LRで8000DのRAW現像ができないのでDPP4を使ったらすごかった。
2015年04月23日
RAW現像って?
私はふだん、RAWで撮影しAdobe Lightroomで現像しています。ファイルサイズはjpgで撮るよりも数倍大きくなりHDDがあっという間に埋まるのですが、色温度の微妙な調整やステージの強烈な照明と暗部のバランスをとるにはRAW撮影が欠かせません。
RAWとは「生」のこと。JPEGと違って圧縮していない、カメラのセンサーが受け取ったまま(厳密には違うけど)のデータのことです。DNGという共通規格もありますが、各社・機種毎にバラバラで、JPEG・PNG等に変換して使うのが基本です。
RAWで撮るデメリットの一番は、連続撮影枚数の低下です。8000DならJPEGラージ・ファインで180枚連続で撮れるところ、7枚になってしまいます。また現像に時間がかかります。メディアも大量に持っていかなければなりません。
使えない写真を量産しても仕方ないので、現像時に無理のきくRAWで撮影するのです。
各人の好み、設定の追い込みで対応策は変わるとは思いますが。
まだ最新版のAdobe Lightroomを入れていないため、バージョン5.7ではEOS 8000DのRAWファイルを現像できません。
そこで、使い勝手が悪く動作速度が遅いので敬遠していたキヤノン純正のDigital Photo Proffessional 4というRAW現像ソフトを引っ張り出しました。
Digital Photo Proffessional 4というキヤノン純正RAW現像ソフト
Adobe Lightroomwでも「レンズプロファイル」で各種の収差補正ができますが、Digital Photo Proffessional 4はキヤノン純正。自社のデータで強力な補正を行う「デジタルレンズオプティマイザ」という機能があります。使い方はかんたんで、現像時に「デジタルレンズオプティマイザ」にチェックをつけるだけ。しばらく待つとクッキリ・ハッキリな画像に変わります。
ストレート現像
デジタルレンズオプティマイザ・歪曲補正・周辺光量補正すべてON
上記は1枚のRAWデータを現像時に設定変更しています。これを原寸で切り出すと
歪曲補正がオンなので、同一位置を切り出しても少々ずれていますが、画質の差は一目瞭然です。下がデジタルレンズオプティマイザ・オンです。いやあ、Lightroomではここまで劇的に変化せんわー!
AFも凄いけど、AEとAWBも超絶進化しています
Kiss X7だけでなく、歴代使ってきた5D、5D MkII等と比べても、AEとAWB(オートホワイトバランス)が正確になりました。ストレート現像で、ほとんど不満が出ません。
これも7560画素RGB+IR測光用センサーの恩恵なのでしょうね。
特に飯モノは赤くなりがちなのですが、ご覧の通りです。
すべてホワイトバランス・露出とも調整していません。
夕景もこの通り。
もう少し鮮やかに色を乗せても良かったかなー?という感じですが、正確な色が出ていると思います。
明日は待望の「女の子をAFで追いかける」の巻です。
あ・明日はAppleWatch発売だ!どーしよー?
この記事は2015/04/23に公開され、93 views読まれました。