超速起動PCのChromebookを使ってみた。Webカメラ・ZOOMもOK。
2020年05月02日
PC、何に使いますか?
ウェブサイト(ホームページ)の閲覧クライアント割合はスマホ・タブレットが70%を超え、PCの出番は大幅に減っていますね。最近の新入社員はキーボードを打てない人がいるとかいないとか?
それはさておき、大雑把に分けると
- クリエイティブ系(画像・動画・音楽等)
- 文書作成
- ゲーム
- ネット利用
の4つに大別されるでしょう。
Chromebookは、この内のクリエイティブ系を除くほとんどに対応できる軽量・激安・超速起動PCです。
Windowsのような起動プロセス表示はほぼ無く、数秒(10秒未満)で立ち上がるのが魅力です。
Chromebookはキーボード付きスマホ?
至極分かりやすく言ってしまうと、そういうことです。
PCのブラウザ:Chromeでできることはだいたいできます。
逆に、ローカルストレージ(HDD/SSD)に大きなファイルを保存しなければならない写真やビデオの編集、高性能なビデオ環境を要求するゲームはできません。
ChromebookはGoogleが開発したLinuxベース(と思われる)独自OS、ChromeOSを搭載したPCのことです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Chromebook
デスクトップもあり得るわけですが、現実にはノートPCしか存在しないのでBOOKという名前が相当ですね。
https://www.google.com/intl/ja_jp/chromebook/shop/
しかし
- 画面が大きい。
- キーボードが付いている。
という2点だけでスマホとは使い勝手が激変します。
- モニターが自立する。ZOOM飲みが楽。
- 例えばネットショップで、商品を大きな画像で確認できる。
- 長文入力が楽。
- スマホでは操作しにくいサイト(例えばWordPress編集画面)も楽々。
ということで「スマホで用は足りてるよ」という人にも、PCはおすすめなのです。
導入したのはASUS Chromebook Flip 10.1-Inch Convertible 2 in 1 Touchscreen。
何故か昔から「PC」というとASUSばかり買っているなあ。昔というのは20年近く前、自作PC大流行時によく使っていたのがASUSのマザーボードでした。最近では非力ノートE200Hとか。
180度回転してタブレットモードでも使えます。もちろん、タッチスクリーンです。
スペックは
- CPU:1.8GHz
- メモリ: 4GB
- ストレージ:16GB eMMC
- モニタ:10.1インチ1280×800ピクセル
- LAN:IEEE802.11ac
- Bluetooth:V4.0
- カメラ:92 万画素
- コネクタ:USB 2.0×2・マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1・microHDMI (タイプD)×1・SDカードリーダー
- キーボード:ASCII配列
- サイズ:幅262.8 mm×奥行き182.4 mm×高さ15.6 mm
- 重量:890g
- 電源:独自形式端子
ベースはPC/AT互換機(DOS/V・・古い呼び方w)だと思いますが、このスペックでWindowsインストールしたら大変なことになるだろうなあ。
とにかく軽い!コンバーチブルタイプなので重量増して当然なのに900gを切っています。MacBook Airが軽いと思っていたけれど、こいつはとんでもなく軽いです。Chromebookは全般的に軽いですね。重くても1.4Kg程度の機種が揃っています。
MacBook Airに重ねるとこのぐらい。
サイドはこんな感じ。ちゃんとフルサイズのUSB Aタイプコネクタが使えます。
ところで、Amazonでの注文後、業者さんからこんなメールが届きました。
「重要」
この度はご注文頂き 誠に有難うございます。
内部係りからお尋ねしたい事がありますのでご連絡を差し上げました。
ご注文の商品のキーボードに関しましては「中国語のふりがな/英語」のタイプになります。
大変お手数をお掛けしますが是非もう一度ご検討の上、再び出荷の可否についてお知らせ下さい。
ご返信をお待ちしております。
gview coreより
中国語、いらない(^_^;
しかしASCII配列であることは確認できたので、それも愛嬌かと注文してしまいました。【Chromebookが中国語キーボードという意味ではありません。この注文に限った話です】
だいたい良い出来ですが、タッチパッドの感触はちょっとチープです。値段なりといったところでしょうか。
アプリはChromeのアドオンとして導入します。
現在のZOOMは単独アプリケーションとして提供されていますが、近い将来に拡張機能に変更されるようです。
例えばテキストエディタ「TEXT」も、ブラウザChromeの拡張機能です。
Googleドキュメント(ワープロ・表計算等/WordやExcelデータを編集できます)は最初から使えます・・が、これって拡張機能じゃなくてネットアプリですね。
ちょっと迷ったのが、ランチャー登録でした。ランチャーは、コレ。
スタートメニューに相当する部分ですね。
ここに登録するには、左端の「●」をクリックして機能を立ち上げます。立ち上がるとスタートメニューに表示されるので、そこをすかさず右クリックして「固定」。これでランチャーに登録です。
初期設定。
Googleアカウントを入力。
持っていなければGmailアカウントをとって、事前に用意しておきましょう。二段階認証で慌てないように。
日本語を選ぶ。
Chromebookを立ち上げると言語設定を聞かれます。
ネットに繋ぐ。
Wifiを選んでネットに繋ぎましょう。外出する時はポケットWifiが必携ですね。ネットに繋がらないChromebookは、ただの重石です。
とにかくアップデートする。
購入したASUS Chromebook Flip 10.1-Inch Convertible 2 in 1 Touchscreenはかなり古かったようで、ZOOMが動きませんでした。1回自動更新されてZOOMが動き、その後、Google Playが2回目の更新で導入されました。さらに3回目、Google Playの動作が安定しました。
思うように動かない時はアップデートしましょう。
キーボードを選ぶ。
私の場合はUS配列を選びました。
日本語入力はCTRL+スペースで切り替えられます。
タッチパッド。
人によると思いますが、
- タップによるクリックを有効にする。
- 逆スクロール。
の2つはチェックした方が良いと思います。
データ保存場所。
データは無料で使えるGoogle Driveに15GBまで保存できます。ネットに繋がっていればどこでも編集作業ができます。
しかしGoogle Driveが使えないマシンで作成したデータは?USBメモリに入れてもらったデータは?
心配なく!
USBメモリをポートに差し込み「ファイル」アプリを立ち上げればデータ一覧を閲覧・ファイルを編集・保存することができます。ファイルアプリは早速ランチャーに登録しておきましょう。
USBメモリを抜く時は、マックと同様に「ファイルアプリ」でUSBメモリの横に出ている▲マークをクリックしてマウント解除します。
SDメモリカードリーダーも付いていますが、こちらは読み込んだ写真をGoogleフォトにアップロードしてくれます。Jpegなら問題ないのですが、RAWデータは無線LAN環境でないと少々つらいかな?
お勧め。
日本語キーボードなので私は選びませんでしたが、Acerは安くてストレージが大きくてお勧めです。
ASUSの日本語キーボードバージョン。
15.6インチモニタのモデルもあります。こちらは日本語・英語キーボードが選べます。
おうちで1台使うなら大型モニタモデル、外でじっくりウェブサイトを見たいなら軽量モデルを選ぶのが良いでしょう。
最近は家電量販店にもコーナーがありますので、実際のサイズ・重量を確認してから選ぶのも良いかもしれません・・が、今はあまり外出できないので、スペックで「エイヤッ」と選ぶしかないかな(^_^;
2,000円しないWebカメラが1万円超えで売られている(怒)現在、もともとカメラ内蔵のこんなPCを買ってしまうのも手かもしれません。
この記事は2020/05/02に公開され、88 views読まれました。