想定外の高画質中華レンズAstrHori 50mm F2実写レビュー。
2024年05月10日
夜中に寝ぼけて「安いからお試し〜」と買ってしまったような(真実は闇)中華レンズ。「アストロリ」と読むそうです。
例によってぽちろぐにとってツボの50mm F2単焦点RFマウントレンズです。電子接点が無ければ野放し状態でRFマウントレンズも黙認されているようですね。
Amazonでポチりましたが、以下の通りです。
- 50mm F2。しかし実際にはF1.7。F2マークの隣の「・」マークが1.7らしい。確かに絞り羽根が開いています。
- 絞りリングはクリック無し。
- RFマウント。しかし電子接点は無し。
- 最短撮影距離は50cmとの記載。しかしレンズには0.47mの刻印あり。
- 35mm判フルサイズ対応。
- フィルター径は52mm。
- 310g。案外と重い。
- 5群6枚構成。残念ながらレンズ構成図は見つからないけれど、変形ガウス型(前後対称)と思われます。
- デザインが異様にダサく、それが逆に新鮮。
冷静に考えたら買うことは無かったと思います。それが災い転じて福!
このヌケ感の良さ!
繊細な描写。
ボケの滑らかさ!
えーと?1万5000円ですよ?
F2なりの大きなボケです。
質感・立体感が良く出ています。
マニュアルフォーカスだから楽しめる、ピント位置の移動。
かなり冷たい、クールな表現です。
ボケ、破綻しないなあ。
周辺光量落ちも穏やかです。変な色かぶりもありません。
F2→F5.6に絞ると、コントラストがかなり向上します。
F2ではすっ飛んでいた明部が、F5.6ではちゃんと色が出ます。
アストロリなんて聞いたことも無かったし、デザインはダサいし、クリック感の無い絞りは苦手だし、最短撮影距離はあまり近く無いし。しかしこの価格でこの描写か!?と驚きました。特にボケが特筆ものですね。RF50mm F1.8 STMのうるさいボケよりもかなり上等です。
引き続き、女性ポートレートを撮影・報告します。
この記事は2024/05/10に公開され、121 views読まれました。