EOS8000DのRAW+JPEG記録で撮影、画像を比べてみました。
2015年07月27日
夕焼けがきれいです
どちらがRAWを現像したもので、JPEG撮って出しでしょう?
上がJPEG、下がRAWデータを記憶に従って色温度・カラーバランスを調整して仕上げたものです。JPEG撮って出しは、かなり強い補正がかけてありますね。これがCANONカラーと言われるものなのでしょう。
数百枚ほど撮影してみましたが、RAW+JPEGは使えますね。
条件の良い(明るい太陽光)場合は、JPEGがそのまま使えるでしょう。RAWは保険程度です。
先日、新橋こいち祭りでいとしのエリーズライブを撮影してきました。こちらはISO6400、ステージは明るく会場は暗いと最悪の条件です。
「バンド・ダンサーを入れながら、会場の熱気も移し込んで欲しい!」と無茶な注文を受けながら撮ってきました。
JPEG撮って出し。
RAWストレート現像。
RAWを調整して現像。
JPEG撮って出し。
RAWストレート現像。
RAWを調整して現像。
私が選ぶのは「RAWを調整して現像」。着目ポイントは以下の通りです。
- JPEG撮って出しは色はきれい。記憶色よりも鮮やかでインパクト大。しかし暗部(会場)は潰れている。これだけ見せられたら満足な気もしますが、もっと暗い会場もあります。
- RAWストレート現像は全体に大人しすぎます。細かいディテールまで持っていますが、どうもインパクトに欠けます。
- RAWを調整して現像したものは、色温度を調整してもっともスッキリした色味にしています。ここがRAW現像のキモのような気がします。これがいい加減だと他の調整をいくらしてもダメ。次に明るさを調整、少し明るくしました。ハイライトは押さえ、暗部は持ち上げて会場の様子が分かるようにしました。さらにブラックは落としてメリハリをつけます。彩度・明瞭度とRGB・CMYK各色のバランスを調整(主にブルーの明るさを下げます)して仕上げました。
最初の一枚をクリックすると拡大表示されます。さらに写真の右半分をクリックすると次の写真に移動します。比較しやすいと思うのでぜひ見てください。
サイトのメインビジュアルに使う場合、派手すぎも嫌(素人臭いから)ですし、無理な明暗差もなんとかしなければなりません。ライブハウスなどミックス光の場所ではコロコロと変わる色温度にも対応しなければなりません。
RAW+JPEGで撮っておけば、使える物はJPEGで。大きく使いたい&調整が必要な場合はRAWを現像と使い分けると、効率良く作業が進みます。
カード容量が心配・・じゃない!
30〜1時間程度のライブ撮影で、連写はほとんど使わずに500〜1000枚程度撮影します。RAWのみで撮影した場合、32GBカードだと1枚で足りるか足りないか?ということが多いです。
ここにLARGE FINEのJPEGが加わります。
撮影可能枚数(カメラ申告)では
- RAWのみ:999枚超
- RAW+JPEG:796枚
- JPEGのみ:数え切れない
となります。
RAWのみだとカード1枚で足りることもありますが、+JPEGではだいたい2枚目の出番になります。
SDカードは消耗品なので、撮影料に関わらず2枚以上持っておくべきです。使わなくても劣化するSDカード、せっかくバックに入っているカードをこんな時はローテーションで使いましょう。
JPEGでしか撮らない人は、32GBや64GBの大容量カードは使わず、8〜16GBを複数枚持つようにしましょう。いつかは壊れ物なので、壊れた時のダメージを最小限にできます。この日もカメラマンの一人が「カートご臨終!」とライブ後に泣いていました。
JPRGのみなら8GBカードでも4000枚ぐらい撮れるんだったかな?カタログに記載されています。SDカードは使い方に合わせて買いましょうね。
この記事は2015/07/27に公開され、55 views読まれました。