【追記:拡大表示復帰】全く変わらないのに全然違うEOS R6 Mark IIレビュー。

【追記:拡大表示復帰】全く変わらないのに全然違うEOS R6 Mark IIレビュー。

R001572 【追記:拡大表示復帰】全く変わらないのに全然違うEOS R6 Mark IIレビュー。

2020年8月に発売されたEOS R6が、早くも2022年12月にMark IIとなりました。発売前のタッチ&トライはこちらです

「EOS R5があるから大丈夫・・」と思っていたのですが、事情により入れ替えましたので早速レビューです。

結論。

見た目も表記される機能もほとんど変わらないのに、全然違う!

R6の2000万画素から2400万画素となり、画素数での安心感が増しました。GR IIIと同じというのも良いですね。コンデジより少ないとなるとちょっと・・。

バッテリーは安心のLP-E6NHです。すでに予備3個、ボディ同梱を合わせて4個になったので、長丁場の「邦楽トリバンフェス」でも安心です。これ、けっこう重要です。バッテリーは消耗品ですが、総入れ替えとなるとけっこう手間なんです。

ボディデザインは全く変わらず。大変更と言えば電源スイッチが右手側となったこと。左の元電源スイッチ位置には静止画/動画切替スイッチが付きました。この変更は私にとっては微妙です。たぶん静止画/動画切替スイッチにはパーマセルテープを貼ってしまうでしょう。

それでも電源スイッチは位置の大変更にも関わらず、あまり違和感を覚えません。

ホットシューは最新のマルチアクセサリーシューとなり、ゴム製のアクセサリーシューカバーが標準装備状態となりました。これもマルチアクセサリーシューの恩恵を受ける機材を持っていない身としては微妙なところ。デリケートな部分はなるべく無くして欲しい。

と、「小改良ですか?」という程度の見た目の差です。

AFがまるで違う!

さて実際に使うと、最大の違いはAFです。

被写体認識もすごいのですが、一点〜エリアAFで捕まえた被写体をトラッキングしてくれます。これが凄い。

    撮影者が自分の意思で選んだ被写体が動くと、それをずっと追いかけてくれるという。逆にカメラを振っても、測距点は被写体に残ったままでAFしてくれます。感動します。言葉で伝えるのはとても難しいので、実機を覗いてみてください。

    • AFをSERVOに設定。
    • サーボAF中の全域トラッキングをオン。
    • AF動作が「AI FOCUS」だと動作しないようです。

    また、AFの迷いはR5と比べても減ったように感じます。

    畑にあまり見ない鳥がいました。さすがにこの距離と色で瞳AFは働きませんでしたが、被写体として捕まえくれました。

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    犬はバッチリ瞳AFします。瞳AFの被写体選択は「自動」です。

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    真っ黒なはなの瞳より、コントラストの高いミミの瞳に引っ張られるのは仕方ないところです。

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    この距離でも瞳AFが働くとは。

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    前後関係がハッキリしている場合は、バッチリと花を捕まえます。

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    ゴチャゴチャしている場合の被写体選択は「手前」が基本なのは変わりませんが、あまり手前に執着せずに「良さげ」なところを捕まえてくれるようになったと感じます。

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    解像感について。

    「3000万画素のEOS 5D Mark IVよりも解像感が高い」と「何言ってんだ?」と思いましたが、確かにそう感じます。

    操作感。

    マルチコントローラー(EVF脇のレバー)の中央押しが格段にやりやすくなりました。

    測距点を中央戻しするのに多用するのですが、R5ではまっすぐ押せずにAFポイントが移動するだけのことがままありました。疲れてくるとよくあるんですよね。

    マルチコントローラー中央が微妙に凹から凸になり、また深さも浅くなったように感じます。軸受けの改良とかいろいろあるのでしょうね。

    操作感とは違いますが、R5よりも格段に軽いですね。その分、質感はプラスチッキーです。

    軽いおかげで、片手撮影も楽になりました。軽量なRF50mm F1.8 STMやRF16mm F2.8 STMなら抜群ですね。

    追記:拡大表示時の復帰。

    これまでのモニタ/EVFで拡大表示する場合、復帰するには「拡大表示ボタンを押し続ける(ロータリー式)」しかありませんでした。

    EOS R6 Mark IIではシャッターボタンの半押しで、拡大表示から復帰できるようになりました。

    EOS R5でオールドレンズ 。α7 IIIと対決。

    で書いている通り、これまではできなかったことです。AFレンズでは特に問題ありませんが、オールドレンズでは

    • 拡大してシビアなピント合わせ。
    • シャッターボタン半押しですぐに復帰してフレーミングの再調整。

    という流れがスムーズになりました。

    特にアピールされていないようなので特記しておきます。

    ポチはM-Fnボタンに拡大表示を割り当てました。

    少し気になるけれど、これから詳しく検証。

    R5で導入して感激していたCFExpressが使えなくなりました。久しぶりにSDXC生活に逆戻りです。

    撮影用バッファにはそれほど不安を感じないのですが、再生時にかなりのひっかかりを感じます。これはSDカードが古いせいかもしれないので、よくよくチェックしてみます。SDカードも消耗品ですものね。

    バッテリーの消耗は遅くなった(保ちが良くなった)ように感じます。R5とは細かいところ(EVFの解像度や・・)でかなりの差があるためかもしれませんね。

    「スタンダード機」というには高価ですが、仕事にちゃんと使える機能・性能「以上」だと感じています。

    春以降は撮影の機会が増えますので、よくよく使い込んでみたいと思います。

    ファームウェアについて。

    購入したEOS R6 Mark IIは、このタイミングでもまだファームウェアがver.1.0.0でした。現在は1.1.1となっています。スピードライトEL-5は持っていませんが、早速バージョンアップしました。

    ファームウェアはこちらからダウンロードできます。

    https://cweb.canon.jp/drv-upd/eosd/eosr6mark2-firm.html

    バッテリーはぜひ予備を。

    この記事は2023/03/08に公開され2024/01/22に更新、427 views読まれました。

    これまでのコメント

    • blank ZiZi より:

      はじめまして。
      R6 Mark II使用しているので参考にさせていただいてます。
      一点質問なのですが、拡大表示時の復帰をシャッターボタンの半押しで可能とのことですが、当方M-Fnボタンに拡大表示を割り当てても半押しで復帰しません。
      他に設定箇所などあるのでしょうか?

      • blank ぽち より:

        コメントありがとうございます。
        確認しましたが、特別に追加設定したものはありません。
        他の設定を同一にしてもダメですか?ファームウェアのバージョンも確認してみてくださいね。

        • blank ZiZi より:

          早速ありがとうございます。
          やはりうまくできません…
          AFの時に拡大すると確かに半押しで復帰しますが、MFにすると復帰しません。
          ファームを最新に上げても変わりませんでした。
          もう少し色々試してみます。
          どうもありがとうございました!!

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