RF85mm F2 MACRO IS STM試写。中望遠ハーフマクロは凝視に近い感覚でパシャパシャ撮れます。
2020年11月01日
RF85mm F2 MACRO IS STMを予約して、発売日にマップカメラで受け取りました。「キヤノン買い換え下取り7%アップ(正式名称忘れた)」のおかげで、かなりお得に入手できました。
特徴は
- RF85mm F1.2L IS USMと比べて大幅に小型軽量で安価です。DSとは言わずもがな。
- ハーフマクロで0.35mまで近寄れます。これはEF50mm F1.8 STMと同じ距離ですね。本格マクロ派の人には物足りないかもしれませんが、日常スナップで足りないことはありえないでしょう。道ばたの花を撮るなど、ほど良い距離が保てます。
- EOS R5と組み合わせると驚異の手プレ補正8段です。EOS RやRPでも、レンズのISだけでも5段分の能力があります。
- F1.2と比べれば少ない量ですが、バストアップ以上のポートレイトでは必要十分なボケを稼げます。
- 中望遠ですが、フードは付属しません。
- 安心の金属マウントです。
しばらく使ってみて「こりゃあ良い!」としか言えません。もともと85mmは好きな焦点距離なのですが、EF85mm F1.8 USMはさすがに設計が古く、解像感不足が否めませんでした。また、色も淡いというか。
試写1
思い切り寄ってみました。
試写2
犬がこちらに気がついて寄ってきてしまう前にシャッターを切れます。
試写3
動物瞳AFもバッチリです。
人物に切り替えると、犬はボケボケ。
立体感が猛烈にあります!(特に女の子の鼻筋のあたり)
感想。
- RF50mm F1.2L USMで感じた「解像感高すぎて人物撮りすると怖い」というほどではありません。優しい写りに感じます。
- ボケが穏やかです。そしてF2とは言え85mm、大きなボケが期待できます。
- 色再現が自然です。RF24-105mm F4L IS USM、RF35mm F1.8 MACRO IS STM、RF50mm F1.2L USMと同じグループ(勝手な分類です)。RF24-105mm F4-7.1 IS STMやRF24-240mm F4-6.3 IS STMはRAW現像すると「あま〜〜〜〜い色」に感じますが、それとは別物です。
- 太さはRF35mm F1.8 MACRO IS STMと同等。ちょっと長いですが、付け替えても違和感の無いサイズです。
「これが5万円台なら誰にでも勧めるのになあ〜」という7万円台の価格だけがネックですが、今時の他のレンズと比べれば安いですね(^_^; F1.2を迷っている方は、こちらの方が幸せになれると思います。
ところで、RF50mm F1.8 STMの外観写真がいよいよリークされましたね。ISもマクロもつかずシンプルな見た目です。EOS R5/R6で使えばボディ内手ぶれ補正も効きますし、小型軽量と安さを優先したのでしょう。小さくて解像力がそこそこ、ボケがきれいなレンズは正義です!いっそF2でも許せます。
EF50mm F1.8(初期型)、EF50mm F1.8 II、EF50mm F1.8 STMと変わらなかったレンズ構成がいよいよ変更されています。前後対称の変形ダブルガウス(プラナー型)からちょびっと変わっています。ベースはダブルガウスと呼んで良いのかな?そのあたりはあまり詳しくないですw 非球面レンズが一枚使われているようです。非球面を使っているから高価!ということは無いでしょう。APS-Cのキットレンズにだってモールド非球面とか使われていますからね。
描写(特にボケ)以外で一番気になるのは、近接撮影能力です。EF50mm F1.8 STMが35cmでしたから30cm?25cmまでいけば実質ハーフマクロです。
さすがに1万円台ということはないでしょうが、5万円とも考えられず。ズバリ、29,800円ならバーゲンプライスと思いますが、発表が楽しみです。
この記事は2020/11/01に公開され、116 views読まれました。