ニコ動見られればOK のリビング用マシンにChromium OS/ChromeBookを設定してみました。超簡単!
2016年01月31日
食卓脇に置いて、夏はニコニコ生放送でベイスターズ戦、一時期はニコ動ペイチャンネルで進撃の巨人を観ていたノートパソコン(最近はわざわざパソコンって言いませんね)。
ビックロ開店時の特価品でLenovo G585。AMDのCPUにメモリをフル増設しても2GB、Windows 7の64bitというのが泣き所です。Windows 10にアップグレードして少しは快適になったかな?と思いましたが、とにかく起動が遅い!Windows updateなんてかかった日には一服どころか仮眠しても起ち上がらないこともしばしば(Windows updateの仕様が悪いってのは別問題としていつか追求)。いつしかまったく開かなくなってしまいました。
うちにはあと3台ノートがあります。
- 仕事で持ち出すDELLの小さめ。Windows 10を入れてあり、けっこう快適です。
- パナソニックの、ほぼ壊れてるやつ。ATA HDDだし、たぶんほかる(捨てる)しかなさそう。
- XPのサポート終了時に、女の子に「新しいマシン買いたいの〜つきあって〜」と言われてセットアップまでしてやり、お土産にもらってきたDELLの大型ノート・テンキー付き。バッテリー死亡。
- どこかにIBMの「ウルトラマンPC」も眠っているはず。
- 忘れてた。Mac Book DUO 270cも、かろうじて起動はする。漢字TALK6.0.7。
この旧XPマシンをChromeBookにしてやろう!と。
Vostro 1710 Celeron G550 2GHzメモリ2GBモニター17インチ。CPUはともかく、画面でかい!バッテリー死んでるしAC繋ぎっぱなしで使うので大きいことは良いことです。
ChromeBookと言っても、Chrome OSオープンソース版のChromium OSというOSをインストールします。HDDをSSDに積み替えたりとか、そういうお金をかけることはしません。
インストールディスク作成
8GB以上のUSBメモリを用意します。こちらはドンキで買った税込み861円の代物です。
マック(WindowsでもOK)で以下にアクセス。「For Individuals」を選びます。
左のでかい「DOWNLOAD CLOUDREADY NOW」ボタンを押してダウンロードします。
先ほどのUSBメモリを挿しておきます。
Chromeを起動し「Chromebookリカバリユーティリティ」を検索してダウンロードします。なんだか勝手に「Chromeアプリランチャー」というのがドックに追加されるので、そこから「Chromebookリカバリユーティリティ」を起動します。LaunchPadから直接「Chromebookリカバリユーティリティ」を立ち上げてもかまいません。
さて、ここが問題です。ChromeBookのリカバリツールですから「モデルは何〜?」と聞いてきます。サンプル名が書いてありますが、何を書いてもムダ。右上の歯車アイコンをクリックします。
ここで「ローカルイメージを使用」を選択し、先ほどダウンロードしたchromiumos_image.binを指定します。
「次へ」をクリックすると「Chromium OS起動ディスク」がUSBメモリに作成されます。
ああ、ちゃんとUSBメモリが挿さっていればこんな画面にはならず「20分以内には終わるよ〜」とメッセージが出ます。
起動
最初にターゲットマシンのBIOSを確認します。BIOSってのは、Basic Input Output Systemの頭文字。PCを起動するのに最低限必要な、機械にピッタリとくっついているOSのようなものです。とにかく、こいつの設定を変えないことには始まりません。PCの電源を入れた時、たいてい下の方に「SETUP F2」とかいう文字が出るはずです。F8とかF12とか、機種によって違うのでなんとか見つけてください。文字だけの画面が現れると思います。
「BOOT」という項目をなんとか見つけてそのページに移動。
「First BOOT」とか書いてある項目を「USB Drive」とかに変更します。「とか」が続きますが、表記が機種によって違うのでがんばって読み取ってください。
設定を保存して再起動します。「SAVE AND REBOOT」とかいう項目があるはずです(^_^;
あとはUSBメモリをマシンに挿したまま放っておけば、すぐにChromium OSが起動します!
インストール
この時点で起ち上がっているChromium OSは、USBメモリが起動ディスクです。いっそ、USBスロットに埋もれてしまうような小型のUSBメモリを使って、そのまま運用するという手もありです。
それはともかく。
起動すると下の画面になります。お好きに設定。ネットワーク接続は必須です。
Flashをインストールするか聞いてくるので、こいつも必須です。
アカウントを聞いてきます、ここで入力するのは「Googleアカウント」です。言葉たらずな画面ですねー。GmailがあればOKです。無ければ他のマシンやスマホで取得しましょう。
この時点でGoogleアカウントのプロフィール画像が表示されます。パスワードを入れましょう。
ログイン画像はそのままでOK。
「こんにちは」画面。
さて、無事に「USBメモリからChromium OSが」起動しました。今回は内蔵HDDをフォーマットして完全ChromeBook化します。
右下のプロフィールアイコンをクリックするとメニューが出てきますので「Install Cloudready」をクリックします。
あとは同じ事の繰り返し(^_^;
カーソルは「デュアルブート」を指していますが「スタンドアローン」を選択します。
ハードディスクの中身消してインストールするよ?
HDD消してるのでけっこう時間がかかります。
インストールが終了すると電源が落ちます。USBメモリを取り外し、電源を入れ直して・・・。
成功!
USBメモリから起動した時とまったく同じ質問が最初から繰り返されます。ここは辛抱です。
体感速度
速い!!とにかく速い!これがSSDに入っていたら、起動なんて一瞬でしょう?
Cloudreadyのおかげで、とてもかんたんに古いマシンを再生することができました。
さて、初期の状態で何ができるかというと、ホームページが見れます!いや、それだけwそのためのOSですもの。ニコ動もYoutubeも見れます。gmail.comもちゃんと動きます。日本語入力も「全角/半角」キーで切り替え可能。私が使う「かな入力」も「ATOK風キーアサイン」も設定できます。すげー。
データはGoogle Driveに保存するのがデフォルトです。エクセルやワードの書類も、ブラウザベースのGoogleアプリで編集可能。
他のアプリケーションが使いたい場合は、 「Chrome ウェブストア」で探します。実際の使い方は別記事で。
Amazon Prime ビデオは閲覧できず
気を良くして「Amazon Prime ビデオ」に挑戦したところ、DRMのためのプラグインが導入されますが有効になりません。私のマシンが悪いのか、そもそも無理なのか?調査します。
この記事は2016/01/31に公開され、53 views読まれました。