【更新】M1 MacBook AirでWindowsを動作しました。
この記事は2021/01/23に公開され2021/02/04に更新、13,204 views読まれました。
2021/02/04 PC Apple Silicon, M1 MacBook Air, Parallels Desktop, Windows10
Adobe CC、ATOK、ファイルメーカー、Jedit、OBS Studio、Microsoft Office、Transmit他、主要なアプリケーションがM1 MacBook Airで動作することが確認できましたので「エイヤッ」と乗り替えてしまいました。一部のアプリケーションはUniversal対応しています。しかし問題になるのが「MacでWindowsを動かす」です。
Parallels Desktop 16 for MacはIntel CPUが前提となっているため、AppleシリコンのM1 MacBook Airでは動作しません。もうちょっと詳しく言うと、起動するのですが「このマシンでは使うことができません」とダイアログが表示されます。しかしそのダイアログの下に「ARMプロセッサで動くPreview版があるよ」とリンクが表示されます。
Contents
Parallels Desktop for Mac with Apple M1 chipの入手。
https://www.parallels.com/blogs/parallels-desktop-apple-silicon-mac/
ログインが必要ですが、特に面倒な入力項目も無くダウンロードできます。
ダウンロードボタンの下にPreview版用のシリアルコードが表示されているため、忘れずにメモしましょう。
Windows 10 on ARM Insider Previewのダウンロード。
Parallels Desktopが動いても、Windows 10もARMプロセッサ用でなければなりません。市販されているWindows 10やPCに付属しているDVD、クリーンインストール用にMicrosoftがサイトで配布しているISOイメージではM1 MacBook Airにインストールすることができません。一応、Intel用のISOイメージはこちら。別途シリアル番号が必要です。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10ISO
しかしこちらもご安心を。ARM用のPreview版が配布されています。
https://www.microsoft.com/en-us/software-download/windowsinsiderpreviewARM64?wa=wsignin1.0
インストール。
奥の黒いウィンドウがIntel版MacBook Proから引き継いだIntel用Windows 10の起動画面で、もちろん動きません。
手前の小さなウィンドウがARM用Preview版のインストール画面です。上記でダウンロードしたWindows10_InsiderPreview_Client_ARM64_en-us_21286.VHDXを指定してインストールしています。
完了すると、見慣れたWindows 10の画面が現れます。
M1 MacBook Airにして良かった他のこと。
まずはParallels Desktop for Mac with Apple M1 chipとWindows 10 on ARM Insider Previewの動作です。これまで使っていたMacBook Pro 13″ メモリ32GBと比べて圧倒的な速さで動作します。スタートメニューを開く度に「固まったか?」と思っていたのが嘘のようです。これ、完全に動作保証されてWindows 10 ARM番が販売されたら、PCが必要なくなりますね。
もう一つ。
全体的に動作が安定しました。特にUSB-C→HDMI変換がちゃんと動作するようになったのが大きなトピックです。
MacBook Pro 13″ではUSB-C→HDMIケーブル(4K60Hz動作保証品)でも、ドッキングステーションを使っても30Hzでしか動かなかったモニタとのHDMI接続が正常動作するようになりました。動作しない件、Appleに問い合わせて「仕様として動くのか?」と聞いても頓珍漢な返答しかしない「自称コンシェルジュ」に当たってしまい、ぶち切れたことがあります。こちらが仕様を聞いているのに「お客様の環境を確認する必要があります」の繰り返し・・「別の担当に替わってくれ」と頼んでも「できません」と。経緯はこちら。
リモートワーク必見、Macbook Proクラムシェルモード導入奮闘記。
特別に「IntelMacでなければ動かないアプリが必須」ということでもなければ、M1 Macの導入はオススメです!
追記:日本語化。
インストール時は英語でしたが、コントロールパネルの「Time and Language」「Language」で日本語セットをインストールし、日本語表示できました。
追記:アプリケーションについて。
コメントにあったので追記します。
公式には、アプリケーションはARM版とx32版が動作するそうです。
しかし以下のニュースで「Build 21277ではArm版Windows 10でのx64エミュレーション、すなわちインテル系CPU向け64ビットアプリが動作可能になったとのことです。」と書いてあります。今回インストールしたのは「21286」ですので動作するビルドでしょう。
オフィスは使っていないため、適当なx64アプリをインストールして動作テストしてみます。秀丸エディタとか(^_^?
質問にあったオフィスは、現在はEdgeに無料web版がついてくるのですね。
Googleオフィスのようなものですね。保存がOneDrive限定のようですが、ファイルの閲覧・修正程度なら実用可能かと(本気でオフィスに興味が無いので、あまり詳しく検討できません(^_^;)。
追記:ネットワーク接続の確認箇所。
- Macがネットワークに接続していることが前提です。
- Pararellsの右上の歯車をクリックして設定画面を表示します。
- サイドバーからネットワークを選択します。
- 「共有ネットワーク(推奨)」になっていることを確認します。
- Macのネットワーク接続、Windowsのネットワーク接続については各自ご確認ください。
これまでのコメント
素晴らしい情報ありがとうございます!
コアな情報にも関わらず喜んでいただけて嬉しいです(^_^
すみません興奮して許可いただかずにリンク貼ってしまいましたm(_ _)m
いえいえ、とんでもない!
リンクしていただき光栄な限りです。
ありがとうございます。
[…] 先ほど「ぽちろぐさんのブログエントリー M1 MacBook AirでWindowsを動作しました。」で、Windows10がM1 MacBook Airで動くことが分かり、早速試しました。(環境はメモリー8MB、SSD500GB) […]
失礼します。ブログ参考にさせて頂いております。
ARM用のPreview版のダウンロードのところで躓いてしまいます。
PCを使い慣れてなく、初心者なのですが、お伺いできませんか?
お疲れ様です。
ページ右上に「Sign in」というボタンがあります。
これを押すとダウンロードページに遷移するのですが・・・まずはMicrosoftアカウントが無ければサインインできません。
Microsoftアカウントはこちらを見て作ってくださいね。
https://support.microsoft.com/ja-jp/account-billing/新しい-microsoft-アカウントを作成する方法-a84675c3-3e9e-17cf-2911-3d56b15c0aaf
引き続き使用していますが、速くて快適ですよ。
ご返信頂きありがとうございます。
右上からサインインを行いましたが、やはりこのように表示されてしまいます。
Windows Insider Preview Downloads
To access this page, you need to be a member of the Windows Insider program.
Learn more
Privacy
▼翻訳▼
このページにアクセスするには、WindowsInsiderプログラムのメンバーである必要があります。
もっと詳しく知る
プライバシー
*このサイトでのメディア作成ツールの使用には、このWebサイトのマイクロソフト利用規約が適用されます。
————————————
プログラムのメンバーに加入を調べてみたのですが、理解できませんでした。
ARM用のPreview版が配布されています。
https://www.microsoft.com/en-us/software-download/windowsinsiderpreviewARM64?wa=wsignin1.0
————————————
ダウンロードリンクはこちらでお間違い無いですか…?
申し訳ございません。何か操作がおかしかったようで、無事ダウンロードできました!ありがとうございます!
ご返事遅くなりました!ごめんなさい。
無事に動いて良かったです。
ありがとうございます。無事に動きました。
M1 Mac mini の8GBモデルですが、快適に起動し、キビキビと動くことに驚かされます。もちろん、不安定なところはたくさんあるようですが。これまでの、16GBのメモリと4コア以上なければ使い物にならなかったintel版とは全く違っています。安定した製品版が出てくれば間違いなく買いでしょうね。
また、Windows10上では32ビットアプリも64ビットアプリも動くようです。(エディタをDL)もちろん、全てではないでしょう。IEもついていて、intel版より安定しているようで、その面でも企業ユースにもお勧めかも知れません。
今は他のMac miniにてParallelsの上で動くWindows10にリモートアクセスしているのですが、リモートアクセスなしに単体でWindows10を使えるようになる日を待っています。(本来はetaxソフト等のMacへの対応をお願いしたいのですが)
おめでとうございます。
そういえばまだWinアプリは試していませんでした・・・標準アプリ+Chromeで用が足りてしまっていて(^_^;
etaxは、あれほどの費用を掛けて開発してIE(WinではなくIE)限定でしたよね?Chromeならともかく。当然、開発仕様段階での指示だと思いますが、逆らうやつはいなかったのかとか文句言い出すと云々。
Winアプリ試してみますね!!
どなたか、MS OfficeがWindows上で動くか、試してみてもらえると助かります。
いえ、お金があれば、私がM1のMacBook Airを買って人柱になるんですけどね(^^;;
画像もあるため、生地に追記しました。
テストはできていないですが、ご参考まで。
お尋ねしたいのですが、Windowsがダウンロードしているのですが、バグのような形で何度行ってもMicrosoft Storeが開けないのですが、何か原因が考えられるでしょうか?
お疲れ様です。
Storeは開かないはずです。
・Microsoftアカウントでログイン。
・Previewプログラムに参加。
・上記ダウンロードページでダウンロード。
の手順です。
それでもエラーになる場合は、エラーメッセージをコピペしてくださいね。
先程はご返信をありがとうございました。
MicrosoftのWindowsアプリという場所からトライしてみたのですが、MicrosoftStoreの画面が開こうとして閉じるといった格好でダウンロードがやはりできません。
先程仰られた Windows InsiderProgramの画面にはWindowsInsiderアカウントも表示されておりでベータチャンネルとなってはいるのですが。
MicrosoftのWindowsアプリとはどこでしょう?
掲載したURL以外にアクセスする場所はありませんよ。
必要なのはPararellsとMicrosoftアカウント・Previewプログラムへの参加だけです。
後ほど画面追加しますので、確認してみてくださいね。
Windowsの画面は出せましたがネットワークに接続できません。
お疲れ様です。
チェック項目を記事に追加しました。
Macがネットに繋がっていることが前提です。
Windowsのネットワーク設定については、自身でご確認ください。
とても有益な情報ありがとうございました。
1点伺えますでしょうか?
M1 macbook air ですが、搭載メモリは8Gでしょうか?
また、8コアGPUの方でしょうか?
8コアGPUモデルをメモリ16GB、SSD512GBにしてありますよ(^_^
はじめまして。
とても有益な情報ありがとうございました。大変参考になりました。
Preview版が正式リリースされたら乗り換えようと思います^^
良かったです。
ARM版Windows、市販されると良いですね。
Macはネットに繋がっているのですがWindowsの画面では切断されている状態です。
それは個別案件ですね。
Pararells、ARM版Windowsだから、という問題ではないと思います。
「parallels Windows ネットワークに繋がらない」で検索するといくつかの対応策が出てきます。試してみてくださいね。
MacBook自体を再起動したら繋がりました。ありがとうございます♪
良かったです。
やはり再起動は基本ですね(^_^
はじめまして。
Mac M1に釣られてWindowsから乗り換えたのですが、どうしても使いたいアプリがWindowsしか使えなくて困ってました
非常に有益な記事で、とても助かりました。
ありがとうございました。
それは光栄です(^_^
早く正式対応してくれると良いですね。
本記事、非常に参考になりました。ありがとうございます。
Windows10のインストールまで完了し日本語も表示出来ました。
しかし、どこかのタイミングからWindowsのライセンス認証がエラーと出始めました。
このinsiderpreview版にはライセンスが必要なのでしょうか?
特に聞かれることもなく、突然エラーが表示されるようになりました。
上の質問をした直後にトラブルシューティングを実施し、自分の手持ちのライセンスと紐つけてライセンス認証が完了しました。
この方法が正解か分かりませんが、正しいライセンスと表示されました。
お騒がせしてすみませんでした。
良かったですね(^_^
そもそもARM版はPreviewを使用しているので、ライセンス認証自体がありません。
どうしちゃったのか、再現ができないため分かりませんが解決して良かったです。
大変参考になりました。
ありがとうございます。
Windows Preview版をダウンロードするのに時間がかかりることがわかっておらず、マイクロソフトのサイトが英語なので「間違ったところをクリックしてしまったか」、「インストールできない」と何度も悩みました。
取り敢えず、起動するところまで辿り着きました。
こんにちわ
あれから、Office365も入れてみましたが、問題なく稼働しました(ExcelとWordのみですが)
けっこうサクサク動くので、びっくりですね
コメントする