三井住友銀行のフィッシングメールが届きました。
2016年08月29日
まず、メールはこちら。
当然覚えが無いのですが、「どんな手を使ってだまそうとしているのだろう?」とアクセスしてみました。
本物はこちら。
しかしURLがsmbc.jp.net!
つまり「jp.net」というドメインのsmbcというサブドメインなわけですね。さっそくwww.jp.netにアクセスしてみました。日本語ページがこちらです。
胡散臭さプンプン!
世界中で使われているドメイン名は「名前+.com等」の形式です。例えばd7r.com。.comの代わりに日本なら.jpや属性型と言われる.co.jp等があります。通常「名前」の部分は3文字以上と決まっているのですが、.comや.net等だけは2文字が許されています。まあ、あらゆる2文字の組み合わせが埋まっているのですけどね(^_^;
.JP.NETで世界的な成功につながる
.JP.NETは、.JPと.NETという幅広く使われている2つのドメインを組み合わせた強力なオンラインのマーケティング・ツールです。あなたの会社や電子商取引のプラットフォーム、ブログ、ブランド、製品、サービス、ソーシャル・ネットワーク、ビジネス上のネットワーク、その他のオンライン上の活動において、日本と世界のコミュニティを同時に結び、オンライン上の圧倒的な知名度を確約します。
日本の新しいドメインは驚くほどの多様性を持っています。国内外の人々を引き付けようと模索する日本のウェブサイトに加え、世界展開するウェブサイトまたは日本市場における知名度浸透に関心を有する企業のいずれにとっても高い価値を有します。
魅力的なドメイン名: .jp.netは新しいドメインで、.jpや.net、.comなどのドメインではこれまで取得不可能だった新しいキーワードや地名を組み入れたドメイン、短いドメインの利用が可能になります。.jp.netを使って、これまで手に入れたかったドメイン名を確保する絶好の機会です。明確に定義されたウェブアドレスは特徴を明瞭かつ簡単に伝えられるため、キーワードや短いドメインは最適です!
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↑嘘です。
.jp.net自体がドメインで、その前に名前をつけてもそれはサブドメインです。「サードレベルドメイン」というそうですが、実際に使っているのは詐欺師ばかりですね。
そこでちょっと要領の良いヤツが「jp.net」とか「jp.com」とか取っちゃって商売するわけです。3文字でも「www.com」「www.jp」なんてのがありますね(現在は使用されていないようです)。
「認定登録機関」一覧がありましたので確認してみると、GMOグループで1480円/年でした。
こちらの記事が詳しいので、興味のある方は読んでみましょう。
この記事は2016/08/29に公開され、36 views読まれました。