9200117035641291ぽちろぐEOS R6II・GR III・α7IIIの実体験お散歩カメラブログ。EOS R5でオールドレンズ 。α7 IIIと対決。
EOS R5でオールドレンズ 。α7 IIIと対決。

EOS R5でオールドレンズ 。α7 IIIと対決。

なかなか撮影にも行けないのですが、そんな時こそ!と、EOS R5でオールドレンズを試してみました。

レンズは定番中の定番、オールドレンズの王様?入門機?ヤシカコンタックスマウントのPlanar 1.4/50 T*です。

マウントアダプターはK&F Concept。

例によってマウントアダプターはK&F Conceptです。電子設定も不要なので、安価で精度が高いK&F Conceptは実に手頃です。EOS Rマウント用も4〜5000円程度で12種類と揃ってきました。現在のラインナップは

  • Canon FD
  • Contax Yashica
  • ライカM
  • M42
  • ミノルタMD
  • ミノルタA /ソニーA
  • オリンパスOM
  • Nikon F
  • Pentax K
  • Nikon G
  • M39
  • Canon EF

ニコンのFとGは絞りの有無の差ですね。

さすがにキヤノンEF用は純正の方が良いでしょう(^_^; AFはもちろん、絞りの制御もできません。せっかくEF→RFは完全互換なのですから。

人気のヤシコン・ライカM、種類が豊富で安価で楽しいレンズが多いM42マウントが揃っているのは心強いところです。どれもシンプルなデザインでカメラ/レンズ間で悪目立ちしません。

実写。

ヤシコン・プラナーと言えば「繊細で、開放で柔らかく、絞ってキリリと」。

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開放で撮ると「非現実感」が半端ないです。

  • ピント面の薄さ(50mm F1.4・フルサイズなので当然)。
  • 絶妙なハロの量。
  • コントラストの低下。
  • 周辺光量の盛大な低下。

昔の映画に迷い込んでしまったかのような感覚ですね。オールドレンズを使うからには、これぐらい現代の描写と違わないと。

ところが、1段絞るといきなりキリリ!と引き締まるのがこのレンズの面白いところです。

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もやっとしたハロが無くなり、コントラストが大幅に向上します。

このレンズ、基本的には絞りは0.5段刻みなのですが、F1.4の次はF2と一段飛ばしになっています。私はこのF2が好きです。コントラストが高くシャープな描写でありながら、解像度は高くなく色味も鮮やかすぎません。いやいや、色味は渋いです。

F1.4

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F2

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F2.8

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F4

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絞り値で色味も含めて描写がかなり変わります。

開放でのボケはかなりうるさいです。「大ボケ」を狙うと、かなりうるさいことになります。このあたりは好き嫌いが出るかなあ?

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F2以上に絞るとボケ味は落ち着きますが、光源が入ると絞りのカタチがハッキリと分かってしまいます。現在のレンズはほとんど「円形絞り」なので、初めて使う方はビックリするかもしれませんね。

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女の子を撮ってみた。

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繊細でありながら、肌理が目立たずきれいに撮れます!現代の超高解像度レンズは、女性の肌が写りすぎるんですよね(^_^;

この写真はF2、ちょうど後ろに光源があり、ボケのカタチが六角形になっています。「うるさい」と思うか「ノスタルジック」と思わせるか?撮影者の意図次第ですね。

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使っていて思うのは、このレンズ、本当に暗めが良い雰囲気です。

EOS R5でオールドレンズの使い勝手は?

拡大表示が楽になった!

R5になって追加されたジョグスティックをプッシュすると、フォーカスポイントをセンターに戻せます。

おかげでこれまでMfボタンに割り当てていた「フォーカスポイントセンター戻し機能」を「拡大機能」に変更できました。

さらに拡大機能が1度押しで5倍、2度押しで15倍と、他のダイヤルとの併用でなくなったのも使いやすくなりました。

残念なのは、相変わらずシャッターボタン半押しでは拡大解除できないこと。これだけはα7の勝ちだと思います。

EVFが高性能で、拡大表示しなくても!

576万画素で歪みが無くシャープなEVFのおかげで、拡大表示せずともピント合わせが楽です。老眼の私にはOVFのEOS 6Dよりも楽!!

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オールドレンズを使うためのボタンや機能が充実したα7IIIですが、EVFはEOS R5の圧勝。α7に惚れて買った子も「ファインダーの歪みと甘さだけは、いつまでたっても納得いかない」と。だからEOSにしとけって言ったのにw ちょいと絞って被写界深度を活かしてオールドレンズスナップするなら、EOS R5は良いですよ!

そうそう、ミラーレスのおかげで実絞りで使うオールドレンズでもファインダーが暗くならないのは嬉しいですね。

レンズフード。

最初の写真のレンズフード、KenkoのLMH55というモデルで、プラナーとベストマッチです。鏡胴とほぼ同じ太さで、先端にネジ切りしてあるためキャップが付けられます!いやもういっそフィルターだって付けられます(お勧めしませんが)!

純正フードも良いですが、実用性第一に考えればぜひお勧めのフードです。

K&F Conceptのお得なコード。

届き次第掲載します。

この記事は2020/10/17に公開され、276 views読まれました。

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