邦楽トリバンフェス@川崎クラブチッタ撮影、EOS R実戦初投入で「とても良く撮れるカメラ」。
2019年02月26日
2001年から始まった邦楽トリビュートバンドフェスティバル(略称トリバンフェス)もついに第9回を迎えました。第2回からは川崎クラブチッタという大箱に会場を移して、観客も増え続けています。
今回の出演は
- ダンセ★マンバンド(ダンス☆マン トリビュート)
- スズキ☆マンwithミラーボーラー☆Familyズ(THE☆FUNKSトリビュート)
- シークレットゲスト・THE FUNKS!
- X東名阪(X JAPANトリビュート)
- Y&Y(ゆず トリビュート)
- HOME BOUND (浜田省吾 トリビュート)
- LOTOS (中原めいこ トリビュート)
- 米来CLUB(米米CLUB トリビュート)
- 雷飢魔Ⅱ(聖飢魔Ⅱ トリビュート)
- Mii(髙橋洋子/新世紀エヴァンゲリオン トリビュート)
- FAI(BOOWY トリビュート)
- いとしのエリーズ(サザンオールスターズ トリビュート)
ダンスマントリビュートの後に、本物THE FUNKS!いやあ、カッコ良かった!
バンドはコピバンのままで。コーラスも。演ってる人も観客も、みんなファンなわけだから大興奮なんです。
THE FUNKS!を知らない人は、ダンスマンとTHE FUNKSを調べてみてくださいね。
http://i-cept.com/THEFUNKS/thefunks.html
ダンセ★マンバンド
スズキ☆マンwithミラーボーラー☆Familyズ
X東名阪(X JAPANトリビュート)
Y&Y(ゆず トリビュート)
HOME BOUND (浜田省吾 トリビュート)
LOTOS (中原めいこ トリビュート)
米来CLUB(米米CLUB トリビュート)
雷飢魔Ⅱ(聖飢魔Ⅱ トリビュート)
Mii(髙橋洋子/新世紀エヴァンゲリオン トリビュート)
FAI(BOOWY トリビュート)
いとしのエリーズ(サザンオールスターズ トリビュート)
例によって、サザンオールスターズトリビュート「いとしのエリーズ」カメラマンなわけですが、この日限りは「トリバンオフィシャル記録」として入場しています。19時の開演から11バンド+ゲスト、21時半まで5時間半撮りっぱなしです。ww太ももと脹ら脛がヒクヒクしています。
ミラーレス・EOS Rはライブ撮影に使えた!
EOS Rが出て思い切って一眼レフを全部処分してビクビクしていたのですが、結果「キヤノン初のフルサイズミラーレスEOS Rは屋内ライブステージ撮影に使えた!」という結果でした。
ポイントは
- 寄ってもウエストアップ、全身以上のカットが多いので「サーボ瞳AF」は使えなくても問題無し。
- 黒バック・逆光と、現像時の調整前提で撮っていましたが、撮影時にかなり調整できた。
- バッテリーの保ちを心配したため連写は控えめ。おかげで被写体を真剣に見た。
- 手振れ補正が異様に強力。
- 現像時に気づいたけれど、RAWの調整幅(ダイナミックレンジ)が明らかに広がっている。
- 右側半分相対位置タッチ&ドラッグAFの反応は良いとは言えない。いっそ絶対位置の方が使いやすいかも?
- EFレンズ+マウントアダプターは、RFレンズと比べて使い勝手においては遜色無い。
- それにしてもRF24-105mm F4L IS USMは高性能!
Av・F5.6・ISOオート(シャッタースピード低速限界速め)・顔認識サーボAF
寄ってもこの程度。
離れるとこのぐらい。
F5.6まで絞れば、今回の3本(RF24-105/EF16-35/EF70-300)では瞳AFの必要性がありませんでした。被写界深度に入っちゃいますからね。
一眼レフではあまり使わなかったサーボAFは積極的に使ってみました。途中でフト思ったのは「乗り移り特性」を低めにした方が良かったかなあ?ということ。例えばボーカルTOWAちゃんの前をダンサーが横切ると、ピントがダンサーにくっついていっちゃう(けして私の好みを反映したAFということではなく)。ヒキで撮っている時ほどその傾向が顕著です。次回は調整して臨んでみようと思います。
Fvモードは事前にテストしてみたのですが、どうもまだ感覚的に合わない・・・Tv・Av決め打ちでISOオートということもできるのですが、感覚的に、ね。
シャッタースピード低速限界速めなのは、ダンサーがブレてしまうからです。手振れしなくても、被写体ブレします。だいたい1/250秒が限界です。あまり速めに振り過ぎると、今度はISOが上がりすぎてしまいます。以前はISO3200ぐらいが使える限界だったのですが、本当に高感度画質がきれいになりましたね。あれがたい限りです。まるで写真が上手くなったような気になります。
「顔認識サーボAF」は、レンズを向けた途端にピタッと!とはいきません。被写体認識をして、そこからAF枠がパラパラっと動いて、いつの間にか顔認識しているという感じです。これが爆速になるには、CPUの高性能化が必要なのでしょうね。DiGIC9とかX(テン)とかでしょうかねえ?楽しみです。
α7シリーズはAF枠がもっとチラチラして小魚の群れのように顔に集まります。EOSはもっとコマ落とし的な動きで、一度顔を捕まえると離さない感覚。α7の方が感覚的には「顔を捕まえに行ってる!」という感じがしますが、できあがった写真の歩留まりはEOSが勝っているように思います。
ミラーレスだからこそ、露出補正。
ミラーレスの最大のメリットの1つですよね、露出補正。
こういうのはまだしも
明暗まぜこぜのこういうのは、現場でできる限り調整して、さらにRAW現像しないと。
これなんて、普通に撮ったら客席真っ黒・バンドの顔は真っ白ですよ。照明はもう少しギラギラしてる方が良いのですけどね。そうするには現像時にマスクでもかけないとww
また、EOS RはRAWデータのダイナミックレンジ(ラチュード)も広がったのかなあ?以前に比べて、シャドウを持ち上げても荒れなくなった気がします。
バッテリー5本持っていきました。
先週月曜日にペット撮影をしました。犬・猫・ハリネズミ・イグアナ・カメレオン!
まあ所詮はペットよ、と高をくくってバッテリー2本持っていったら足りなかった(T_T 撮影枚数1800枚。「はい笑って〜」の通用しない相手では一瞬も電源を落とすことができず、連写も多用。そりゃあバッテリー喰うわけだわ。
そこで今回はEP-L6も含めてバッテリーは5本用意。前日にあらためてフル充電しました。
結果、2本で足りちゃった(*_*
撮影枚数は1700枚。コマメに電源を切ったとはいえ、よく保ったものです。
ちなみにSDカードは購入したばかりのProGrade 64GB一枚で足りました。不漁だったらまずいので、事前に撮影チェックしてありましたよ。もちろん、予備もたくさん。
手振れ検知の向上のおかげ?
なんかね、シャープなんですよ!
等倍で見ても睫毛とかクッキリしてるし。
高感度画質が向上したおかげで荒れなくなったおかげも当然あるとは思いますが、明らかに手振れが減っています。ダンサーの手は被写体ブレしてるのにねえ。
RF24-105mm F4L IS USMの手振れ補正能力は向上していますが、EFレンズは変化していません。それでも手振れ補正効果は向上してるように見えます。ボディ内では補正せず、センサーでの検知が働いているだけなのですが。まあ、手振れ補正を搭載していないレンズには無効なのですけどね。
RF24-105mm F4L IS USMはイイ!
何撮っても速くてシャープで、ボケも素直です。「ズームだからボケがゴチャゴチャしても仕方ない」ということが無いです。
ただし、あの「ズームリング段差デザイン」はいただけないなあ。予告されているRF15-35mm F2.8 L IS USMもそうですよね。F2.8はパスしてF4が出たら買うつもりですが、全然使いやすくないんですけど?見た目変でも使いやすさ由なら良いのですけどねえ?
タッチ&ドラッグAFは、うーん?
オレンジの丸が出てきて移動できるタッチ&ドラッグAF。とても便利なのですが、操作感が「?」です。
こういうシーンでは顔認識も働かず、露出も背景に引っ張られてオーバーしています。あえて現像調整せずに掲載しました。
これがね、タッチ&ドラッグAFを顔に合わせると
見事に露出も調整してくれます。AF任せだとトランペット先端に合っちゃうんですよ、コレ。
機能・性能・使い勝手は満点のタッチ&ドラッグAFですが、操作感だけはまだ×。
- 移動速度が遅い。
- いちいち認識が入るようで、ひっかかりを感じる。
- 目的地に持っていっても、近くに目立つ被写体があるとAF枠が勝手に引っ張られる。
ベストは「なんとなくスッと持っていくと、目的の被写体にピタッと合う」ですが、次善の策として
- 移動速度
- 被写体認識感度
- 目立つ被写体とドラッグ位置の優先度
あたりを微調整できるようになったら良いなと思います。
それにしても思い切った!
40年使い続けた一眼レフを全て手放して、完全ミラーレス生活に入りました。
パーティースナップで困ることはありませんが、メインの1つ、ライブ撮影でこんなにしっかり働いてくれるなんて予想外の喜びです。もう1つのメイン、ポートレートでは瞳AFが大活躍ですしね。
さらに速いマシンが出ればうれしいですが、EOS RPも実は期待しています。
- 小さい・軽い・出っ張りが少なくてバッグに入れやすい。
- そこそこ安い。12万円ぐいらが買い時かと。
- 思い切って操作部を減らした。使わない操作部は、いっそ無い方が良い!
- 案外とケチらず、バリアングルだし2600万画素だし、サーボ瞳AFだし。
これでパンケーキが出たら即買いです。本当はゴールドモデルが欲しいけれど、不要な物まで付いてきて高いものなあ。
あとはRF24-240mm。キヤノン初?のコンパクトな高倍率便利ズームです。「ミラーレスだからできました!」と、RF20-200mmあたりが出たら予約なんだけど、これも良さそうです。旅ズームではなく、ライブ撮影で使えるんですよ。
さて。
いよいよ終末にはCP+2019です。
Lマウントアライアンス、EOS RP、RF新レンズ、ニコンZの瞳AF確認、GRIII、もしかするとAPS-Cαの新型、シグマの超望遠ズーム、コンパニオンのお姉さん、見る物たくさんです。初日ビジネスタイムに行ってきます。
おまけ
この記事は2019/02/26に公開され、180 views読まれました。