動き物撮り最強・秒間18コマ・オリンパス最上位機種OM-D E-M1 Mark IIがやってきました。

動き物撮り最強・秒間18コマ・オリンパス最上位機種OM-D E-M1 Mark IIがやってきました。

フォトパスパークの「カメラグランプリ2017 オリンパス三冠受賞記念OM-D E-M1 Mark IIモニターキャンペーン」に応募したところ、当選しました!

MG 9064 動き物撮り最強・秒間18コマ・オリンパス最上位機種OM-D E-M1 Mark IIがやってきました。

CP+や店頭、はては新宿オリンパスショウルームまで出向いて触り「うーん、いいなあ」「ライブ撮影現場ではどの程度AFが食いつくだろう?」「持ちやすい」「12-100最高!」とずっと気になっていた物が、いとしのエリーズのライブが続く夏場に手元にやってきました。しかも到着は7/15。16日の「ひたちサンドアートフェスティバル」に早速持って行けます。ありがとうオリンパスさん、ありがとうフォトパスパーク!「ゲームポイント貯めても何も当たらないなあ」なんて思っててごめんなさい。

ここでは、ダンサーも出る動きの激しいライブ撮影にどれほど役立つか?に絞ったレビューを行います(ニッチだなあw)。

鳥や飛行機、鉄、ポートレート、テーブルフォト、風景には何の役にも立たないレビューだと思いますが、どうぞおつきあいください(^_^;

オリンパスOM-D E-M1 Mark II概要

メーカーサイトはこちら。

フォーサーズとマイクロフォーサーズを統合すべく開発されたOM-D E-M1の後継機。初代に比べて見事にブラッシュアップされています。言葉にすると「秒間18コマ連写」とか「手振れ補正」とかですが、使用感が格段に良くなっているように思います。

  • AFは高速・的確に顔認識し、被写体が動いても逃がしません。
  • αシリーズと異なり、シャッターボタンのみで顔認識→瞳認識します。
  • どんなに早くボタンを離しても数枚撮れてしまう秒間18コマ連写です。
  • 最高級機と言ってもマイクロフォーサーズ、小型軽量です。
  • グリップが細く深く、私の手にはちょうど良いサイズです。

「肌色多め」「顔があちこち勝手に向く」「被写体かぶりが激しい」状況での撮影能力が気になります。

M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO概要

メーカーサイトはこちら。

  • フルサイズ換算24-200mmという、ライブ撮影で欲しい焦点距離域をほとんどカバーします。
  • 超・超広角域を望まなければこれ一本ですべての撮影をこなせます。
  • 24-200mmと言っても、マイクロフォーサーズはフルサイズ(2:3)と違ってアスペクト(縦横)比が3:4です。使用感は微妙に違います。「横が狭い〜」という感じ。
  • F4通しというのが良い感じ。絞り優先AE時、ズームしても余計なことを気にせずにいられます。
  • ボディとともに防塵防滴で、屋外イベント撮影で安心です。

気になるのは描写とAF速度です。

とりあえず、設定

MG 9062 動き物撮り最強・秒間18コマ・オリンパス最上位機種OM-D E-M1 Mark IIがやってきました。

  • 時刻設定。なぜか設定されていませんでした(^_^;
  • 記録画質をRAWに設定。
  • 連写をL(低速)に設定。高速では無駄に撮り過ぎてしまいます。
  • AFポイントは全面に指定。顔認識。
  • 動体追従は標準に指定。
  • AEは絞り優先を指定。
  • 手振れ補正はS-IS AUTOを選択しまたたが、よく分からず。マニュアルを見ないといけません。

ダイヤルやファンクションボタンのカスタム設定についても追い込みたいところですが、初回なのでまずはこの程度で。

ファーストインプレッション

「バッテリーが1つだけ!」という制限のため、ライブ撮影のみに使用しました。ライブ前のスナップでは使っていません。1122枚撮影しました。

AFと連写・レスポンス

  • EOS M5と比べると(比べちゃいけない!)、「被写体認識能力ってこんなにすごいの!?」というレベルです。激しく動くボーカルやダンサーの顔を次々と認識してフォーカスします。「AFからの呪縛を逃れるためにマニュアルフォーカス!」という私がバカのようです。
  • それでも時々「なぜどこにもピントが合わないの?」となってしまう場面に遭遇しました。しっかりとこちらを向いている顔に合焦しません。何か操作ミスがあったか?と思いましたが、再現性が無く、原因が分かっていません。一度カメラを背けて再度フォーカスすると直りました。
  • 連写はLでも速すぎでした。せいぜい秒間5コマ程度で、長丁場のライブ撮影は十分です。1〜2枚撮りたいところ、すぐに4枚も5枚も撮れてしまいます。素早くシャッターボタンを離せば良いのですが、そうするとポンピングシャッターになって手振れの原因になってしまいます。設定を見直さねば。
  • 全体の操作感としてのレスポンスは、極上です。待たされる感覚がどこにもありませんでした。プロ機と呼べると思います。

画質

  • 撮影のほとんどをISO6400、絞りF4で行いました。
  • Lightroomでのストレート現像では、オートホワイトバランスに不安を感じました。全体に甘ったるい色になります。
  • ホワイトバランススポットツールで調整するときれいな仕上がりになります。
  • 粒状感はセンサーサイズなりだなと思います。フルサイズは言うに及ばず、APS-Cと比べてもやはり小さいのですね。特に今回は高感度撮影ということもあり、弱みが露呈しました。以前OM-D E-M5を友人に借りた時は昼間に撮影し「センサー小さいのにきれいだな〜」と思いましたので、高感度画質に関する評価しかできていません。
  • 高輝度部は白飛びしがちですね。

ホールディング

  • 抜群でした。手の大きさによって感じ方は大きく違うと思いますが、マイクロフォーサーズにしては大きいボディも「撮影用の道具」と思うとちょうど良いサイズです。
  • グリップは、見た目は異様に深く細く見えますが、とてもしっかりと握れます。
  • レンズのズームリングも良い位置に来ます。

ファインダー

  • 大きさ(倍率)、リフレッシュレートとも快適でした。
  • 色味は、いかにも「ビデオでございます」という感じです。α7でもEOS M5でも感じたことのない「ビデオカメラを覗いている」感を強く感じました。同じマイクロフォーサーズでも、パナソニックを店頭で触った時には感じたことがありませんでした。
  • しかし、気になってイヤかと言われると、それほどでは、、、。
  • 見やすく歪みもなく、粒状感も無いクリアで快適なファインダーです。

バッテリー

  • およそ1時間、メインスイッチはオンのまま、1122枚撮影して残量は50%程度でした。
  • まだ慣れていないため、撮影枚数の大半は「無駄打ち」です。「けっこう撮れるな!」という感触と「やはりバッテリー1個では心許ない」という気持ちと半々です。次回、新橋こいち祭りライブでも引き続き検証してみます。

気になるところ

  • バッテリーが真四角で触っただけでは挿入方向が分かりません。EOS1桁機用のLP-E6やα用バッテリーの様に切り欠きがあると良いのですが。
  • バッテリー蓋のロックがレバー式です。開けるにも閉めるにも2アクション必要です。
  • マニュアルフォーカスクラッチ機構が少々軽すぎます。これは人によって判断が分かれるところだと思いますが、思いがけず動いていることが2回ありました。
  • シャッターボタンの「半押し」感はあまりハッキリと感じませんでした。

作例・事例

AFポイントの範囲を気にせずにカメラをかまえても、ほとんどの場合で顔を捕まえてくれます。素晴らしい!

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顔認識が強力です。EOS 7D Mark IIでは手前の楽器やポールにピントを奪われていたのが、ちゃんと顔にフォーカスします。同じミラーレスでもEOS M5でもこうはいきませんでした。

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手前に迫るボーカル。これぐらいの広さから〜

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コーラスの足下のアヒルのアップまで。24-200mmはダテじゃないですね。

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これぐらいは楽勝でAF!

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こんなシーンでなぜか大デフォーカスから合焦せず(T_T 原因不明です。

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センサーサイズの小ささ、それに伴う実焦点距離の短さで、APS-Cやフルサイズに比べて同等の画角とF値でも被写界深度が深めです。F4という値は「合焦を優先」ならば使いやすい明るさだと思いました。

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ファースト総括

「OM-D E-M1サイコー!みんな買おうぜ〜!アフィリエイトはこちら〜」

とか、1回の撮影ではまだまだできません(^_^;

良いと思ったこと

  • カメラとしてのサイズ感が抜群です。重すぎず小さすぎず。目隠しでも使えそうなスイッチ配置も良いです。
  • とにかく顔認識が抜群!フレーミングら専念しても、期待したところに合焦しようとしてくれます。
  • 操作に対するレスポンスが抜群。待たされ感がまったくありませんでした。
  • フルサイズ換算24-200mm F4固定のズームレンズ。同等の焦点距離域というとソニーの24-240mmしかありません。あちらはF値可変な上、描写性能についてはボロクソ言われて、しかも重厚長大です。もしもOM-D E-M1を使うなら、ぜひこのレンズとセットにしたいです。

いまいちなこと

  • 手振れ補正は効いているのか分かりませんでした。α7IIで感じた「ボディ内手振れ補正すげー!」な感覚はありません。これはたぶんいい加減にした設定が悪かったのかと。次回撮影まで時間がありますので、しっかりマニュアルを熟読します。
  • 高感度画質は、まあ仕方ないんだろうなあ〜。
  • 後ろ側ダイヤルの機能割当を熟考すべきでした。標準では前ダイヤルがISO、後ろが絞り値ですが、これは使いにくい!EOSとの併用では間違いの元でしかありません。前を絞り値、後ろを露出補正にするのが妥当かと。

センサーサイズによる画質の差こそあれ、α9と同等と思われる連写AF性能が20万円以下とは安いものですね。8月14日まで数回のライブ撮影に持ち出せますので、最終成果物に満足できればいよいよ導入を検討したいと思っています。ww予算がー予算がー

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この記事は2017/07/18に公開され、22 views読まれました。

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