EF-M32mm F1.4 STMがあれば「一目置かれるカメラマン」になれるかも。ファーストレビュー。
2018年11月06日
早速ですが(^_^ EF-M32mm F1.4 STMが我が家にやってきました。白いEOS Kiss Mに黒いレンズ、案外とかっこいいでしょう?
EF-M32mm F1.4 STMはフルサイズ換算51mm。EOS Mシステムに待望の「明るい標準レンズ」です。これまでもEF-M28mm F3.5 IS STMマクロがありましたし私も購入しましたが、沈胴式で暗くて大きくて、ちょっと使いにくかったんですよね。フルサイズ換算45mmと、スペックは良かったんですが。前面LEDライトというギミックも面白いのにねえ(^_^;
それはさておき。
- フルサイズ換算51mmの「ザ・標準レンズ」。
- それなりにボケも楽しめる明るさF1.4。
- 最短撮影距離23cm、撮影倍率0.25倍。フルサイズ換算すれば0.4倍のハーフマクロ!
- 「中身が詰まってるなあ」と思わせるズッシリした重さながら鏡筒サイズ60.9mmと全EF-Mレンズと共通のコンパクトさ。
- 軽いEOS Kiss Mに取り付けてもバランスの良い軽さ(相反すること言ってますが、そうなんです)。
- 静かで速いSTM。
- フィルターサイズ43mmとリーズナブル。これはEF-M22mm F2 STMと同じ。逆に22mmはなんでそんなに大きいんだ?
前回の「EOS Kiss Mに高画質レンズを付ける意味はあるのか?」で検証した通り、EOS Kiss Mだって良いレンズを付ければ、キットレンズとは格段に違う画を出してくれるんです!!!
ということで、女の子撮ってみました。
生憎の雨なのでベランダで。
F1.4開放で右目にだけピントが合っています。EOS Kiss Mの瞳AFもなかなか優秀ですよ。
前に乗り出したはなは、もちろんアウトフォーカス。
背景はボケているのもありますが、白飛びしていますね。
バストアップ・開放のボケ量はこれぐらいです。前回記事の85mm F1.4のような大ボケは得られませんが、十分でしょう。女の子の耳は完全にボケていますよ。
眼鏡外して少し近づいて向きを変えて。
ピント面の髪の毛はしっかり解像しています。
これなら積極的に開放で・・・いや、開放だけ使いたいなあ。
思い切り近づくとこんなにクローズアップできます。
ブロック塀でピントの薄さがよく分かります。フルサイズのボケ量には及びませんが、使いやすい。
積極的にボケを作ろうとすると、この程度です。けっこう「溶ける」タイプのボケですね。
平面性も確保されています。開放でもコントラスト低下はわずかですね。
水たまり。
STMなのでフルタイムマニュアルフォーカスです。写り込んだ景色にピントをかんたんに移動できます。
シャープです。
暗いズームなら「瞳AF」どころか「顔認識AF」でだいたい被写界深度に入ってしまいます。EF-M32mm F1.4 STMの開放なら「瞳AF」の威力を存分に発揮して、気軽に子どもや女の子をきれいなボケを活かして撮れますね。
いやね、今になってつくづく「EOS Mはよく考えられたシステムだなあ」と。
「鏡筒サイズ60.9mmのこだわりって何だ?」と、最初は訝しく思っていたのですよ。しかしシステムとして持ち歩くとこれほど便利なものは無いです。常に持っていなければ意味が無い、で、持って歩けるシステムですよ、と。
そこに加わった待望の明るい単焦点標準レンズ、しかも寄れる!
明るい単焦点で腕を磨いて、もっともっと楽しい写真を(^_^ / EF-M22mm F2 STMとどちらを選ぶかは、好みの問題ですね。あと価格wwもうちょっと安いといいのになあ。せめてEF50mm F1.4 USMぐらいに。
この記事は2018/11/06に公開され、370 views読まれました。