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キヤノンEOS 8000Dを実際に購入した私が、お勧めする10の理由。EOS 9000Dにもほぼ適応。

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あ・20近くありました、お勧めポイント

書き始めたら20近くありました。「10の理由」というタイトルは、釣り的なアレですね。気にせずに進めましょう。(タイトル変えました。)

「エミリとKiss X7写真教室」連載開始しました!

ふつうは一台しか買わないですよね、一眼レフ

私は趣味7割・仕事3割で写真を撮りますので、どうしても2台以上のカメラが必要です。一時期都合でEOS 5D MkII一台ということがあったのですが、さっぱりしたと同時に寂しくて寂しくてけっこうなストレスでした。物欲高まり過ぎ!

EOS Kiss X7に乗り換えてからは、いつでもどこでも持って行ける小ささ・軽さに感激。あえて5Dを手放してしまいました。今もメインカメラは「X7です!」と胸を張れます。

まあ、X7はKissなりの弱点がありまして。1800万画素と低画素(?)、連写に弱い(特に連続撮影枚数)、一呼吸遅れる背面液晶での設定チェック等々。AFが9点というのも「いまどきなあ〜」です。

そんな時に出てきたEOS 7D MkII!「すごいすごい、これが待っていたカメラだ!」と思いましたが、良いのは誰でも分かっています。「ぽちろぐ」のネタとしては弱いかなあ(笑)と。

そこで手を出したのが、AFもけっこうイケそう・上面液晶もうれしい・価格もそこそこなEOS 8000Dです。中身はKissとは言え、キヤノン久しぶりの新型番系列マシンです。2400万画素センサーも新型だし、7Dには無いバリアングルだし、RGB+IR測光センサーも7560画素という低スペック新型だし(^_^ /

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結果、買って正解でした。

「もっと良い写真を撮りたい」「何でも撮りたい・きれいに撮りたい・楽に撮りたい」という、一眼レフが一台だけ欲しい人には最適ではないかと思います。

操作感・デザイン

軽い

5D MkIIと比べて、です(^_^;

最高8時間のライブ撮影をしたことがありますが、これなら手首が痛くなったり膝が笑ったりしませんw

ペンタダハミラーでプリズムを搭載していないのはファインダー品質的にはマイナスですが、重量的には本当に大きな効果がありますね。

インテリジェントファインダーが快適

すごいです、インテリジェントファインダー!測距点(AFポイント)を必要な時にしか表示しないように設定できます!

インテリジェントファインダーと言うと「様々な情報を表示できること」が喧伝されますが、問題はそこじゃあない。「何も表示しない」ことを選択できるのがメリットなのです。

Kiss X7も6Dも、以前使っていた5Dも5D MkIIも、AFポイントはファインダースクリーンに刻み込まれていて消すことはできません。特にマニュアルフォーカスしたい時など、この□が邪魔で邪魔で。

ライブ撮影では、一枚ごとに設定を見直すことはまずありえません。撮影に没頭すると、ボーカルやダンサーの動きに集中します。その時によけいな表示が無いことがこんなに嬉しいとは!

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意外と見やすいペンタダハミラー

ペンタプリズムに対してファインダー倍率が低く、暗いためにスクリーンが素通し状態でマニュアルフォーカスがしづらくなるペンタダハミラー。

マニュアルフォーカスはやはりしにくいのですが、倍率に関してはかなり頑張っています。

7Dのように1倍とはいきませんが、0.82倍=X7と同じです。

ところで以前書いたマグニファイヤーMG-Efですが、やはりケラレが大きく像も歪むため、装着はあきらめました。→店頭で試すとそうだったのに、あえて買っちゃいました!「そしたら良かった」話はこちらです。

AFモード切替が楽

初期設定では背面液晶のタッチパネルを操作しないとAFモード変更ができません。

「メニュー」「カスタム機能」「C.FnIII-5 AF・ドライブ測距エリア選択モードの切替」を「1:[…]→メイン電子ダイヤル」にします。あとは目点電子ダイヤル後ろの「[…]AFモード切替ボタン」を押してからメイン電子ダイヤルをクルクルするだけです。

ファインダーを覗いたまま手探りで操作できるのが◎。遠近競合やマクロ時など1点AFと、多点測距の切替はけっこうな頻度でやります。

上面液晶が便利

小さくしょぼい液晶ですが、これがあると無いとでは大違い!Kiss X8iではなく8000Dを選ぶ人は、これが目当てではないでしょうか?一呼吸遅れる背面液晶と違い、常時表示です。

絞り・シャッタースピード・ISO感度・露出補正・バッテリー残量・残撮影枚数と、なぜかWi-fiのオンオフが確認できます。

AFモードはここでは確認できませんが、ファインダーを覗けば一目で分かるので良いかと思います。

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バリアングルが便利

ライブ撮影でカメラを高く持ち上げて、犬を撮るのに低く構えて等、便利です。

その時はライブビューになりますが、ライブビューAFも十分高速に感じます。

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大きいレンズも安心

Kiss X7に取り付けると大きすぎて使いにくかった高倍率ズームや明るい単焦点レンズも、8000Dでは良いバランスになります。

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「なんちゃって7D」的なカッコ良さも(^_^;

これはEF35mm F2 IS USMで、フルサイズ換算56mmの手ぶれ補正付き標準レンズになります。この組み合わせの画質が素晴らしく、急いでフルサイズを買わなくてもいいかな?と思えるほどです。

X7に取り付けるとこんな感じ。レンズがやけに大袈裟に見えるだけでなく、ぶら下げて歩くと大きく揺れます。

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メモリーカードの交換が楽

メモリースロットが電池室と別です。電池室のロックと違ってスムーズに開閉できます。1桁機・2桁機では当然ですが、三脚に取り付けた状態でも交換可能。メモリーカードには注意が必要です。8000Dの能力を活かすためには、最低でも書込速度が30MB/秒以上の物を使いましょう!詳しくはこちら

暗い場所での撮影時等、けっこう焦るんですよ→電池室のロック。

ロックが安心

モード切替ダイヤル・背面電子ダイヤルともロックが付きました。実は、私が購入した一眼レフの中では初めてです。実に安心です。

モード切替は通常はAvで、まず変更することはありません。花火撮る時にMにするぐらいかな?満月撮りたいとか、皆既日食だ!とか。

本来は「モード切替のために貴重なスペースを占有する」こと自体がナンセンスだと思うのですが。替えやすいことより、意図せず替わらないことを優先して欲しいものです。モード切替ダイヤルは「分かりやすいアピールポイント」なので、マーケティング的に外せないのでしょう。モード切替ロックボタンはマーケと実用の妥協の産物なのかもしれません。

今でも私はEOS 1の2つのボタン同時押し+メイン電子ダイヤル操作によるモード切替がベストと信じてやみません。

機能

AEとAWBが正確

RGB+IR測光センサーは、1DXや7D MkIIの「顔検知AF」でたいへん気になっていました。私が気にしていたのは測光センサーを利用したAFの高機能化の方だったのですが、実際に使い始めるとAE・AWB(オートホワイトバランス)の正確さに参ってしまいました。

白い花がちゃんと白く。

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薄暗いラーメン屋でつけ麺が正常な色に。X7などで撮ると赤に転びます。

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空を入れてもバランス良く写ります。

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すべてRAWからストレート現像です。特につけ麺は、今までは必ず色温度調整しなければなりませんでした。撮ったままでこの色にはビックリです。

色検知AFが楽

RGB+IR測光センサーで肌色を検知して優先的にピントを合わせてくれる機能です。

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IR(赤外線)と言うとおり、熱源を感知して「生体」を見つけてくれる気がします。犬も追いかけてくれるんですよ。

他社のカタログを調べてみると、たとえばペンタックスはK-3に「約8.6万画素RGB測光センサー」と書いてあります。8000Dは7560画素と1/10の解像度ですが、+IRが協力なのかなあ?と思います。

私はこの機能が使いたくて8000Dを買いました。

注意点は、ワンショットAFでないと使えないこと。ライブ撮影でどの程度食い付いてくれるかは、近日実写でテストします。

端っこでもAF・19点AFを使うともう6Dは選択できない

「軽いフルサイズ:6Dもいいなあ〜」なんて思っていましたが、インテリジェントファインダーでは無いし11点AFだし。現行6Dは「買いたいカメラリスト」から外れてしまいました。

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画面の隅にある被写体にもスッとピントを合わせてくれる19点AFは「ピントの中抜け」がしにくいように感じます。

まあ、7D MkIIや5D MkIIIの61点AFを使うと19点AFでも満足できなくなるのでしょうが。

ライブビューAFが速い

70DのデュアルピクセルAFセンサーには感動しましたが、負けず劣らずではないでしょうか?

高倍率ズームのように暗いレンズを暗い場所で使うとかなり迷いますが、それは他機種・他社でも同様です。明るい場所では本当にスムーズです。

水準器が便利

ファインダーの左下に小さく表示される簡易水準器。

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○の部分です。うるさくないのに、十分に役に立ってくれます。どうやら私は右下がりのクセがあるようなので、余裕のある時は矯正するようにしています。

店頭展示しているα7等は、ちょうど8000Dの「液晶モニター表示」+グリッドラインをファインダーに表示していますが、あれは「機能ディスプレイ」であって、実用とはほど遠いですね。あんなにうるさいものを常時表示して写真を撮るなんてこと、カメラマンなら考えもしないと思うのですが?「風景写真には必要」とも聞きますが、マーケ優先な気がします。

Wi-fi内蔵でいざという時は使える

iPhoneカメラで撮ってSNSにアップ!とはのるで次元の違う写真をアップできます。

最近はますますInstagramが流行っていますが、インスタグラムはPC・マックからは投稿できません。iPhone・androidで撮った写真またはカメラロールの写真でなければなりません。

そう、iPhoneで撮った写真でなくとも、iPhoneに入っている写真なら良いのです。帰宅してからゆっくりとPCからiPhoneに転送しても良いのですが、Wi-fiを使えばその場で転送できます。接続はスマホ側のWi-fi接続先を変更したり、カメラ認識までちょっと待たされたりと多少面倒です。

RAWで撮った写真は自動的にJPEG現像されて転送されます。

ストロボのコマンダーモード

内蔵ストロボは「光通信ワイヤレス多灯システム」のコマンダーとして使えます。凝った撮影をしたい時にはぜひ欲しい機能です。

キヤノンのワイヤレス多灯システムは、外付けでコマンダー(発光命令を出す側)として使えるのはとても高価な600EX-RTとEOS Mの付属品でもある90EXのみ。

600EX-RTを使うなら電波式ワイヤレスで、スレーブも600EX-RTにしないと旨味がありません。たった2灯でも10万円超(*_*;

90EXはガイドナンバー9と内蔵ストロボよりもガイドナンバーが小さく、新品で買うと8,000円超(中古だと2,000〜3,000円ぐらい)。なんとなくもったいない。

8000Dの内蔵ストロボはコマンダーになりますので、純正の外付けストロボを最低1台購入すれば、被写体の後ろから発光したり遠くからバウンスしたりと楽しめます。多少の経験は必要ですが、ほぼ失敗無くフルオートで多灯撮影ができるのは、とても楽しいですよ!

画質

2400万画素

キヤノンのカメラは好きだけど、センサー性能だけならソニーの方が上だよなあと常々思っていましたが、この新型2400万画素センサーは良い!

鮮鋭度・階調の豊かさ・高輝度部がトばないと、X7までの1800万画素センサーに比べて大きく進化したように感じます。

2400万画素というのも使いやすい画素数です。ドット数も6000x4000とキリが良くて気持ちいいじゃありませんか(冗談)。トリミングにもかなり堪えてくれます。1800万画素から4/3倍にしかなっていないのですけれどね。

高感度画質が向上

EOS Kiss X7 ISO12800の等倍切り出し。

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EOS 8000D ISO12800の等倍切り出し。

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8000Dの方が大きく写っているのは画素数の差によるものです。RAWで撮影しLightroomの一般設定で現像しました。

色味の差があり、X7の方が鮮やかですね。元データと比べると、どちらもJPEGに変換した時点で彩度が大きく落ちています。

粒状性は8000Dの方が多少勝っています。

階調の豊かさは8000Dの圧勝ではないでしょうか?チョッパーの襟元(左下)を見ると、X7は白飛びしていますが8000Dはディテールが残っています。顔の凹凸感・口の立体感も8000Dは表現できています。

次に実用サイズ:横幅1200pxで出力しました。クリックすると拡大表示します。まずはKiss X7。

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こちらは8000D。

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どちらも粒状感は実用レベルだと思いますが、よく見るとX7は多少ノッペリと平坦な感じがします。X7は全体に明るくしている感じ。8000Dは帽子の影の中にも陰影があります。

用意した方が良い物

SDカード

最初は手持ちのClass10 SDXC 32GBを使用しました。結果、連続撮影枚数はRAWで6枚。その後、書き込みが終了するまでかなり待たされました。

次に格安で入手したUHS-I 32GBカード。連続撮影枚数は7枚と1枚しか変わりませんが、書き込み終了までの時間はけっこう短縮されたように思います。うまくストップウォッチで計れないため感覚のみですが、RAWで連続撮影する場合はUHS-Iカードが良いと思います。

UHS-I 32GBは1,600円ぐらい。ビックカメラのアウトレット館で購入しました。「ダメ元」で買いましたが、意外と使えそうです。UHS-Iの32GB正規品は安くても4,500円ぐらいするので、かなりお得です。

SDカードについては、後日、書込速度の差を痛感しました。その記事はこちら

バッテリー

1個は追加しておいた方が良いかな〜?という感じです。

背面液晶を完全に消す設定が無いようなので、電源を入れ直す度に必ず点灯します。その分、EOS 1桁機・2桁機よりもバッテリー消耗が早いのでしょうか?バッテリーサイズも小さいので仕方ないところですね。

Kiss X7と共用できないのが痛いところです。上位互換とかなら良かったのになあ。

保護シール

ふつうは貼りますよね?

現像ソフト

RAW撮影しない人には無関係です。

附属のDPPはたいへん高画質に現像できますが、使い勝手はAdobe Lightroomの圧勝です。

あえて弱点

シャッター音はショボい

パシャパシャパシャ・・・シャッター音は柔らかく締まりがありません。シャッター音が軽いと評判のフルサイズ・6Dの方が締まって聞こえるほどです。これは価格面を考えるとあきらめるしかないかなあ。

MFは苦手

EOSはデジイチの中ではフランジバックが短く、自社のFDレンズを除くほとんどのMFレンズをマウントアダプター経由で取り付けられます。

フランジバックとはマウント面からセンサーまでの距離のことで、マウント自体の形状・信号伝達システムとともにマウント規格を決定する重要な要素です。フランジバックの短いカメラは、フランジバックが長く設計されているレンズをアダプター経由で取り付けられます。

ミラーレスカメラはミラーが動く空間が不要なためこれが極端に短く、ライカMのようなレンジファインダー式カメラ用レンズも取り付けることができます。

このサイトがたいへん参考になります。

せっかく取り付けても光学ファィンダーはペンタダハミラー形式のためファインダースクリーンが素通しに近いためピントの山がつかみにくく、マニュアルフォーカスはしにくくなっています。

ミラーレスカメラと同じようにライブビューモードにすれば問題はありません。

焦点距離は1.6倍になるし、マニュアルフォーカスはしにくいので、オールドレンズを使うために8000Dを選ぶというのは無い気がします。

マクロ撮影のようにボケが極端に大きい時のフルタイムマニュアルフォーカスでは、十分に使えます。

注:センサーの白点状の汚れについて

対策が発表されました。

http://cweb.canon.jp/e-support/products/eos-d/150508eos8kd-kissx8i.html

軽くて多機能・本格っぽいデザインで安い!

十分な機能・性能と使いやすいデザイン。本気で写真を撮りたい。かといってカメラ本体にいきなり何十万円もかけたくはない!という方には超オススメの一台です。見た目も「本格」っぽくてきっと満足できます。

初めて買うならEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STMのレンズキットがオススメです。

それでも・私は・8000D一台にはできない

ただし毎日持って歩くには、バックの中で少々邪魔だし重いです。多少大きなレンズを付けてもバランスが良いというのは、そういうことなんですね。私のように毎日持ち歩く「お散歩カメラ」はやはりEOS Kiss X7の方が良さそうです。

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いつも一緒のEOS Kiss X7+EF-S24mm F2.8 STM。ちょっと頑張りたい時の8000D。一番頑張る時はX7+8000Dの2台体制ですね。

そんな2台体制撮影が近々あります

5/17(日)湘南祭@茅ヶ崎サザンビーチでの、サザンオールスターズのコピーバンド「いとしのエリーズ」屋外無料ライブです。さらにその後には5/30(土)いとしのエリーズ10周年記念コンサート「鶯谷で逢いまショー」も控えています。

8000Dには18-135mm、X7には10-18mmをメインに取り付けて撮影予定。状況に応じて、もし10-18mmの出番が多いようなら8000Dに付け替えます。

サザン本家ライブツアー真っ最中ですが、こちらも楽しいのでぜひおいでください。

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