EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM、いいですね。
2018年10月06日
きっかけは(酒を飲みたい=荷物を小さくしたい)ライブの撮影を頼まれたこと。
ライブ撮影頼まれたけれど、もともとは遊びに行くつもりで、ライブハウスも狭いし機材重たいの嫌だし、酒飲みたいし(言い訳多数w)
ということで、先日のライブ撮影で使ったEOS Kiss M+EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMが思いの外良かったので、EF-M11-22mm F4-5.6 IS STMを追加してみました。
このレンズの異様に評価が高いこと、以前から知っていたのですが以下の理由で手を出していませんでした。
- 沈胴うざい。
- EF16-35mm F4L IS USMと焦点距離がかぶる。それなら頑張ってEOS 6D Mark IIを持っていけば良いのでは?
- Kiss Mに合わせたシルバーモデルが無い(もはや難癖)。
- そもそもEF-Mは今後の継続性に疑問符がつき始めた。
それがひっくり返ったのが
- EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMの写りが案外と良かった。暗いライブハウスで小口径にも関わらず、高いISO感度と強力な手振れ補正で使い物になる画が撮れた。画質が良いと評判のEF-M11-22mm F4-5.6 IS STMならばもっと良いのでは?!
- なにせ軽い!
- レンズ交換しても、上着のポケットに入る(重要)。
- 荷物を運ぶのが楽。
- 新品でも店頭価格35000円前後!
昼間に撮影
近所のお祭りに行ってきました。
買い食い写真(^_^;
フルサイズ換算18-35mmとあってEF16-35mm F4L IS USMのインパクトには敵いませんが、使いやすさは抜群です。片手持ちが楽にできちゃいます。
色ノリはほど良く。EF-S24mm F2.8のような濃さは無い、ストレートな感じです。
黒つぶれが目立つのは、EOS Kiss Mのセンサーの問題でしょう。ダイナミックレンジ(ラチュード)は、レンズのせいにはできないですよねえ。
ライブにて
狭い狭い「こまごめわいわいホール」にて、サザン縛り専門カラオケ&ライブバー「はっぴいえんど」の3周年記念ライブ。分かりにくいなw お店の3周年記念を、近所のライブハウスでやったということです。
出演は井手隊長(井手隊長バンド)+ケイスケ(スペルマーズ)+TOWA(いとしのエリーズ)+仲間達。ごめん、端折った。サザコピバンドの豪華メンバーでした。
おかげでお客さんギュウギュウ。私がステージに立って撮りましたが、楽々全員入りました。良かったー。
二次会も楽勝!
実に歪みが少ないです。超高感度領域で撮っているので、センサー画質に依る部分はひどいものですが、レンズの収差に関しては大満足です。
ライブ中にコソコソ動き回れると、こんなカットも撮れちゃいます。やっぱり超広角はいいなあ。
ついでにEF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMのカットも。
フルサイズ換算29-240mm相当、便利すぎて怖いです。照明が十分なら、そこそこのISO感度できれいな画も撮れるし。
EOS Kiss Mの良いところ悪いところ
良いところは、ズバリ、軽い!意外と画質が良い。暗い所でもAFが速く、被写界深度がシビアでなければ十分な精度。
「適当だよね?」という声も聞かれる瞳AFですが、かなり役立ってくれました。
手振れ補正もレンズ側のみでボディ内はありませんが、特に不安はありませんでした。
悪いところは列記します。
- クルクル回っちゃうモードダイヤル。これダメ!軽すぎます。途中、パーマセルテープでAvに固定しちゃいました。
- 背面のカスタムボタン。これも気づかぬ内に押されて、フラッシュが炊けなかったり、MFになっていたり。ほとんどの機能をOFFにしました。
- もちろん、バッテリーの保ち(T_T これは予備を持つ以外に方法がありません。
- たまにAFが合焦しない。一度被写体を外して、再度レンズを向けると正しく合焦します。または電源を入れ直すか。特に低コントラストの被写体というわけではなく、不定期。
- Kiss伝統の、底面メモリーカード+バッテリー室。これ分離して欲しいなあ。
- 全体的なレスポンス。こればかりは入門機ですからねえ。ダンサーとかいたら、ライブハウスでの撮影はきついでしょうね。
細かい操作性が改善され、レスポンスが大幅に向上したら、懲りずに手を出しそうです。EOS M5 Mark IIなんて噂もありますしね。本格撮影はEOS R、手軽に持ち出せる(楽ができる)EOS Mと棲み分け・使い分けできそうです。「マウント乱立」なんて言われてますが、ユーザーとしては使いやすけりゃいいわけでw 機材を軽くまとめたい時はEOS M・EF-Mマウントって使い方でいいんじゃないかなあ?
そこそこ良い画質の便利なズームと、お散歩に適したコンパクトな単焦点がもうちょっとだけ増えてくれるとありがたいです。「レンズ鏡筒すべて60.9mm」というキヤノンの不可思議な戦略は、正解だったと思いますよ。
この記事は2018/10/06に公開され、130 views読まれました。