ご報告:キヤノンAE-1はお亡くなりになりました。
2014年12月20日
せっかく電池を入れてきれいにしたキヤノンAE-1ですが、トライX1本を取り終わったところでお亡くなりになりました。
シールを剥がして清掃し、フードとストラップをつけただけですがかなり立派になったと思います。
シャッターの「ヨレ」は、数回シャッターを切る内にピンとしてきました。
撮影中に気になったことは、絞りが復帰しないこと。ミラーアップしたままなのでは?と思うほど画面が真っ暗なのです。この時点で気づくべきだったのです。
フイルムをラボに出した後、レンズを覗きながらシャッターを切ると、どんな明るさでも最小絞り!メーターは正しく(思えるように)動いているのでAEは働いているようですが、制御系が動作不良のようです。この当時のカメラは、ボディ側の絞り制御レバーで絞り値を決め絞り作動レバーで絞り込みをするというスタイルですので、機械動作部分が多いのです。
「こりゃあせっかくのトライXも全部露出不足だなあ。注油でもすれば直るかしらん?」
と思ってしばらく空シャッターを切っていると、ミラーアップしたままに!
さらに巻き上げ→勝手にシャッター切れる→ミラーアップしたまま!
電池を抜いても同症状でまったく回復しません。トライXを入れている間は最後の輝きだったのですね。
やはりジャンクはジャンク。
今回の出費はボディ1000円、電池480円と交通費でした。たぶんフイルムも無駄になったとは思いますが(^_^;
これ、直してくれるとこもあるようです。ヒガサカメラサービス。ネットの評判を見る限りかなり親切で腕が良いようです。自分で修理するならジャパンホビーサービス。いずれにしてもかなりの金額がかかります。自分で修理となると、お金をかけて直らないという可能性も。このAE-1は手元に置いておきますので、小遣いができたら修理してみようかしらん?
それでもこの体験は無駄ではなかったと思います。フイルムを巻き上げ・シャッターをチャージし・マニュアルでピントを合わせ・一枚ずつ撮る。撮った写真は現像するまで確認もできない!そして現行機種とは比べようも無い大きなファインダー。
次はちゃんとした中古品を手に入れてみようと思います。欲しいのはNew F-1 AEファインダーですが、3万円はかかります。ちょっと先の話かなあ。
この記事は2014/12/20に公開され、99 views読まれました。
私も元AE1program持ちでした。
フルマニュアルは一枚一枚に情熱を
かけるのでとても楽しいし、
仕上がりのワクワクは忘れられません。
私は、今はもうデジタル移行しましたが
サブ機に67を使ってマニュアルを楽しんでいます。
AE-1プログラムも憧れました!
露出はカメラ任せだけれど、マニュアルフォーカスのあの感触は今のAFレンズでは絶対に無理ですね。コシナ・ツァイスあたりを使うしか。
私はKiss X7がメイン機ですが、お遊びで使い始めたα7にオールドレンズをつけてMFを楽しんでいます。今時のAF機はファインダーが明るいばかりでピントの山が掴みづらいため、MFならミラーレスのEVFの方がやりやすいですよ。
67はペンタックスを使っていました。こればかりは手持ちとはいかず、三脚に据えてじっくり撮ったものです。まとめてスキャンしようかと、もう10年以上もポジを放置したまま。なんとかせんとなー、です(^_^;