国立高遠青少年自然の家から千代田荘に二泊三日でどっぷり秘境体験、携帯圏外は何年ぶりでしょう?
2015年08月05日
ボランティアのお仕事です
こう書くと意味不明ですね。
世界中から子ども達が集まって1ヶ月間暮らします。そのお手伝いなのですが、運営はすべて会員自身の手によるもので、私は本業でもある写真撮影と印刷物作成と、運転手とお買い物と荷物運びと云々(^_^;
中央道諏訪インターチェンジまで、調布からすっ飛ばして約2時間。山道をのぼって約24Km、30〜40分。休憩も入れると片道3時間ではきかない遠さです。標高が高くて距離が遠い高遠ですね。
諏訪インターを下りて安国寺交差点を山側に入ると、その後は信号がありません。こんな景色。
そもそも、自販機もありません。安国寺交差点を曲がる前に一息ついて「忘れ物はないか?」と確認が必要です。
途中、行き先を見失った道があります。いったい何故・・?
この景色は説明的に掲載するとおもしろくないし、説明しないとその不思議さが伝わらない。もう数枚撮ってあるのですが、あらためて記事にしたいと思います。ぜひ真ん中にモデルを立たせてみたいものです。
花はきれいに咲き乱れています。
キャンプサイトのことは詳しく書けないので、私がお手伝いの間に宿泊した「千代田荘」へ。千代田湖の畔にあるので千代田荘。キャンプサイトよりも、よほどの秘境です。
ところでこちらのGoogleマップ、間違っています。若女将に修正を頼まれましたのでこれから手配。これから行く人はとにかく千代田湖を目指しましょう。
千代田湖は貯水のための人造湖でしたが、雨の多い地域なのでその必要性がなく、今は単に美しい湖となっています。湖畔にはキャンプ場があり、トイレ・炊事場も完備(?)されています。なおオートキャンプ場ではありませんので、車両の乗り入れは厳禁です。貴重な湿地の自然がめちゃくちゃになってしまいます。先日もオフローダーに乗った50代と思しき数名が乗り入れた、と。注意してもいったん出てまた隠れて入り込むと。どんだけバカなんだ?歳とったバカはますます質が悪いですね。「バイクで入らないでください」「なんで?」いやはや。ルールがすべてとは言わないけれど、自分が理解できないことを受け入れる余地のない50代、情けなくなってくるなあ。理解できない時点でアウトだけど。
さて、飯
山菜がメインです。野菜は基本的に地の物。鯵も地元の・・わけがない。
山で採ってきたキノコを見せてもらいました。
自生しているポルチーニ!土地では「やまどり」と呼ぶそうです。初日は天ぷら、次はベーコンとソテーしたものをいただきました。大好物です。少々分けていただき、持ち帰りました。キノコはその時期である物が違い、日によっても採れたり採れなかったり。まったくの運です。秋には松茸が食卓にのぼることもあるそうです。
赤いのは「たまご茸」というそうです。なんとベニテングダケ(猛毒)の仲間で、これだけ食べられるのだそうです。色は毒キノコのようですが、柔らかく・食感もあり・味は濃厚です。たまご茸もポルチーニも、イタリアではよく陶器の置物になっていますね。たいへん可愛いデザインです。
宿の看板犬は甲斐犬のあおいちゃん。とても優しい子です。
素晴らしい自然と素晴らしい料理ですが、虫は多く、携帯は圏外、周辺に店舗はまったくありません。この自然と料理が好き!という方だけ、ぜひ一度試してください。私ははまりました。
持ち帰ったポルチーニ
これで210g。真ん中の大きさのヤツをきれいにしました。
土がついているところを包丁で削ぎ落とすだけです。
オリーブオイルで鷹の爪とニンニクを炒めて、スライスしたポルチーニをソテー。茹でたパスタと合わせて、おろしたパルミジャーノと生クリームを加えて温めたのがこちら。
戻した乾燥ポルチーニとは食感がまるで違います。香りは感想ものよりも爽やかです。
残りはソテーしてヒレステーキにのせてみようかと。楽しみです。
この記事は2015/08/05に公開され、58 views読まれました。