タムロンの激安超広角20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050)。
2020年02月07日
【追記】2020年2月12日、Lightroomが対応しました。
https://helpx.adobe.com/jp/camera-raw/kb/supported-lenses.html
タムロン好調ですね。
28-75mm F2.8、17-28mm F2.8-4とSONYα用FEマウント交換レンズで絶好調のタムロンが、35mm・24mmに続いていよいよ20mm F2.8を発売しました。35・24は2019年12月に発売だったのに20mmのみは2020年1月末発売。途中何度も「価格も下がったし、24mmの方が使い出あるよなあ?」と日和りそうになりましたが、我慢して待って20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050)を発売日に購入しました。
結果、正解!
昔、EOS 5D・5D Mark IIでEF20mm F2.8 USMを使っていて好きだったのですが、16-35mmを入手して以来使わなくなり売却してしまいました。超広角はもっぱらライブ撮影で使っていたので、ズームの方が何かと便利だったのです。あと、描写が16-35mmズームの方が良かったのも原因(^_^;
しかしα7IIIはお遊び用。ライブ撮影では使わないので実用にこだわる必要もなく、偏った趣味のレンズを使えます。いや、偏屈な単焦点レンズしか使いたくない!!!
タムロンの新しい20mmは
- 先行した35・24mmの評判が良い。
- 圧倒的に軽い。
- 最短撮影距離11cm。
- 実売3万円台と激安。
と、買わない理由が見つかりません。
外観・使い勝手。
タムロン20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050)を付けたα7III。
超コンパクトなシグマ45mm F2.8 DG DNを付けた状態。
- フードを付けるとだいたい同じ長さになります。鏡筒はタムロンがだいぶ太いため大きく見えます。
- 重量はタムロン220g、シグマ215gと同等。
- バッグに入れるとほとんど違いを感じません。
- マウントは、大手メーカー製品にしてはかなりキツめです。両手でしっかり持って回さないとロックまで行きません。これはロットの問題かも?
- フィルター径は67mmでDi IIIシリーズ共通です。タムロンで揃えるなら、これは大きなメリットですね。
- スイッチ類は無いため、特に操作性の問題はありません。
- プラスチック製のチープな浅い物ですが、フードが付属しています。
- 67mm径のフィルターが付けられるので安心です。
実写。
RAWで撮影、Imaging Edgeで現像しました。レンズプロファイルを適用しています。
Lightroomでは。
Imaging Edgeで現像。
Lightroomで現像。
Imaging Edgeで現像。
Lightroomで現像。
Imaging Edgeで現像。
Lightroomで現像。
Lightroomの方は少々色をいじってしまったので、印象が異なると思います。
見ていただきたいのは「歪曲補正」です。
Lightroomの「プロファイル補正を使用」で「レンズプロファイル」にチェックすると「メーカー:内蔵」となります。しかし実際には無補正となります。
Lightroomの「レンズ対応表」にはまだ2019年12月分までで、タムロン20mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F050)が掲載されていないのが原因だと思います。「内蔵」じゃないじゃないねえ(^_^;
対してImaging Edgeは正しく補正されます。けれど、補正はちょっと弱めですね?「SALE」の窓枠が直線なのに、少し円弧を描いています。
ぽちろぐの感想。
- 無補正ではとても大きな歪曲。
- 周辺光量落ちは意外と小さい。
- 色味は正常。安いレンズは「甘ったるい色味が多い」という印象だったのですが、そのようなことはありません。
- 十分な解像感。黒が潰れないのが好印象です。
- 超広角のくせにボケ味が穏やかできれいです。
- シグマがキリリとした感じに対して、タムロンは優しい描写ですね。
- とにかく軽い!シグマの45mmと別にもう一本持って歩けます。
とても好印象です。犬や子どもを撮る時、被写体が必要以上に近づいてくるのが常なので、重宝します。
願わくばLightroomが早く対応してくれますように。
この記事は2020/02/07に公開され、245 views読まれました。