもEF28mm F2.8 IS USMは実焦点距離がたいして違わない上に明るさも同じ、今回は選択する意味がありません。
どうもこのあたりのレンズは選択が難しそうなので、「ポートレートにしか使えないかも?」な焦点距離50mm(換算80mm)のレンズを探すと、もはや選択の余地なくEF50mm F1.8 IIに決まります。
「あれ?意外と今風だな?」と思った方は鋭い!キャップが内爪式に替わっています!私も開封してから気がつき、ビックリしました。フジヤカメラで9070円、これまで貯めたポイントだけで購入できました。
なにはともあれ、ボケ具合テスト。
すぐ後ろのドアノブレバーが光の中に溶けています!F1.8すごい。
AFモーターは古いタイプでジーコジーコとうるさく、AF時にピントリンクが回転します。ピントリングの位置を保持するくせがあると、しばらくの間は違和感に悩まされるでしょう。
マウントはプラスチックマウントで、安っぽい限り。
しかし開放からシャープなピントととろけるようなボケを見せてくれます。
解像感は高くありませんが、ピント面のシャープさと前後のボケがそれを感じさせません。
明日は24mmと50mm、2本の撮り比べをしてみようと思います。
キヤノン使い始めて40年、EFレンズを使い始めて20年以上たちますが、初めて手を出した50mm F1.8。こんなに安く写りが良いとは驚きました。
この記事は2015/01/24に公開され、30 views読まれました。