EF-S10-18mm F4.5-5.6IS STMでパンフォーカス撮影を試してみました。
2015年01月17日
来月のライブ「第5回邦楽トリビュートバンドフェスティバル2015」の撮影に備えて、EF-S10-18mm F4.5-5.6IS STMのパンフォーカス撮影をテストしてみました。
パンフォーカスと言っても、正しくは「適度な絞りで3m前後にピントを合わせて、どのぐらい被写界深度に入るか?」のテストです。文字にするとわかりにくい(^_^;
まずは取りたい写真。近いとこのぐらいです。ポジション取りによってもう少し近いかも。
中間でこのぐらい。
遠くてもステージの奥までいっちゃうわけではないので10mも離れません。
要は2〜5mぐらいのところにピントが合ってくれればいいなあ、と。
EOS Kiss X7のAFは、コンデジとは比べものにならないとは言え、ダンサーを追いかけるには低速です。そこで「AFを解除、MFで固定してどのぐらいピントが合うだろう?」となりました。本来ならば三脚に固定して奥行きパターンを撮影し被写界深度を調べる・・・となりますが、現場では他の要素が複雑にからみます。
まずは「ピントリングに触ってピント位置がずれてしまう可能性が高い」こと。時々、再AFしてあらためてMF固定にする場合があること。絞りはステージの明るさからF5.6しか選択の余地がないこと。等です。
テスト開始
まずはモネにAF。約1.5mです(この時点で趣旨とはなれています)。
ここでMFに変更。以後、同じピントで撮っています。
2.5mほどですが、全体にピントが来ています。
4mぐらい、かなり甘い・・というかピント外れてます。
女の子にピントが合って、モネは被写界深度外。やはり手前は厳しいですね。
やはりモネは外。
全員ピントが合っています。
現場ではどうしましょう?
微妙に被写体との距離を変えて動きながら、ひたすらシャッターを切りました。シングルモードです。その最中にバッファが一杯になって待たされてしまいました。
さすがKiss!バッファ小さいわー。
焦点距離10mm固定、絞りF5.6固定で、思ったほど被写界深度は深くなりませんでした。F8だとまた状況は違うと思いますが、ステージはF5.6が限界です。ISOもできるだけ上げたくないし、シャッタースピードも稼ぎたいですからね。
バッファ問題もあり、一枚一枚ていねいに撮るのが得策なようです。
設定はAF・F5.6絞り優先モード・連続撮影・RAWというところでしょう。AFは他店測距が使えそうです。メインじゃ無い被写体にピントがいっても、被写界深度で間に合いそうです。ISOは1600-6400で状況によって変更するのが良さそうです。
結局、「フルオート」がちょうど良いということになりました。
この記事は2015/01/17に公開され、51 views読まれました。