EOS Kiss Mを手に入れたら、最初にチェックしたい7つのポイント。
2018年05月08日
EOS Kiss M、白いのが売れているようですね。発売時は(カメラ専門情報サイトでは今も)α7IIIに隠れていましたが、女の子に話を聞けば「あの白いのカワイイ〜」と大人気です。これで本格的な風景撮影とかポートレイトとか撮るわけではないので、使い途を限定すれば軽い・高速・そこそこ高画質・そして見た目が可愛くてカッコイイと、売れる要素満載ですね(^_^
ぽちろぐでは発売日に手に入れて、一月が経過しました。毎日持ち歩いて「手に入れたら、まずこれはチェックしとけ!」なポイントを解説したいと思います。
フィルター・液晶保護フィルムはすぐにセットしましょう。
スプレー式の「エアダスター」があると、作業が楽です。最初にホコリをエアダスターで飛ばし、不織布で液晶画面をよく拭いて、もう一度エアダスターを吹いてフィルムを貼るときれいにできます。
そろそろどこでも「EOS Kiss M専用液晶保護フィルム」が手に入ると思いますが、EOS M6用と同じです(^_^;
EF-Mシリーズのフィルター径はだいたい49mmなので、忘れずに購入しましょう。
EF-M22mm F2 STMをお使いの場合、小ささ優先でフードは取り付けないのが良いでしょう。逆光・フレアを気にして撮影するようなカメラじゃないよね(^_^?
バッテリーは?
せめて1個、予備が必要です。パーティにでも持って行ったら、きっと途中でバッテリー切れを起こすでしょう。内蔵ストロボを使用する場合は、とても早いです。純正は高いので互換品という手もありますが、アタリハズレがあるのは覚悟してくださいね。
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小ささをスポイルしないストラップを探そう。
白くて可愛いボディ、困ったことになかなか似合うストラップがありません。黒赤の付属ストラップなどもっての外。リストストラップなら似合いそうなのもありますが、それならいっそストラップレスでも良いぐらいだし。
- 絶対安全・取付がしっかりしたタイプが良い。幸いEOS Mでも標準的なストラップが使えるホールになったので、選び甲斐があります。EOS M/M5はひどかった。
- ほどよく細いものが良い。丸紐タイプならベスト。
- 白または明るいグレーやペールカラーが似合いそう。
今のところ私はNikon 1用の安いストラップを付けていますが、良いのが見つかったら交換予定です。
理想はこちら。
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コードストラップで(私の知る限り)唯一、取り付け部分がテープタイプの物です。丸紐/コードタイプのストラップって、なぜか丸環タイプばかりなんですよね。問題は色。赤と黒しか無いのです。うーむ。値段も値段だしなあ・・・でも欲しいなあ。
AWB(オートホワイトバランス)は設定変更必須。
最近のEOSに搭載されている「オートホワイトバランス(雰囲気優先)」。こいつがデフォルトになっています。必ず「AWB白」に変更しましょう。
私は最初これに気づかず、「やたらと赤く撮れるなあ」「RAW現像しないと、こんな変な色だっけ?」「しょせんKissか・・」と悩みました。
ハッキリ言って「AWB(雰囲気優先)」はお馬鹿です!白熱灯下でのみ赤残ししてくれるのではなく、なんでもかんでも赤に振っちゃいます。けしてそういうアルゴリズムで作ってあるわけじゃないだろうけれど、現実にはうまく動作してくれません。
AWB雰囲気優先。
AWB白。
雰囲気優先では、昼間に撮った花も「そりゃあねえよ〜!」な色になります。パスタも赤すぎます。白い皿が黄色いのは気分が悪いです。
ぜひ最初に設定変更しましょう。
タッチ&ドラッグAFは絶対設定!相対右上が便利。
EOS Kiss Mのタッチ&ドラッグAF、抜群にお利口です!
通常、ワイドエリアの追尾&顔優先AFで使用しますよね?さて、道ばたの小さなお花を撮りたい。なかなか思ったところに合焦してくれない。
ふつうのカメラなら
- ワイドエリアAFポイント自動選択→
- 一点AFに切り替え→
- AFポイント移動
という手順になりますが、EOS Kiss Mのタッチ&ドラッグAFなら
- タッチ&ドラッグで合焦したい位置にAFポイント移動
の一手間で済みます!これ、快感!
AFポイントの移動は「絶対位置」よりも「相対位置」が便利です。これは触ってみれば分かります。
液晶モニタの「右上」だけに限定するのは、鼻が当たって誤動作するのを防ぐためです。好みで「右半分」でも良いかもしれません。左利きの方でも、シャッターボタンが右側にある限り「右半分・右上」の設定で問題ありません。親指で操作します。
AF方式は「顔+追尾優先AF」に。瞳AFは「する」!
なぜか「瞳AF」は初期設定で「しない」になっています。最大のウリの一つなのにねえ?ぜひ「する」にしておきましょう。バストアップ以上であればススッと目にピントが合います。
EF-Mレンズはあまり明るいレンズが無く、そもそも実焦点距離が短いため被写界深度が深めになります。バストアップより離れると瞳AFが効かないように思えるのは、顔認識AFでじゅうぶんに被写界深度に収まってしまうからなのでしょうね。
コンティニュアスAFも入れておくと動作がキビキビします。
カスタム機能(C.Fn)で操作ボタンカスタマイズでM.Fnを設定。
比較的押しやすい位置にあるM.Fn(マルチファンクション)ボタン、こいつによく使う機能を設定しておくと便利です。私は露出補正を割り当てました。
ホント、EOS Kiss Mは露出補正専用ダイヤルが無いことがウィークポイントです。少しでも使いやすくなるようにあがいてみました。
カスタム機能(C.Fn)では他に
- ISO感度拡張を「する」に
- セイフティシフトを「する」に
- レンズなしレリーズを「する」に
しておくと良いでしょう。オールドレンズを使いたい人は「レンズなしレリーズ」に注意です。
その他。
測光Simulation
「する」にしないと、露出補正がEVFに反映されません。
ISO感度に関する設定
ISO感度は「オート」がオススメです。高感度画質が大幅に向上したおかげで、シビアにISO感度を設定する必要が無くなりました。ISOオートの上限は、最大値25600で良いでしょう。
高輝度側・階調優先
D+が良いでしょう。
タッチシャッター
EVFを覗いて撮影する人は「しない」が吉です。
縦位置画像回転表示
「PCのみする」が正解です。
終わりに
LightroomでRAW現像ができないおかげで、設定についてあれこれ追求してしまいました。
価格が落ちてくるのはもう少しかかると思いますが、毎日持ち歩いて使える楽しいカメラですよ。
おすすめはこちら。
この記事は2018/05/08に公開され、189 views読まれました。