iPhoneカメラの画質が好きじゃない!のをなんとかしてみた話。
2025年01月02日
プロファイル「Apple ProRaw」
プロファイル「Adobe標準」
「iPhoneの画質が素晴らしく、ミラーレスなんていらないよ」という声もよく聞きます。
「iPhoneでプロ並みの写真を撮るためにRAW(DNG)で撮りましょう」という、Lightroomカメラの広告も目に入ります。
でもね、iPhoneのカメラが優れていると思ったことは一度も無いんですよ。真っ暗な所でのスナップで一眼よりは手振れが少なく「さすがの補正能力!」とは思ったけれど、画質はねえ。
何がイヤって、色。
RAW(DNG)で撮れば、あの妙な「背景ぼかし」等は反映されないので、歪な輪郭はありません。しかしLightroomで現像すると、いくら調整してもiPhone臭い。うーーーーーん。
犯人は「プロファイル」でした。
iPhoneで撮ったDNGをLightroomに取り込んだ際のデフォルトはApple ProRawです。
これをAdobe 標準に変更してやります(適宜、人物や風景に)。
明るさが大幅に狂う場合もありますが、たいていの場合は
- 暗くなります。
- 彩度が大幅に低下します。
- 暗部が潰れがちになります。
- ハイライトが飛びがちになります。
- 色の甘さが無くなり、自然になります。
- 全体に引き締まった印象になります。
例1
Apple ProRaw
Adobe 標準
Adobe 標準を調整。
例2
Apple ProRaw
Adobe 標準
Adobe 標準を調整。
Apple ProRawはデフォルトでハイライトが飛ばないように調整されすぎていて、全体にネムい感じです。それが色の甘さにもなっていると思います。
あくまで「元データ」は同じなので、iPhoneのRAW(DNG)を有効に活用するならデフォルトのApple ProRaw以外を検討してみてはいかがでしょうか?
この記事は2025/01/02に公開され、0 views読まれました。