9200117035641291ぽちろぐEOS R6II・GR III・α7IIIの実体験お散歩カメラブログ。EOS RとZとα7のフランジバックに関する整理。
EOS RとZとα7のフランジバックに関する整理。

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「EOS Rのフランジバックは20mmか。長くてがっかりだ」

「Zすげー!ミラーレス最短の16mmだ!」

とまあ、一喜一憂しているわけですが。

フランジバック長に関わるアレコレについて整理しておこうと思います。ついでにEOS R・Z・α7それぞれの強み・弱みについても。

オールドレンズを使う

16でも18でも20mmでも関係ありません。私がよく確認するサイトがコチラ。

http://www.max.hi-ho.ne.jp/jimmayes/LENS_DATA.html

ライカMマウントでも27.8mm。一眼レフ用レンズはコニカARの40.5mmが最短ですね。それ以下の表記もありますが、それらはフルサイズのイメージサークルをカバーできないものだけです。

なので、三大ミラーレスカメラのフランジバック長はオールドレンズを使うにあたって気にする必要無し!!

と言いたいところですが、やはりα7に一日(5年?)の長があります。Amazonで検索すると122件出てきました。もちろんここに掲載されていない物もたくさんあるわけで。

https://amzn.to/2xdoPz7

サードパーティとしてもα7用・Z用・EOS R用のマウントアダプターを用意するのは大変で、逆にオールドレンズブームが衰退しそうな気もします。α7の時はね「フルサイズ(レンズ)をフルサイズ(カメラ)で使えるぞ!うっひょーい!ライカもM42もFDだって!」とブームになったわけですが。

フランジバック長=バックフォーカス長ではない

フルサイズ一眼レフカメラの最低バックフォーカス長はフランジバック長に制限されていました。レンズ後端がミラーに当たっちゃいますからね。ニコンの画角220度レンズのようにミラーアップして使うレンズもありましたが、これは例外です。

別の例外としてAPS-Cカメラと専用レンズがあります。マウント位置を変えずにレンズをミラーボックス内に食い込ませることでフランジバック長>バックフォーカス長を可能にしています。その分、ミラーを小さくしなくちゃいけないんですけどね。これはEFレンズカタログに詳しく書いてあります。

サードパーティのFEレンズはマウント交換でEOS Rに使えるか?

これは状況説明をしなきゃいけません。

「Eマウント専用レンズ」として設計されたサードパーティのレンズ、例えば人気のタムロン28-75mm F2.8。これを「レンズ設計そのまま」EOS RのRFマウントで使えるか?ということです。

これまではニコンF、キヤノンEF、ペンタックスK、ソニーAと、事前にマウント仕様が分かっていて、まあぶっちゃけその中からFとEFばかり作られていました。シグマもタムロンもトキナーもコシナも、ね。フランジバックが長いマウントに合わせて設計して、短いやつに適応するには「マウント面に下駄を履かせちゃえばいい(暴論)」という考え方です。

ところがEマウントの18mmに合わせて設計したレンズは20mmのRFマウントに下駄では対応できません。逆に2mm削らなければなりません。

ここで上の「フランジバック長=バックフォーカス長ではない」が効いてきます。

もともとバックフォーカスがフランジバックよりも長ければ、単純にマウント面を削れば(暴論)対応できます。

レンズ後端がマウント面ギリギリでも、バックフォーカスを維持するためにボディ内にレンズ後端を食い込ませちゃえばいい(暴論)。

実際にはマウント径とか、フォーカスリングの位置とか、鏡筒の強度とか、カメラ側の構造的な最短バックフォーカスとか、いろいろな問題でそんなにかんたんでは無いのですが。

乱暴な例を挙げてみると、Eマウント用Batis 1.8/85ではこうなります。

もともとマウント面よりレンズ最後端が食い込んでいるのですね。RFマウントになるともっと食い込む、と。

ZもRFも仕様公開されていない

こちらの方が大問題です(^_^;

これまでに書いたことは「物理的に取付可能か?」ということで、AF・AE等については別問題です。

ここでもやはりEマウントに一日の長が・・・。

これは一日の長というだけでなく、通信仕様を解析しなくちゃいけない問題がありますので、Z・RF用のAE・AFレンズは時間がかかりそうですね。どうせマニュアルフォーカス/実絞りAEなら、大好きなHeliar 12mm F5.6をVMマウントで買っておいて正解でした。いや、実はEマウントタイプ買おうかと悩んだんですよ。

穿った見方

EOS Rを買うと、絶対にE・Zのレンズは使えません。フランジバックがRの方が長くて無限遠が出なくなるからです。

逆にRFレンズはE・Zに取り付けられる可能性があります。物理的には2mm・4mmあればマウントアダプタは作れますものね。ただし大きなレンズはEマウントには無理かなー?

キヤノンはRFレンズを他社ボディユーザーにも売れる!!

いやいや、ニコンZを買ってキヤノンレンズを使いたい人はいないでしょ(^_^;

この記事は2018/09/14に公開され、219 views読まれました。

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