EOS Kiss X8の情報がまったく出てこないので、いっそミラーレス化するならどんなの欲しい?と妄想してみました。
2016年06月14日
EOS MF1?
Fはファインダー付きという意味で(^_^;
現在流れている噂では、次期EOS Mは一眼レフスタイルでAPS-Cセンサーを積んだ中級機と言われています。
画素数やAF方式についてはほとんど言及されていません。キヤノンのセンサーもボチボチと進化していますので、EOS 80Dに積まれて評判の良い2400万画素センサーか、それをミラーレスに最適化したDPAF(デュアルピクセルAF)センサーでしょうね。
まったくの妄想ですが、こんなCGも出回っています。
もちろんキヤノンAE-1へのオマージュですね。丸形アイカップが可愛いです。
こんな写真を撮ります
お散歩、風景、テーブルフォト、犬、ライブ、飲み会、なんでもありです。EOS Kiss X7は「気張って持ち出すカメラ」ではないので、その後継機も同様のものを望みます。
いつも持ち歩ける一眼にして欲しい
いつも持ち歩ける・いつでも撮れるにはいくつか条件がありますね。ミラーレス現行機種から改善して欲しいポイントを挙げてみます。
- バッテリーの保ちを良くして欲しい。私はα7を使っていますが、基本的に電源は切っています。自動スリープを待っていると、あっという間に電池が無くなります。一番切実な問題です。
- シンプルなデザイン/ダイヤル・スイッチ類の重さを適度にして欲しい。首からぶら下げたり、バッグに放り込んだり。いつも持ち歩くには「華美なデザイン」は不要です。荷物の中でひっかからないとか、そういうことが大切です。また、ロックボタンを多用せずにダイヤル類の適度な固さ・重さで使いやすいものにして欲しいものです。
- 電源スイッチは、押しボタン式は絶対にダメ!押しボタン式の電源スイッチって、誤操作防止のために必ずタイムラグが設定されているのですね。ただでさえ起動の遅いミラーレスでこれは致命的です。EOS M3も、ここが決定的に嫌いです。
- 「常時絞り込み設定」を可能に。ミラーレスが一眼レフよりも良い点の大きな一つに、被写界深度を写る通りに確認できることがあります。ところが常時絞り込み設定可能なカメラはαシリーズだけなんですね。他社はみんな「ボタン確認式」です。次期機種にはぜひ搭載してもらいたいところです。AEに問題が出るようであれば「瞬間開放測光」とかもありかなあ?大昔「瞬間絞り込み測光」ってありましたよね?その逆バージョンで。
- EVFは光軸上に。要は一眼レフスタイルで。一眼レフスタイル派VSレンジファインダースタイル派の論争は尽きませんが、私は一眼レフスタイル派です。
- もちろん高解像度EVFで。電子ビューファインダーEVF-DC1はなかなか満足のいく物ですので、その上をいけばOKです。
- レンズモーターはSTMを卒業して、ナノUSMに!新型のEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USMが想像以上に良かったです。STMはスリープ問題があるので、今後買いたいとは思いません。
ミラーレスは老眼にやさしい!
今時の一眼レフはほぼ100%がAFですね。すると、メーカーはファインダーを明るくしてきます。
ファインダースクリーンの粗さ・暗さとボケの大きさはトレードオフなのです。各メーカーがんばって色々と手を打っていますが「暗い=ボケが大きい」という公式は崩せません。「明るくてボケも大きい」ファインダースクリーンは作れますが、同じ作り方で暗くするともっとボケが大きく、ピントの山がつかみやすくなるわけですから。
なので、最近の(特にキヤノンの)一眼レフでマニュアルフォーカスするのは大変につらいです。昔はキヤノンF-1の全面マットスクリーンを使ってスイスイとピントを合わせていたものですが・・。
そこでミラーレスです。
極端にシビアなピント合わせではマニュアルフォーカスまたはフルタイムマニュアルを使うことが多いと思います。
例えばポートレートで顔のアップ。瞳にピントを合わせたいならAFポイントを移動するよりもフォーカスリングを回した方が早いです。しかしその時のピントのヤマがつかみにくい!ミラーレスなら拡大機能で楽々です。
そのあたりの操作性がいい物を作って欲しいですね。
ボディだけでなく、レンズと合わせた小ささを
私がEOS Kiss X7にはまったのは、EF-S24mm F2.8 STMというベストな組み合わせが出てからです。現行ラインナップだとEF-M22mm F2 STMが相当しますね。写りも素晴らしいと評判のレンズです。安いのもポイントですが「撒き餌レンズ」と呼ぶには少々高いです。
ただ、他が良くないですねえ。
EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM
現在メインの標準ズームです。なんで沈胴式なんだ!?長くても良いので、細くしてくれた方が携帯性がアップします。
EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM
描写もなかなか評判のレンズです。しかしこれも沈胴式。あんな「ちょっとだけ」縮めても意味無いんじゃ?
EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM
一番中途半端。ボディと組み合わせると意外と大きいし、暗いし。便利ズームというには便利じゃないし。
EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
まあ、良し(^_^; このクラスの望遠は目的をハッキリさせて持ち出しますので、もう少し大きくても良いと思います。その分明るくして。
EF-M28mm F3.5 マクロ IS STM
大期待のレンズです。メッチャ面白いです。先端のLEDも楽しみです。換算45mmというのも魅力です。F2だったらもっと良かったなあ。スーパーマクロは実用面ではオマケ程度に思っています。
EF-Mレンズラインナップを強化して
EOS MF1(?)がEOS 80D以上のクラス・7Dも狙える機種として出るなら、軸になるレンズ群を揃えて欲しいものです。
小三元ズームの内、標準ズーム
フルサイズなら16-35、24-70、70-200mmのF4ズームです。大三元はF2.8になります。
APS-C、しかもミラーレスならばレンズの小型化が可能なので、まずは標準ズームを高倍率化して一本用意して欲しいものです。
具体的には24-120mm相当のEF-M15-75mm F4 IS USM!無理に小型化しなくても、そこそこの小ささでできると思います。
これを軸にして超広角/望遠は後日出していく、と。
標準の標準
50mm F1.4相当は必ず出して欲しいものです。EF-M30mm F1.4 USM。ISはいらないかな?なるべくコンパクトなのが良いです。最短撮影距離が30cm以内だったりすると、とっても魅力的です。
描写を優先した単焦点
「APS-Cでミラーレスで」というと、各社便利レンズを優先するきらいがありますよね?まあ、それが売れるんでしょうけど。
コンパクトで、無理をしない明るさで、けれどキレッキレの描写をする単焦点をラインナップして欲しいなあと思うのです。
EF-M15mm F2.8 USM(24mm相当)、EF-M17mm F2.8 USM(27mm相当)、EF-M50mm F2.8 IS USM マクロ(80mm相当)。最初はこのあたりで。広角レンズは、あえて大きなボケを期待せず。50mmは明るさを抑えながらもマクロにしてボケを楽しめるように。
ライカのMレンズのように、コンパクトだけれども高解像度・高コントラスト、ただし明るさは期待せずな物だと嬉しいです。
ここまで待たされたんだから!
Kiss X7の発売が2013年ですから、もう4年も経ちます。後継機の噂は出ては消え出ては消え。
EOS Mも最後発で出たわりにはパッとせず(売れてはいるようですが)。
本当なら次はいきなり「フルサイズ・オールラウド・ミラーレス」といって欲しいところですが、噂に上がっているのはAPS-C機ということでこんな妄想をしてみました。
EOS Mシステムをちゃんと引き継いで、真に一眼レフの代替となるミラーレス、期待してます。
この記事は2016/06/14に公開され、33 views読まれました。