10数年ぶりのコンデジGR IIIはポケットに入る超高画質。28mm単焦点はいいね。
2019年03月21日
2019年3月14日ホワイトデー。EOS RPが発売されました。実に良いカメラです。10万、いや12万円になったら欲しいなあ。フルサイズ・フル機能のEOS Kissですよ。悪いわけが無い。
15日、バッグを物色に新宿へ。もちろんEOS RPもしみじみ触って「いいなあ」。でもうちにはEOS Rがあるからね。同時に出てたら絶対にRP買ってたなあ。そしてリコーGR IIIをあらためて見る、と。CP+で一目惚れしたGR III。ブルーリングの付いた限定版がまだ在庫あるよ、と。
EOS Kiss Mとの入れ替え決定!
EOS Rがあるので、Kiss Mはパーティスナップに使っていたのですが、いつも付けて行くのはEF-M22mm F2 STM。それなら単焦点(フルサイズ換算)28mmのGR IIIだっていいんじゃない?EOS Kiss Mはポケットに入らないけれど、GR IIIは入るよ?
ということで、GR IIIと液晶保護フィルムをお迎えです!
実はGRシリーズはこれが初めてです。カメラ・写真好きの友人がこぞって「GRいいよー。これだけはいつもバッグに入れてるよ」と誘われていたのですが、GR IIまでのレスポンスにはどうしても我慢ができず。友人はじっくりと録る派ですが、私は動き物がメイン。ハッと感じたらすぐ撮れないとイヤ。起動時間もAF速度も書き込み時間も、全てに満足ができなかったのです。
しかしGR IIIは違います。
0.8秒と言われる起動時間。電動沈胴レンズは、文字通りアッという間に出てきます。AFも高速。そしてとにかく小さい!先代GR IIより小さいとは!?
GR IIIに惚れたところ。
小さくて高速。本当に「最強スナップシューター」ですね。長いネックストラップで首からぶら下げても良し、裸でポケットに入れても良し。撮影できるようになるまでの時間が、本格的な一眼(レフ)とトータルでは変わらない印象です。ポケットからサッと取り出せることを考えると「チャンスに強い」という意味では、GR III最強ですね。
そして圧倒的に画質が良い!歪みが無くて色が深くてシャープで立体感・空気感があって。
シャープで収差が少ないレンズと、高性能なセンサー、たぶん高性能(?)なCPU。写真を見ると、一眼だ〜コンデジだ〜とカメラを競うのが馬鹿らしくなります。
GR IIIを使ってみて良かったところ。
- ジャケット・ジャンパーさえ着ていれば、ポケットに入ります。注意すればジーンズの尻ポケットでもいけるかな?
- デリケートではないプラスチッキーな外装。気軽に扱えます(^_^;
- 起動がとにかく速い!
- キヤノン派のポチには慣れが必要でしたが、操作系もよく考えられています。最低限のボタン&ダイヤルで、頻度の高い操作はだいたいできます。
- やはりタッチスクリーンモニタは便利。
- USB充電は便利。USB Type-Cで、PCのUSBハブからでも充電できます。
- 解像感が抜群。
- 好きな色が出る。
- 歪みを感じないレンズ。
- レンズバリアで安心。キャップを外す手間も無くす心配もありません。
- RAWはDNGなので、現像も安心。
GR IIIここが不満。
電灯下でのホワイトバランス。AWD設定を変更しても、だいたい真っ赤に写ります。EOSはそんなことないんだけどなあ。
そして暗い所では暗めに写ります。ある意味正しいと言えますが・・。
「後方優先」な感じのAF。特に小さな花を撮ろうとすると、いくらAFポイントをタッチしても後ろにひっぱられます。
極端に近ければマクロモード切替でイケますが、こちらの写真はMFです。そもそもAFって「赤」に弱いですが、それだけではない感じ。
これぐらいの花には、スッと合焦します。
とにかくバッテリーが保たない!せっかく小さなカメラなので、ポケットにポイッと入れて持ち運びたいのですが、予備バッテリー持参というのもなんだかなあ?ちなみにまだ予備バッテリーは購入していません。
GR IIIで実写・感想。
ADJボタンが使いやすく、楽に露出補正できます。半逆光(太陽はバナーの裏)でも、まったく破綻しないレンズも秀逸です。
とにかくまったく歪みません。
解像度とともに質感がとてもよく出ます。
渋い色も良い感じに出ます。
こぶし(?)の花。この解像感、たまりません。
近接撮影距離、ノーマルで10cmってスゴイです!テーブルフォトに無敵です。
35mmレンズよりも一歩踏み込むと、ちょうど良い画角です。
小さな花に寄って撮ると、ボケもきれいです。
問題は10万円オーバーの価格。
APS-Cのコンデジですよ?F2.8と普通の明るさの単焦点ですよ?望遠で運動会の子どもを撮るのは無理ですよ?ストロボついてませんよ?
しかし毎日持ち歩けて、パーティスナップ最強で、アップ目のポートレイトだっていけちゃいます。
そして、出てくる画は最高!←これが重要。
GRシリーズは歴代「値下がりしない」が伝統なので、さっさと手を出して幸せになっちゃった方が良いと思います。
GR IIIで幸せになれる設定は次回。EOS流とは違うので、最強設定模索中です。
この記事は2019/03/21に公開され、148 views読まれました。