カメラと映像の祭典CP+2017、見どころレポート。
2017年02月24日
今年はフラッグシップのお披露目もなく「新製品に触れる」という意味では穏やかなCP+でした。しかし、行くとやっぱり楽しい!
今回から女性や家族連れにも楽しんでもらえるような工夫を、ということでしたが、それについてはあまり具体性を感じることはありませんでした。具体的に「何」だったのか、聞いてくれば良かったなあ(^_^;
友人のケイスケがイベント管理をやっているので、ちょっと会えました(^_^
朝10時、プレスタイムの開場。
この直後には12時からの一般入場客が長蛇の列を作っていました。すごいぞ、みんな!
スタンプラリー
受付は会場外・向かって左・デイリーヤマザキ前にブースがあります。まず最初に用紙をもらいましょう。K&F、リーベック、焦点工房の場所は分かりにくいです。
キヤノン
EOS 6D Mark II、EF-M32mm F1.8 STM、EOS Kiss X8(X7 Mark II)、果てはフルサイズミラーレスと噂が飛び交いましたが、蓋を開ければ下記3機種+レンズリニューアル1本のみでした。
EOS M6はM5のEVF無しモデルです。「な〜んだ〜」と思っていましたが、外付けEVFのできが良くなかなか魅力的でした。珍しく、水平位置でロックされるタイプのEVFです。こいつが目を当てるだけでフラフラ動くのは、本当に使いづらいんですよね。
EOS Kiss X9iとEOS 9000Dは、中身ほぼ同じモデルです。AFポイントが19点から45点になり、DPAFを積んだのが最大のトピックでしょうか。8000D後継として理想的な進化を遂げています。話題性には乏しいけれど、価格さえ落ち着けばぜひ人に勧めたい機種ですね。
ついでにEF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMがリニューアルしました。EF-S18-55mm F4-5.6 IS STMと、なんと半絞り暗くなってしまいました!暗くなったのは半絞りですが、グッと小さくなっています。描写は良いけれど中途半端なズーム倍率と大きさで推奨リストから外していたレンズですが、これならいいかなあ?
女子高生3人が「M6、一緒に見て行こうよ!」と話をしていたのが印象的でした。写真部とかかなあ?
ニコン
CP+直前に「DLシリーズ発売中止!」というマイナスニュースだけが目立ったニコンですが、なんと(私としては)初めて、新製品の発表無し!何しに出展してんだ〜!?と叫びたくなりましたが、ブースは大盛況でした。なにせニコン100周年ですからね。
100周年記念大三元レンズ・D5・D500の特製アタッシュケース入りモデルが展示されていました。数量限定販売かな?おいくら万円?
フジフイルム
CP+最大の話題物件といえば、GFXで決まりでしょう!
細かいチェックはしてもしょうがないので、EOS 7D Mark IIと並べてきました。
ボディが異様に厚いですがホールディング性が良く、かまえるとまったく気になりません。EVFも明るく鮮やかで、レスポンスも上々です。レンズのリング操作感が良かったのも印象的でした。フジフイルム、まっとうな物を作るなあ。なんとなく「華奢」なイメージを持っていたのですが払拭されました。
とりあえず63mmで近くを撮ってみました。これが最短撮影距離です。
そうそう!データを持ち帰れたのは、SDカードを持参したからです。発売前ですが、試写したものを持ち帰らせてくれます。予備のSDカードをお忘れ無く!
とにかく大混雑で1時間待ちは当たり前ですので、余裕を持って並びましょう。
他に、Xシリーズの会場内レンタルをやっていました。興味のある方は真っ先に向かいましょう。
ソニー
「ソニーブースが2倍!」の正体はこちらでした。
とにかく連写推しです。
また、FE100mm F2.8 STFの試写もたっぷりのスペースを取っています。隣にはストロボを使ったα6500ポートレイト撮影ルームもあります。
こちらもデータ持ち帰り可能。行った甲斐がありました。
オリンパス
このところ気になって仕方ないOM-D E-M1 Mark II+12-100mm F4を触ってきました。
これ欲しい!
モデルさんがいるところでの試写はできなかったのですが、係のおじさんにたっぷりとお話を聞けました。
あらためてショウルームに行き、きちんと試写して購入検討したいと思います。
レスポンス良し、EVFの見え方も良し、レンズも満足のいく描写、M5と比べて「大きい」と言われますが真剣に撮る時はちょうど良い大きさ。できればライブ撮影で試用してみたいものです。貸してくれないかなあ?
ペンタックス
ちょっと立ち位置の分かりにくいKPが発表になりました。
「グリップ交換式」が売りという、あんまり撮影の本質とは関係ないとこが一番フューチャーさてれいますが、最高感度80万とかいう化け物です。写真は「L」に付け替えてもらったグリップです。今時のデザインセンスからすると「ダサい」の一言ですが、我が道を行く&慣れると病みつきになるモデルだなあと感じます。
開発発表のみの50mm F1.4はガラスケースの中でした。大きさからして、流行のレトロフォーカスタイプと思われます。またタムロンのOEMなのかしら?だとしたらタムロンから同等のレンズが出ますね。でかいというか、長いです。
Panasonic
ここで見るべきものはGH5、よりもモデルのお姉さんです(^_^ GH5は残念ながら触れませんでした。
GF9に触ったところ、いきなり連続撮影が始まりました。
「フォーカスセレクト撮影中」の表示です。出来上がりデータを見てみたいなあ。
ハッセルブラッド
大人気のフジフイルムGFXに対してX1Dのブースは落ち着いたものでした。
コンパクトさではこちらが上。動作はGFXに比べるとかなり(というかとっても!)緩慢です。スナップというよりも腰を据えてじっくり撮るのが向いているのでしょうね。
標準レンズ一本つけて撮影旅行とか楽しそうです。まあ、値段がねえ(^_^; とっても安くなっているとは言え、システムでは100万円を楽に超えますからね。
シグマ
新発表の4本が展示されていました。14mm F1.8を除いて、3本触れます。
特に興味のある24-70mm F2.8を持ってみました。かなりコンパクトですが、ずっしりと重いです。まだ製品版ではないためか、ズームリングの操作感はいまいち。ズームリングが先端にあるのも、少し馴染めませんでした。しかしこの方が手振れ対策としては有効なんですよね。
価格が10万円台、描写が最高!ってことになれば、EOS 6D Mark IIの発売を待って購入かな?EOS 7D Mark IIだと38mm始まりになってしまうので、今は買いません。
135mm F1.8と100-400mm F5-6.3は触れるのに、14mm F1.8のみガラスケースの中でした。前玉でかいですが、意外とコンパクトです。12-24mm F4よりは小さいんじゃないかしら?こちらも10万円台ならいいですね。
タムロン
70-200mm F2.8 VCが新製品です。今のタムロンは元気ですね。シグマには負けん!と、微妙に違った路線を行っています。
モデルのお姉さんの写真だけ撮ってきました。
トキナー
ケンコー・トキナーコーナーではLens BABYを使ってみました。
こういうレンズ、一本は欲しいですね。
ツァイス・コシナ
見事に全てのレンズを並べているツァイス&フォクトレンダーbyコシナ。
モデルはいなくて、代わりにマニアックな質問にもなんでも応えてくれるおじさんがいっぱいいます。
EF・Fマウントはマニュアルレンズのみの取り扱いです。しかし今の一眼レフはファインダーが明るすぎてピントの山が掴みにくいので、今一歩購入に踏み切れません。描写が素晴らしいことは百も承知なんですが。特にMilvus 50M F2は欲しくて仕方ありません。
Eマウント推しですね。こちらはAF・MFあり、マニアックな超々広角ありとおもしろいことになっています。
アクセサリー他
大手メーカーは後日ショウルームに行けばゆっくり見れますが、中小&海外メーカーのアクセサリーはここでしか実物に触れられないことが多いです。また「こんな物があるのかー!?」って発見も多数。
中でもハマった「ただの棒」!最長7.5mの物まである、ただの棒です。三脚のように多段で伸ばして使います。先端には自由雲台がついていて、ドローンが制限されている場所でも高所からの撮影が可能です。カメラをリモート操作できることが大前提です。これは欲しい!回転方向の向きは棒を回せば調整できますが、チルト方向は棒を伸ばす前の一発勝負です。一応棒の先端に取り付けるモーターもオプションにありますが、だいたい一発勝負で使われることが多いそうです。モーターが大袈裟すぎて、ね。
ドローンは今年も大人気です。昨年ほどの人だかりは無いとはいえ、ブース内は大混雑しています。また、プレゼント企画もやっています。
またここの他にもいくつか出展されていたのですが、ムービー用の手振れ補正グリップ(ラック?)の展示が目立ちました。カメラがユラユラしますが、実は揺れないという・・。
目についた「アクセサリーシューカバー」。私は絶対に買わないけど、楽しいですよね(^_^
照明機材もLED・ストロボ他多数展示されています。特に人気だったのがニッシンです。
何かと大変な東芝ですが、新型FalshAirを展示して人気でした。
Air1人気でしょうか(モデルのお姉さんが特別可愛いということはなかったw)?ストロボメーカーをまたいでTTL自動調光・電波ワイヤレス通信できるコマンダーです。ホームページの解説がワヤでたいへん分かりにくいのですが、詳しい動作条件を聞いてきたので後日別記事にまとめます。
日本カメラ博物館
今回は「立体視/3D/ステレオ」と「パノラマ」に特化した展示でした。余裕があればぜひ見ましょう。楽しいです。
お姉さん
お待ちかね、のお姉さんs。
キヤノンのモデルさん。
珍しく、カメラをかまえているPanasonicのモデルさん。
フジフイルムXシリーズのブースにて。
三脚のSIRUIのお姉さん、大人気。モデルじゃなくてコンパニオンのようです。カメラ小僧ならぬカメラおじいさんが取り囲んでいました。さらに若い男の子が「何のメーカーだか知らないが覗いてみよう!」などと言っていました。異様に艶っぽかったです。
ニッシンのモデルさん。この人で集客できたってことは、無いだろうなあ(^_^;
これはどこのお姉さんだっけ(^_^??
ソニーFE100mm F2.8 STF(T5.6)での撮影。開放ですがボケ量はあまり大きくなく、トロけるようなボケの確認には至りませんでした。前ボケはきれいですけどね。ザワザワ感はまったく無いですが、もうちょっと背景が離れていたらなあ。美人度はこの子がNo.1かな。
フジフイルムGFXでの撮影。AFも正確で速いです。
飲食
会場右手奥にフードコーナーがありました。カレー700円、カツカレー900円。席はたいへん少ないです。
2Fには喫茶店があります。
アウトレット
行き忘れた〜!!!!
御苗場
会場から無料バスで5分、御苗場があります。
2万円ほどでスペースを買い取り、そこに自由な展示ができるという写真展です。今回は募集開始から半日で400コマが売り切れたそうです。
- 出展者からすれば、多少の費用と手間で、確実に数万人が観に来てくれる。
- 観覧者からすれば、多彩な作品を一度に見られる。それも商売にとらわれない自由な発想の物を、玉石混淆で(^_^;
と、まさにWin-Winな展示会です。
初めて覗いた時は「どうせ素人写真展だろ〜」とタカをくくっていましたが、ドはまりしました。以来、毎回こいつを見るのが楽しみになっています。
今年は友人も出展していました。
↑友人は展示してから名古屋に帰ってしまい、この子がお留守番です。
あるコーナーで「あ!このモデルさん知ってる!」と声に出したら「ありがとうございます」と後ろから声をかけられ、ご本人でした。恥ずかしかった(^_^; 夏弥(なつみ)さん。
http://ameblo.jp/beautiful-summer12/
記念撮影してくれば良かった(^_^;
持って行く物
- SDカードは絶対に忘れず!
- 会場内を歩いているととても暑くなります。調整できる服装で。
- カタログをもらって帰るつもりなら、必ず大きなリュックで。手提げだと手が死にます。
- カメラ、私はEOS 7D Mark IIを持って行きましたが、EOS M5の方が良かったように思います。
- レンズは28mm相当(キヤノンのAPS-Cなら18mm)から200mm相当のズームがあれば困りません。一応10-18mmを持って行きましたが、出番はありませんでした。
- 名刺。忘れずに〜。
- スマホバッテリー。
みなとみらいライトペインティング
3月25日にCP+管理メンバーによる別企画があるそうです。
http://www.city.yokohama.lg.jp/ondan/futurecity/mmlp/
内容についてはまだよく把握していませんが、ケイスケが熱弁をふるっていたので行ってみようと思います。
この記事は2017/02/24に公開され、27 views読まれました。