EOS Mシリーズの神レンズ、EF-M22mm F2 STMのススメ。
2017年02月15日
EOS Kiss X7にはEF-S24mm F2.8 STMと同様、EOS Mシリーズに絶対お勧めなのがEF-M22mm F2 STMです。
EOS M5に付けてもこんなにコンパクトです。
公式サイトから仕様表を引っ張ってくるとこの通り。重量105gと最軽量ですね。
キヤノンのAPS-C用レンズは35mm判に換算すると1.6倍の焦点距離に相当するので、35mm相当となります。
画角(水平・垂直・対角線) | 54°30’・37°50’・63°30‘ |
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レンズ構成 | 6群 7枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最小絞り | 開放 1:2(鏡筒に表示) 最小 1:22 |
最短撮影距離 | 0.15m |
最大撮影倍率 | 0.21倍 |
フィルター径 | 43mm |
最大径×長さ | φ60.9 × 23.7 mm(電源OFFでの沈胴時) |
質量 | 105g |
実際のフルサイズ35mm F2よりも実焦点距離が短いのでボケ量は小さくなりますが、それでもコンデジやF値の暗いズームレンズに比べれば段違いのボケが楽しめます。
私は「明確な目的が無ければ、なるべくズームレンズを使わない方が良い」派です。
広く撮りたければ離れ、大きく撮りたければ近づく。35〜50mmの準標準から標準域のレンズは、フットワークに応えて様々な表現を可能にしてくれます。まあ、遠くの物を大きく撮りたいとか、狭い場所で大人数の集合写真を撮りたいとか、そういう時は素直にズームを含む交換レンズを使えば良いのですが(^_^;
「いつもカメラを持ち歩きたい派」としては、少しでもコンパクトで「表現の幅がある」レンズが好きなわけですよ。
- 小さいのでバッグに放り込んでも邪魔にならない。
- 明るいのでボケ表現も楽しめる。
- 最短撮影距離が15cmと短く、マクロ的な使い方もできる。だいたいなんでも撮れる。
- 広角らしくも標準レンズ的な表現もできる35mm相当の画角。
- 単焦点で明るさもそこそこで無理の無い設計なので、描写もシャープ。
- ホールディングしやすいギリギリの小ささ。
- STMでAFが静か。
- 安い!新品でも2万円台前半、中古なら1万円台前半。
だいたいEF-S24mm F2.8 STMと同じメリットがあります。
EF-M28mm F3.5 IS STMもあり、あちらは1.2倍までのマクロ・前面LEDライトと機能満載です。その分ちょっと大きくて暗い。そしてちょっと高い。どちらを選ぶかは撮影スタイルによりますね。もちろん両方持ちもありですが、ふだん持ち歩くのはいずれか片方になるでしょうね。
専用レンズフードはありますが、携帯性をスポイルするので手を出しかねています。画質優先でカメラを持って歩かなくなったら本末転倒ですしね。
さて。
能書きを垂れても仕方ないので、どんな写真が撮れるかお見せします。
お散歩カメラ
目についた物をフラフラと撮りたい時に。近寄っても離れても、しっかり描写してくれます。
夜景
F値が明るいので、無理にISO感度を上げる必要がありません。
スナップ
人物を撮る時、小さなレンズで威圧感がありません。
また「ズームでフレーミングするからちょっと待ってね」ということがなく、サッと撮れます。
マクロ的に
こんなに寄れます!
広角らしく
仰角をつけて撮ったり思い切り絞り込むと、広角らしい表現もできます。
テーブルフォトに
ボケを活かして美味しそうに撮れたらいいですね。
だいたい「なんでもこい!」で、安くて小さくて。
EOS M6も発表になったし、M10は売れているようだし、M5は(高くて他人にはお勧めできないけど)私の愛機になっているし。ぜひEOS Mシリーズ愛用者にはこのレンズの良さを知って欲しいなと思い記事にしました。
「マクロ、いいじゃん!」という人は、こちら。
沈胴式・プラスチックマウント・ちょっと大きくてちょっと高くてちょっと暗いというのが不満ですが、LEDライトのギミックとかガジェットとしてはとても魅力的です。35mm判換算45mm相当の標準レンズになります。
この記事は2017/02/15に公開され、294 views読まれました。