NewFD28mm F2.8 S.S.C.+α7試写。
2015年08月20日
最短撮影距離は30cmと、現代の広角レンズに比べると遠めです。街角スナップには良いけれどテーブルフォトには少々たりない感じがします。
この個体はフォーカスリングはスムーズですが、絞りリングは多少のひっかかりを感じます。
暗部は潰れ気味です。
良いのは空気感。1番目の写真はパンフォーカスを狙ってF11まで絞り込んでいます。夏のムッとする感じが出ているように思います。
開放のボケ味は大きくはありませんが、うるさくなく好ましく感じます。
最後の葉っぱは、あえて彩度を落としてみました。日陰の柔らかい光が感じられると思います。左上の歪曲は目立ちますね。
使っていて気になるのは、FDマウントアダプターの絞り込みリングです。うっかりすると「LOCK」にするのを忘れたり、気づかずに触って「OPEN」になっていたりします。バヨネットに見せかけたスピゴット式なので仕方のないことですが、ちょっと面倒です。
次はフォーカスリング・絞りリングの回転方向がヤシコン/ツァイス・FDと同じ「ロッコール」を試してみたいものです。
この記事は2015/08/20に公開され、17 views読まれました。