EOS Kiss X7の記録形式と現像ソフトについて検証しました。
2015年01月21日
練馬は雪が降りました。寒さにやられて腰を痛めましたが、それでも半日キヤノンEOS Kiss X7を持って出かけてみました。
今日はRAW+JPEGで撮影、RAWファイルをCanon Digital Photo Proffesional(DPP)とAdobe Lightroom(LR)でストレート現像してJPEG撮って出しと比べてみました。
RAW形式とは?
RAWとは「生」の意味です。デジタルカメラはセンサーが受けた信号を損失の無い方法で適当に圧縮して保存しています。その圧縮方法が各社、場合によってはカメラごとに異なるため、カメラメーカーごとにRAW形式のファイルには互換性がありません。
生データですので、例えば各色(RGB)12bitで記録されているカメラなら、JPEGの各色8bitのデータよりも各色4bit分(16倍)緻密なデータを持っています。RGBを合わせる4096倍!
情報量が多いので、色温度の補正、明るさ調整等、ソフトで後処理してもきれない画像が得られます。
かわりに、RAWファイルのままだと流通させにくく、人に渡しても見られない、ファイル容量が大きい、意図しない現像をされる可能性があるといった問題があります。
この投稿でも、ソフトによって画質がまったく異なることを検証しています。
レンズはすべてEF-S24mm F2.8 STM。カメラの設定はF2.8、ISO200、絞り優先モード、ピクチャースタイルスタンダードです。サンプル画像はオリジナル解像度(5184×3456ピクセル)ですので8〜10MB程度あります。画像をクリックするとオリジナル解像度の画像を表示します。
JPEG
まず撮って出しのJPRGから。
DPP
次にDPPです。設定はデフォルトで、色温度を含め一切変更していません。本当はデジタルレンズオプティマイザ機能を使いたかったのですが、EF-S24mm F2.8 STMはまだ登録されていませんでした。
LR
最後にLRです。こちらも補正レンズリストにEF-S24mmはありません。
まとめ
JPEG撮って出しとDPPは、さすが同じメーカーだけに似た傾向に感じます。DPPの方が細かい部分が描写され、透明度が高いように感じます。
対してLRは少し暗めで鮮やかさは抑えめです。
画質はDPPが私の好みです。問題は、DPPは起動が極端に遅く、どうも手にしっくりこないとかいうか・・。
じっくり作品作りをする時はDPP、通常の管理・現像にはLRと使い分けると良いかもしれません。
この記事は2015/01/21に公開され、138 views読まれました。