完全ワイヤレスイヤホン購入奮闘記。お勧めイヤホンはどれ?AirPodsでなくてもいいじゃん!
2022年04月10日
ぽちろぐはまごうことなきApple信者です。本格的にMacを使い始めたのはMac II fxから。
大容量4MBメインメモリ、20MBハードディスク、20インチモニタ+フルカラーグラフィックボード、B4ポストスクリプトプリンタで当時300万円くらい?もちろん会社で買ってもらいました。その後、全社ネットワークをLocalTalkで組んだり(イーサネットはまだ馬鹿高かった)、9600bpsのモデムで支店間を繋げたりといろいろやったものです。その後独立してからはPowerBook Duo 270cを買って仕事をしたり(実用とはとても呼べず/Duo Dockは買えず)。
しかし。
AirPodsにはどうしても納得がいかん!!
初代AirPods、AirPods Proと乗り換えてみたものの、デザイン・装着感には抜群に満足したけれど音質はそこそこ、ポップノイズと謎の切断には悩まされることになりました。しかしこの時点では「やはりアップル製品の使い勝手を捨ててまで他社製品にするのもなあ〜」と漠然と考えていました。
しかし!!!!
AirPods Proのノイズ問題がひどくなり修理(交換)に出すもまったく改善せず。ここで呪縛が解けました。「アップル製品ゆえの使い勝手の良さってなんだ?」
- アクティブノイズキャンセラーが優秀(他社製品と比べたわけではない)。
- 装着感が良い/軽い(他社製品と比べたわけではない)。
- 右のタップで停止・早送り・巻き戻し(他社製品を知らない)。
- 左のタップでノイキャン・ノイキャンオフ・外部音取り込み(他社製品を知らない)。
- バッテリー状態をiPhoneで確認できる(それほどいつも使わない)。
- 探せる(そもそも落とすな!)。
- 3Dモード(使わない)。
うん、他社製品をつかってみよう。Appleはコンピュータ屋さんでオーディオメーカーじゃない。まだ駆け出しだ。老舗には良い物があるだろう??
候補探し。
こういう時に価格コムはとても参考になりますね。まずは人気機種は一通りチェックします。
- 一番はSONY WF-1000XM4 Sとな?ブログやオーディオ評論サイトのレビューでも絶賛。ふむふむ。
- JBLは外せないな。
- BOSEは以前、優先で使っていて装着感が抜群の抜群だったので好印象を持っています。ただしちょっとシャリシャリ感が。
- 当時はまだ売り始めたばかりで無名に近かったJabra。これも装着感が良く、優先・ワイヤレスヘッドホンを購入したことがあります。実はデンマークの有名企業らしい。
- ハイレゾオーディオで有名なアステル&ケルンが初の完全ワイヤレスイヤホンを発売というので、こちらもチェック。39,800円、高いかどうかは音質次第。
- 一応Philipsも見ておこうかな?
要件策定。
- 装着感が第一条件です。歩いたり電車に乗ったりして使うので、フラフラと落ちやすい感じのするものはアウトです。同時に「なるべく軽い」ことも。疲れにくくなりますからね。
- 音質は低音バリバリのモッサリ系より見通しの良いスッキリ系が好みです。ここらへんは各人の趣味ですね。
- アクティブノイズキャンセラー搭載。これ、必須です。新型コロナ禍、地下鉄の窓が開いていることも多く、騒音は平時より大きくなっています。ノイズキャンセルはとても良い仕事をしてくれます。
- Bluetoothの最新版は2022年4月10日時点で5.2。5系列なら御の字です。
- iPhoneでの使用がメインなので、コーデックはAACでOK。
- 右側端末のタップで停止・早送り・巻き戻しができること。そのタッチ感が明確なこと。
- 連続使用時間はそれほど気にせずとも各製品とも十分。
- 充電はUSB-Cで。ワイヤレス充電にはこだわらず。micro Bとかは論外(もはや新製品には無いはず)。
- なるべく小さく・軽く。一通り試聴してみると「音質重視タイプは大きめ/カジュアルタイプは軽くて小さいが少々チャラい」という傾向が見えました。ここは音質/サイズ感のバランスを探ります。
やはり「アップル製品でなければ!!」という要素は見当たりません。
1位:SENNHEISER CX Plus True Wireless
音作りが大好きなゼンハイザー、ドイツのメーカーです。ワイヤレスヘッドホンは操作方法に少々クセがありましたが、とさても長く使っていました。依然と比べると割高感も無くなりました。上位バージョンは重くなります。下位バージョンにはノイズキャンセルがありません。こいつがベストバランスと思います。
とても見通しの良い音で、低音もしっかりしています。
2位:Jabra Elite 7 Pro
実は最後までゼンハイザーと悩んだ一品。とにかく軽いです!操作系はタッチパネルではなくクリック感がある物理タイプです。装着感だけならゼンハイザーの遙か上です。
こちらもスッキリした見通しの良い音。低音はゼンハイザーよりは軽め。
次買う時はコレかなあ。ちょっとお高めなのが玉に瑕。Jabra登場時は「安くて良い」という感じだったのですが。
3位:JBL CLUB PRO+ TWS
人によっては「低音が無い」と思うかも。それほどスッキリ系です。ぽちろぐは大好きな音。実は買ったのですが、ケースを落としました(T_T。
1万円台半ばで買えるJBL、素晴らしいです。
タッチパネルの操作系が触りにくいのだけが難点。
4位:Astell&Kern AK UW100 完全ワイヤレスイヤホン 32bit Hi-Fi DAC搭載
Astell&Kern(「SF好きとそうでない人に贈る」アステロイド・カーンかと思った!)スッキリ系の神降臨!!!音場の広がり方が半端ないです。楽器の一つ一つが見えてくる感じ。アコースティックジャズのライブ盤で試聴しましたが、気づかなかった音をたくさん見つけました。これはすごい。「iPhoneだから」「しょせんBluetooth」との考えを改めさせられました。思わず財布から4万円を引っ張り出すところ・・。
しかしアクティブノイズキャンセラーではなかった。「パッシブアイソレーション」と書いてありノイズ抑制はしているようですが、地下鉄の騒音に対抗できるのかは不明。博打を打つにはちょっとお高めということで、泣く泣くの4位です。
実環境で試用できたら買っちゃうかもね?
5位:BOSE QuietComfort Earbuds
でかい!軽い!耳から離れず安心!のBOSEスポーツタイプです。非常に信頼感が高いのですが、ぽちろぐにはちょっと低音が強め。上位機種と比べて見通しが悪い感じ。
6位:SONY WF-1000XM4
低音強め。悪くは無いけど、これが売れ筋1位というのは納得いかず。
番外:SONY WF-L900 H LinkBuds
「音が良い」とは誰もレビューしていないように思いますが、このカタチはガジェット心をくすぐのすよね!
装着感は抜群。なにせ軽いです。見た目もサイバーでかっこいいです。
ぽちろぐの試用では音量が全く上がらず、音質チェックはできませんでした。「専用アプリを入れないといけないらしい?」という店員さんの疑問符付き説明がありましたが、ソレ、商品としてどーなのよ?
いらないけど、欲しい。
ということで、今回はSENNHEISER CX Plus True Wirelessをお迎えしました。ヨドバシカメラで19,800円、1980ポイント還元です。
短時間しか使用していませんが、もちろんノイズとは無縁。落っことしませんように。
試聴に使った曲。
全てiPhoneで再生しています。
Lucky Seven。一曲目Rush Hourイントロのアタックが気持ちよく聞こえればOKです。
The CrusadersのScratch。音場感で聞こえ方が全く変わります。スピーカー/イヤホン泣かせの一枚。
Chick CoreaのThe Mad Hatter。「不思議の国のアリス」をモチーフにしたジェットコースーターみたいな展開の一枚です。ドラムはスティーブガッド、ベースにエディゴメスと、美味しいとこばかりです。名盤中の名盤。
McCoy TynerのFly with the wind。オーケストラをバックにした壮大な一枚。
SENNHEISER CX Plus True Wirelessを一週間使ってみて。
- 音質は爽やか・見通しの良い音で大満足です。
- 音像は頭の中に定位します。眼前に広がる、、とはいかず。
- タッチ操作は快適です。タッチ箇所を探して指が迷うことはありません。
- アプリ「SENNHEISER Smart Control」をiPhoneに入れると、イコライザー等が設定できます。イコライザーについては、結局ノーマルで使用しています。それほど元々好みの音です。
- アクティブノイズキャンセリングはかなり弱めです。強めの機種と比べると「ちゃんと効いているのか?」と思うほど。地下鉄の走行音・アナウンスがしっかりと聞こえます。街中を歩いている時は雑音が抑えられて快適です。
- AirPodsと比べてかなり大ぶりですが、装着の不安定さはまったくありません。歩行時に気になることは一切ありません。
この記事は2022/04/10に公開され2024/02/23に更新、126 views読まれました。