意外と高画質、EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM。だけど。
2014年11月28日
意外と、なんて言うと失礼ですね。
コントラストは十分、パッと見、解像感もあります。RAWで撮影してパラメータをいじっても、変化にじゅうぶん応えてくれます。これがダメなレンズだと、パラメータ変更でボロボロになります。
単に鮮やかハデハデなだけのレンズではないようです。
しかし、使っていて面白くない(^_^;
広角側18mmは35mm判換算29mm。28mmにも届かない。iPhoneのカメラと同じぐらいの画角でしょうか?かといってiPhoneほどむちゃくちゃに寄れるわけでもありません。
望遠側55mmは35mm判換算88mm。望遠効果が望める焦点距離でもなく、「遠くの物を大きく」移せるほどでもありません。開放F値が5.6と暗いため、ボケもたいしたことはありません。
ズーム比は約3倍。昔使っていたNew FD35-70mm F4.0に比べればたいへんな倍率ですが、今時としては4倍は欲しいところですね。
サイズも、X7のせっかくの小ささをスポイルしてしまいます。新型のEF-S24mm F2.8 STMをキットレンズにした方がずっと面白いと思うのですが。
そう!初めてのレンズは単焦点の方が楽しいんですよね。自分が動いて撮る。口径も大きく、ボケを堪能できる。半端な「標準ズーム」は動くことを学べないし、ボケの楽しさも知ることができない。キヤノンさん、Kissのキットレンズは24mmにしましょうよ。
作例の「練馬産いちご」看板、ゆがみがほとんど見られません。ほんと、良くできたレンズなんですよ。でもねえ、楽しくない。
この記事は2014/11/28に公開され、233 views読まれました。